まんがあれこれ ふたつのスピカ 16
先週余裕があったのは、ナベ先生が次号休載だからです。
さあ、今週は忙しいですよ。
○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第33楽章 夏の祭典 (渡辺道明 ヤングガンガン)
仕事場で。
「……グスタフ、バカだなあ」手元に原稿回ってきて、思わず口をついた誉め言葉。
ちなみにナベ先生も、自分でチェックしてて「バカだなあ」とつぶやいてました。
やはり続いていました、グスタフ&ブラーチェの妄想。特にグスタフの妄想はどこまで行くのでしょう。背は伸びてるし顔は違うし、もう帽子しかシェルの痕跡が残っていません(笑)。
そんな妄想を引き起こしたのが、同級生の「女生徒たちは水着に着替えるのかな」という一言。そのコマに、どこかで見た人がいます。
「ラッキーナイト・カスタードくん」連載時は、僕も「ケッタ・ゴール!」を連載していたので、カスタードくんやチョコ・パ姫、シフォンちゃんの仕上げをするのは初めてです。新鮮。
「カスタードくん」にも勇者様御一行が登場しており、「デザート王国は、きっと南半球にあるんだよ」と当時言っていたのを思い出しました。留学ですかね。恋の三角関係はどうなったんでしょうね。
ラスト、編隊で輸送機が。前作では飛行船が飛んでいましたが、二十年で進歩した模様です。鳥の頭が生えているファンタジーな飛行機ですが、でも飛行機。描いてて懐かしい。
なんか今回は、ところどころ懐古調気分で仕事していたのでした。
先週末、打ち合わせ後にナベ先生がウチに寄って、今後の話。
次号休みですが、その後に……。
○ 築地魚河岸三代目 28 (作・九和かずと 画・はしもとみつお 小学館)
こういう青年誌の職業物は、安定感が魅力。手堅く、きっちり読みやすい。いつも通りに面白い。
こういう方面、もっと開拓してみようかな。
内容と関係ないんだけれど、もし市場が豊洲移転になったら、この漫画は「豊洲魚河岸三代目」になるのだろうかと、ふと気になったのでした。字面は「築地」の方がいいなあ。
○ ふたつのスピカ 16 (柳沼行 メディアファクトリー)
最終巻。
アスミは宇宙へ飛び立ち、みんなそれぞれ己の道を進む。
人気に寿命が左右される連載で、過不足なく描き切った物語を楽しめるチャンスは、あまりなく。
そんな中、最後まで丁寧に、キャラクターの気持ちを大切に描き切って。
そしてその先の未来まで感じさせてくれる、素敵な余韻を残し。
買い揃えてて良かったと思わせてくれる、素晴らしい漫画でした。
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