今週の雑感記 夢の種が芽を出し花開き
ここ二、三ヶ月ほど、ハイペースで飛ばしてました。すんごい疲れた。
というわけで今週は。
まず仕事明けの火曜、水曜、爆睡。
それでもってローギアで次の仕事へ。
走れる身体を取り戻すため、夜の公園で運動。今いきなりフットサルしたら、たぶん倒れます(笑)。
○ 陣地作り
仕事中、ナベ先生からアドバイスをもらいました。
今僕は基本、子供向けの企画を練っているのですが。
少子化の影響もあり、正直言えば、ビジネス的には大変なジャンルなので、逆に対象年齢を上げたらどうかと。
僕はナベ先生のところでブレーン的な仕事もしています。ナベ先生は僕のそういう部分を買ってくれているわけで、だからもっと込み入った物でも書けるだろうと。ありがたいお言葉です。
ただ、上げると言っても、テイスト的に受け入れてくれる所があるかなーと思っているので、難しいのですが。
将来的には。
あの辺から入って陣地を作り、あっちの方に伸ばしてって、みたいなイメージはあるのです。
あさのあつこ先生の本を最近よく読んでますが、すごく憧れますね。あんな感じ。「テレパシー少女蘭」のような楽しい話もあり、「NO.6」のようなシリアスな話もあり。「バッテリー」は子供向けの手加減なんて全然感じなくて、児童文学というより、「児童(が主人公の)文学」だったし。
あそこに行くためにも、まずは最初の陣地を作らなくてはいけません。そのためにも次の企画。少しずつ、構成を練っています。
○ 夢の種が芽を出し花開き
光駆動ナノマシン 光で操る“細菌サイズ”ロボ
細菌サイズの医療用ロボットが、患者の体内に入り込んで病気を治してくれる-。SF映画「ミクロの決死圏」(1966年公開)のような医療技術が、実現しようとしている。名古屋大学工学研究科の生田幸士教授が開発した「光駆動ナノマシン」だ。光で加工し、光で動かすのが特徴で、今年2月には、世界で初めてロボットによる赤血球の解剖にも成功。さまざまな病気の治療法が、根本的に変わるかもしれない。(伊藤壽一郎)
≪精緻な立体加工≫
「このカブトムシやロボットは細菌とほぼ同じサイズです。微細な立体加工技術がナノマシンを実現しました」
顕微鏡の写真を見せながら、生田さんは語る。
物質をナノメートル(100万分の1ミリ)レベルの分解能で加工するナノテクノロジーは、主に半導体分野で発展してきた。この分野は平面加工が中心だが、生田さんは「立体を作りたい」と考えた。長年、医療ロボットの研究に携り、ナノテク応用の必要性を感じていたからだ。
精緻な立体加工を可能にしたのが、92年に開発した世界初の「マイクロ光造形法」という技術。紫外線照射で液体から固体に変化する性質を持つ光硬化樹脂に、凸レンズを通して紫外線レーザーを当てる方法で、液体樹脂内の焦点部分だけが透明に硬化する。液体部分を洗い流すだけで設計図通りの3次元構造が完成する。
開発当初の分解能は5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)だったが、その後の研究で約50倍の100ナノメートルレベルまで向上した。光造形法の利点は、光学顕微鏡程度の装置で時間も手間もかけず製造できることで、現在はナノレベル立体加工技術の主流となっている。
≪生きた細胞つかむ≫
医療用ロボットとして動く原理は、微小世界で作用する物質のユニークな性質を利用した。
「液体の中に置いて赤外線レーザーを照射し、部品内で焦点を結ぶ。レーザーの焦点を動かすと、部品はそれに追従して動く」
レーザートラップと呼ばれ、物体が透明かつ微小な場合に初めて可能になる。これを応用することで光駆動ナノマシンが実現した。
光で動くナノマシンは「押す」「動かす」「つかむ」などの動作が可能だ。押す機能に特化した「ナノムーバー」は、直径数マイクロメートルのイースト菌(酵母)や赤血球を生きたまま壁に押しつけ、力の大きさと形状変化から硬さを計測する実験に成功した。
「生きたまま細胞を操作するのは非常に難しいが、ナノマシンだからこそできた」という。
ロボットハンドのような「ナノマニピュレーター」は、モニターを見ながらコントローラーを操作して、細胞を動かしたりつかんだりできる。生田さんは「さらに細かい操作が可能になるよう、対象からはね返った力がコントローラーに伝わるシステムも完成している」と語る。
≪赤血球解剖に成功≫
将来的には内視鏡と組み合わせ、人体内で動かすことを目指している。患者の体外で細胞を操る再生医療への応用も期待されており、さまざまな医療分野で新しい武器となりそうだ。
2月には、極微の針(ナノニードル)をメスのように操作し、赤血球の解剖に成功した。細胞内にナノマシンを入れ、細胞器官を調べる研究も進行中だ。
「鉄腕アトム」にあこがれ、小学生時代からロボット作りを夢見ていた生田さんは「今の夢はロボット工学から医療に改革をもたらすこと。多種多様な光駆動ナノマシンを開発していきたい」と話す。
産経新聞09/8/3
うわー、来るよ、ナノマシンが働く世界。
という感動がまずあって。
最後の一文「鉄腕アトムにあこがれ……」に、力づけられました。
当然ご本人の努力が花開いたわけですけれど、その最初の種がアトムと聞くと嬉しい。
子供達に夢の種を植えつける仕事というのは、ただ儲かる儲からないだけじゃなくて、こうして何かにつながるんだから、とてもやりがいのある仕事だと思います。例えビジネス的に厳しくても(笑)。
がんばろう。
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