砂の覇王9&女神の花嫁前編
仕事中。
もちっとがんばると、休みの日が作れるかもしれないという瀬戸際。
休めるのか、次につながってしまうのか。
そしてこれが感想文最後のストック。はー、本読みながらごろごろしたいー。
○ 流血女神伝 砂の覇王 9 (須賀しのぶ コバルト文庫)
バルアンの野望達成の手助けとなるべく、バルアンの兄シャイハンの招きに応じヨギナにやって来たカリエ。手助けとはすなわち、このシャイハンを殺すこと。
しかし、ロゴナ宮で出会った時の、バルアンを敵視しカリエの素性を暴こうとした第一印象とは違い、普段のシャイハンは優しく思慮深い、むしろ名君だった。自分の行いが正しいことなのか悩むカリエは……。
ということで「砂の覇王」完結。カリエはバルアンと結ばれ、めでたしめでたし。
というわけには行かないんだよな、という事を思い起こさせるのが、その次のシリーズであるこちらです。↓
○ 流血女神伝 女神の花嫁 前編 (須賀しのぶ コバルト文庫)
ザカールの長老(クナム)と、ザカルエフィ(女神の娘)の子として生まれたラクリゼ。女神ザカリアの血を色濃く受け継ぐ代々のクナムと比べても、その素質は目を見張るばかり。誰もが立派な次代のクナムになると信じて疑わなかった。
しかし、ラクリゼには誰にも知られてはいけない秘密があった。女神の加護を受けた代々のクナムは、必ず男児。なのに、999代目として生まれたラクリゼは女で……。
ラクリゼが主人公の外伝。作中ずっと謎として出てきている、ザカール人とザカリア女神の関係について書かれています。
ザカール人以外から選ばれる女神の娘ザカルエフィがカリエなわけですが、同じくザカルエフィとして嫁いできたラクリゼの母は気が触れてしまっています。女神の力を宿すザカルエフィは、その力の強大さに自我が耐え切れなくなるのだそうです。
カリエの行く末には、過酷な運命が待っているわけで。どうなるのかな。
ラクリゼも、この巻ではサルベーンと仲がよいのですが、今ではすっかりこじれています。何があったのかなー。
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