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2009/06/06

今週の雑感記 ぎっしり感

先週末、仕事帰ってきたところで、体力尽きてぐんにゃり。

しかし仕事は続く。ここで根を詰めるとまたへたってしまうかもしれないので、今週はとりあえず睡眠時間だけはがっちり確保して、コンディション調整。

時間を融通しやすいのは自由業の強みですね。通勤もないし。仕事場(机)まで徒歩で二歩だから、みんなが通勤に使う時間をさらに寝る。睡眠時間8時間以上。

よく学生の頃の夢を見るのはなぜでしょう。しかもたいてい困っている(笑)。

○ 世界の果てで愛ましょう 1 (武田すん アスキーメディアワークス)

電撃マ王に連載中の、主人公の男の子が異星からやって来た王子の手により女の子にされてしまうコメディ。第1巻発売。

発売日にネットで評判を見かけ、おお! と。

同じ釜の飯を食った仲の人達ががんばっていると、自分もやらねばと思います。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク シェルの魔法1 (渡辺道明 ヤングガンガン)

今号の粘りの描き直しは後ろ2ページ。後ろ6ページぐらいがもっと印象強くなるように。

引き大切だよねというのはナベ先生いつも言っていて。僕もそう思います。引きのある漫画は、読んでても描いてても楽しいです。

連載って、それだけでもけっこう引っ張れるんではなかろうか? それぐらい重要な気がします。

しかし、引きでドーンとはったりかましすぎると、絵に引っ張られて話が変わってくることも。サラッと流すつもりが、思ってたよりインパクト出ちゃってどうしよう、というような。

どうするんですか、ナベ先生?(^^;;)

○ ぎっしり感

実家に帰ればそろってるんだけど、持ってくるのがめんどくさいので購入して読みました。「サイボーグ009」。

週刊手塚治虫(NHKBS-2)を見てても思うんだけど、昔の漫画は、すごいテーマをドーンと子供に提示しているなあとつくづく感心します。

というより、ぱっと読んで面白く、その奥には考えさせるテーマがある、そういう中身がぎっしり詰まった作品だから名作として残ってるんですね。

「サイボーグ009」は、機械により身体能力を高められた超人が仲間と共に悪と闘う、というエンターテインメント作品であると同時に、その敵の設定で世界情勢を織り込み、争いをやめられない人間の業まで掘り下げています。

しょっぱなから東西冷戦と核兵器による人類絶滅の恐怖を取り上げ、それで戦争が起きなければ武器商人の皆さんは困るでしょう、だから未来の戦争は宇宙で起こし、そのために宇宙でも戦える兵士、サイボーグが必要なのですという世界設定。

ベトナム戦争の裏では、そこを新兵器の実験場にしている「黒い幽霊(ブラックゴースト)団」がいるのだ、とか言い切っちゃいます。

最近の少年誌にも現実を反映させた話は載っていますが、リアルなシリアス路線で上の年齢向け。荒唐無稽でまんがまんがした子供っぽさとは棲み分けられてる感じ。

実際、打ち合わせでも、子供のものはこう、これぐらいの年齢ならこう、こういうお客さんにはこうと、棲み分けが前提になっている感があります。

それは業界が成熟してデータがそろい、昔に比べたらマーケティングがしっかりしているのだから当然だよなとも思いつつ。

でも作り手としては、一番効率のよいものづくりでは味わえない面白さとか喜びとかがあって。

しかも自分は、絵柄は子供っぽくまんがまんがしてるけれど、科学やら経済やら世界情勢がどうしたとか、そういうことに興味があったりするので。

難しく描きたいと思ってるわけではないのですが、こういう中身ぎっしり感にはあこがれるのです。

無理せずサラッとにじみ出るように描けたらいいですねー。

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コメント

わ~~い!!かわせさんありがと~~!!

投稿: 武田 | 2009/06/07 20:02

順調そうで何より(^^)/
負けないようにがんばるよ!

投稿: かわせ | 2009/06/08 09:12

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