狼と香辛料 Ⅴ
今週は自分の仕事を進めるウィーク。しかし、思ったより進んでいません。
なので食事も仕事しながら。プロレスも見てないし、サッカーも見てないし。
朝までに、下書きをあと二枚、できれば三枚進めたい。
のんびり本読む時間ぐらい、ほしいなあ。こちらこの間の仕事明け、のんびり読んでいた一冊。
○ 狼と香辛料 Ⅴ (支倉凍砂 電撃文庫)
テレオの街を無事出発したロレンスとホロは、ホロの伝承が直接残っているという町、レノスへ向かった。毛皮と木材貿易で栄えるレノスだったが、着い てみると様子がおかしい。毎年行われていた北への大遠征が中止となり、それを当て込んだ毛皮産品の需要が激減。現在町では、毛皮をそのまま他の土地の業者 へ流していいものかどうか、検討中なのだった。
ただ流せば市中の毛皮加工業者への打撃となる。町は毛皮の買い付けに制限を設け、現金取引に限るつもりだ。ここで資金を調達して毛皮を買い付け、川 下の町へ流せば、二倍の利益になる。宿であった商人エーブに、一つ噛まないかと持ちかけられたロレンス。ただし資金調達の担保は、貴族の娘に扮したホロ……。
基本的にこのシリーズは、いろいろな商取引に絡めた緊張感ある駆け引きと、ロレンスとホロの駆け引きに満ちたやり取りが中心となって構成されています。
小説の一冊の方が漫画の一冊よりストーリーの分量が多いので、考えてみるとかなり長いこと、特に後者の部分で一見同じようなことを繰り返していると言えるでしょう。
ぶっちゃけて言うと、あんたらお互い好意を持っているくせに、なんで素直になんないの、もう、という展開(笑)。
でも読んでいると。
巻を重ねるごとに、少しずつ関係が深まっていく様が楽しめるわけで。
そうやってちょっとずつ進めて、ぎっちり積んであるからこそ。
関係が変わるターニングポイントで、おう! と驚くわけですよ。
漫画とかドラマとか、最近速い展開の物が多いんだけど、これだけぎっちり人間関係積んだ物語は、やっぱり楽しいですね(^^)/
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