今週の雑感記 アンナ・アップルトン進行中
このお知らせも最終回となりました。
アルファポリス漫画大賞に「Nano-matic」で参加中。
読者投票が反映されるコンテストです。漫画の下にあるバナーをクリックすると投票されます。応援よろしくお願いしますm(_ _)m
月末終了のこの大賞。あとは最後の直線です。
この賞、けっこう長く感じました。
普通の漫画賞の選考期間はもっと長かったりするんですけど、この賞は途中経過がずっと出てるので常に意識させられて、感覚的には逆。ふう。
さて今週は、というか今週も、お忙し仕事週間でありました。
まあどっちにしろ暇があってもなんか描いてるんですけど、タイトな締め切りがあるのとないのとでは、精神的な疲労具合がだいぶ違うのです。
むりやり遊んでリフレッシュしないと。こいつもあるからあと一ヶ月は忙しいので。
○ 進行中
6月末を目標に進む実験企画「アンナ・アップルトンの冒険」。十九世紀末のロンドンを舞台としたミステリー。
幾人かにチェックを受けたところ、まだ直すところはあるけれど、全般的にはいい手ごたえ。
問題は前の仕事がずれ込んで、スケジュールがタイトになっていること。「ケッタ・ゴール!」なんて、コマも割ってセリフも当たりも入ってて、あとはちょこちょこっと絵を入れるだけなのに、進めるひまなくなってるほどで。
とにかくがんばろう。
○ 流血女神伝 砂の覇王 6 7 (須賀しのぶ コバルト文庫)
エティカヤの首都リトラへと向かう海路の途中、海賊に襲われたバルアン一行。その海賊をさらに襲って、一行を奪い取ったのは、海の民なら皆が恐れる エティカヤの大海賊トルハーン。実はバルアンの友人で、少々予定は狂ったが、元々海賊に襲われたふりをして姿をくらます予定だったのだ、とカリエは知らさ れる。
その頃ルトヴィアでは、常々被害にあっていたトルハーンの一族を討伐するための、新艦隊が出航しようとしていた。実質その艦隊を率いるのは、トルハーンの旧友ギアス海佐。切れ者の海佐の策略にはまり、カリエの乗った船も窮地に陥り……。
今度は海賊だ! ホントに次から次へと立場の変わるカリエですが(笑)。
エンターテインメント作品の要所として、相手の立場で作品には都合の悪い部分はあえて描かないことにする、というのがあります。
ぶっちゃけ世の中に完全な悪も完全な善もないわけで。でもそこをディフォルメしてやらないと、ページ内で解決しない。
ちなみにそれを推奨するのは当然作品内だけ。米国みたいに自分達の正義を絶対視して相手を悪と決め付けると、目的のためには手段を選ばずになってどんどん泥沼化。それはさておき。
カリエはいろんな所を巡っているうちに、いろいろな立場の友人知人ができています。このままいくと、凄い板ばさみにあうはず。
ただ単に、人と人との争いは辛く苦しいものなのだ、という展開になるのか、それとももっと大きな解決策が出てくるのか。さてはて。
続いて7巻。
海戦の最中、海に落ちたカリエは、ギアス海佐の載る敵の旗艦に救われる。海戦はルトヴィア側の勝利に終わり、トルハーンは捕らわれ、バルアンは姿をくらました。
表向きには今は亡きギウタ皇国のカザリナ皇女でバルアン王子の正妃であるカリエは、丁重に扱われ、首都タイアークへと招かれる。皇帝ドミトリアスと皇后グラーシカはカリエを優しく迎えてくれるが、ロゴナ宮ではなにやら不穏な動きがあり……。
という事で、さっそく板ばさみにあうカリエです。方々にゆかりのある人たちがいて、みんな好きな人達だけれど、立場が違って相容れないという。
ここまで劇的ではなくても、現実にあることですね。立場が違うから話してもだめだ、となると、ホントに困るんですよね。さあ、カリエはどうするのでしょう。
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