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2009/05/09

4/25NOAH後楽園 されど3年

GWサッカー連戦で書きそびれていた、4/25NOAH後楽園ホール大会の感想です。

書きそびれているうちにグローバルタッグリーグは終了してしまったので、そちらのカードは置いといて。

GHCJrタッグ選手権、王者金丸&鈴木vs挑戦者青木&伊藤の感想を。

この試合の鍵は伊藤君でした。

磐石の王者組に対して、若手二人が組んだ挑戦者組。さらに青木君は挑戦経験があるのに対して、伊藤君は初挑戦。一番格下と思われる伊藤君がどこまでがんばれるか。

結果は伊藤君が想像以上にがんばって、想像以上の大熱戦。

特に鼓太郎選手の必殺技、ブルーディスティニーを3カウントぎりぎりではね返した後。

さらに危険な大技、レクイエム(肩車した相手の手首を取り、足元にまっ逆さまに引き落とす)を、リバースゴリースペシャルボムで切り替えしたひらめきがお見事。

リバースゴリースペシャルボムは、昔女子プロレスラー山田敏代選手が使っていた必殺技。相手かがませて、それに背を向け後ろ向きに相手の腕を取り、くるりと回って担ぐと相手は腕を決められ逆さづり、そこから後ろにどすんと落とすという……。

こうして言葉で説明するのがとても面倒な、プロレス技の中でも一二を争う難解な技。威力は絶大だけど、手間がかかりすぎてたいてい途中で切り返され、決まるところがめったに見られない技です。

確か伊藤君は、この技をフィニッシュに使おうとしていた時期があったような……。やはり使いづらかったのか、最近はデスバレーボムやドラゴンスープレックスが決め技でしたが、それが炸裂。

まだ短いと言われるキャリアは、たかが3年、されど3年。積んできたものが出た瞬間。

挑戦者組は奇襲をかけて序盤はがんばったけど、やはり王者組のペース、やっぱり貫録勝ちされちゃうのかなーと思ってたところに、この技が。鼓太郎選手、大ダメージ。

あれ? もしかして行ける? と、ここから身を乗り出して応援です。

結局はやはり王者組防衛でしたが、予想を超える熱戦でした。満足。

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