今週の雑感記 クースー!
今月は隙間時間を見つけて「ケッタ・ゴール!」を進めよう、と思ってたんですが。
別の企画も進めなきゃいけないという話が、本日急浮上。
隙間時間自体がほとんどなくて困ってるのに、どうしよう。
○ クースー! ~さくらと秋奈 夢の酒~ (あおきてつお ビジネスジャンプ)
さくらは、蔵元の孫娘でお酒が好き。東京から沖縄・宮木島へ帰ってきた。しかし故郷を離れ15年ぶりの帰郷。祖父祖母の顔もおぼろげで、連絡先も分からない。
蔵元の名前だけを頼りに探す道中、さくらは美人で有名なバーテンダー秋奈に出会う。有能なバーテンダーという評判の秋奈は、実は洋酒が全然ダメで……。
あおき先生の新連載。
扉に「古酒をめぐる人生再生ストーリー!!」とあります。まだ一回目なので出てきてませんが、二人とも何か思うところがある様子。どうなるのかな。
つい先日あおき先生から制作秘話をうかがったので、ここがそうかと絵をながめてしまいます(笑)。
新連載なので、画像は前作「島根の弁護士」。仲間由紀恵主演でドラマにもなりました。
○ 流血女神伝 帝国の娘 (須賀しのぶ コバルト文庫)
前後編の二冊組。
ルトヴィア帝国の国境にほど近い田舎の山村で猟師の娘として育ったカリエは、ある冬の日、狩りの最中にエディアルドという貴族風の男にさらわれる。
気付いてみれば貴族の館。カリエは、ゼカロ公爵の病弱な孫、アルゼウスの影武者として、次期皇帝の選定に備えカデーレ宮に送り込まれるのだという。
大体性別だって違うし無茶だという抗議は聞き入れられず、断ればカリエ自身ばかりか両親の安否も危うくなり、カリエはしぶしぶその役目を引き受ける。
貴族達の身勝手さ、身近な者にさえ影武者としての役割しか望まれていない虚しさを感じながら、役目を全うしていくカリエ。しかし彼女には、大きな出生の秘密があって……。
みんなが持っている面白さの物差しは、それぞれの好みに合わせていろんな方向向いているというのが持論です。
というわけで面白いという事には、好みの方向にぴったり合っているという場合と、向きは違っているので実際の長さより短く測ってしまっているが、作者の力量が高く元の長さがとても長いので面白く感じる、という二つのパターンが考えられ。
こちらは後者でした。
タイプとしては好みの話じゃないんだけど、内面がしっかり書かれ、筋立ての妙もあり、カリエの行く末がとても気になる。面白い。
でもこのシリーズすごく長いみたいなんですよねー。本編だけで、25巻ある。
カリエのオチ、最後まで見ないと分かんないのかな。
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コメント
沖縄を舞台にしたそういうマンガがあるとは知らなかった。
人生再生かぁ。NHKのドラマといい、沖縄にはそういうキーワードがあるのかな。それとも、本島と離れて、現実から離れることでのリセットみたいな気持ちになるのかねぇ。
そんじゃ俺毎日リセットだな。
投稿: しば | 2009/03/16 09:46
「人生再生ストーリー」は、たぶん担当さんがつけたコピーなので、実際どういう話なのかは読んでかないと分からないけれど。
そういう話の舞台としては分かりやすいよね。南の島ののんびりしたイメージあるから。これが北へ行くと逃避行のイメージ(笑)。
とりあえず暖かいのがうらやましい。現在風邪引いて寝込み中……。
投稿: かわせ | 2009/03/17 03:11