今週の雑感記 シェルとグレートのチェルダーシュ
なんか仕事がずっとつながっていて、先週日曜の時点でさらに10日はぶっ通しの予定でした。
そこでナベ先生の仕事が早く終わって、スキーに行けたのは、とてもラッキー。精神的な疲労がかなりきていたので。
すっかりリフレッシュして、今月中の仕事はあと一つ。さあがんばるぞ。
○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第19楽章 シェルとグレートのチェルダーシュ (渡辺道明ヤングガンガン)
やっぱりこのお話は2なので。始めるにあたり、前作との関係をどうしようかと、ナベ先生とよく話していたのです。
水増しや焼き直しにはしたくないナベ先生。でもまるっきり別物では意味がない。
で、前作のヒロイン、フルートのポジションに今回は男の子の主人公を置こうということになり。
ハーメルのポジションはいろいろ紆余曲折があったけど、その息子のグレートが来て。今回は友情の物語なのだと。
なのでシェルは魔族化したグレートをまるでフルートのように受け止め、そのくびきから救ってやり、そして胸をざっくり貫かれるという、オルゴール編のような展開に。
前作を丸々伏線として使えるわけですよ。いいなあ。そういう話が描けるのはうらやましい。
しかしただ焼き直しではないので、今回はさらにそこに別の謎があり。
そして次回はついに……。
第2巻もそろそろ発売です。2/25。
○ 東京ヴァンパイアファイナンス (真藤順丈 電撃文庫)
佐々木少年先生、挿絵のお仕事。
僕も挿絵仕事をしているので、難しいよねと二人で話しておりました。
人様の作品に絵をつけるというのは大変です。しかも漫画と違って、絵一点一点の重要度がかなり増すし。
佐々木先生おつかれ様でした。
僕も今月分をがんばらねば。
○ ムーンスペル!! 霧の向こうに……
ムーンスペル!! 真夏の迷宮 (尼野ゆたか 富士見ファンタジア文庫)
以前読んだ本の、シリーズ第2巻。
王国詠唱士を目指すクラウスは、毎年の試験に落ち続け浪人中。子供向け詠唱教室の臨時講師では生活は厳しい。
そんな時、ひょんなことからまとまった臨時収入を得たクラウス。たまたま募集のチラシを見かけた国家詠唱士試験組合、いわば国家詠唱士を目指す予備校に入学する。しかしその頃、国家詠唱士を目指す若者ばかりを狙った通り魔事件が起きていて……。
夢はあるけどなかなかそれに手が届かないとか、連敗続きで自分の才能に自信が持てなくなっててほめられてもその気になれないとか、なんかこう、主人公に感情移入してしまうものが(・_・;;)
続いて3巻。
詠唱教室の夏期合宿のため、ヤルヴァの森を訪れたクラウスと生徒達。なぜかいつものメンバーも同じ宿。クラウスの気がつかないところで女の子達は争奪戦。
合宿には付き物の夜の肝試し。悪ガキ生徒はこっそり抜け出して、近所の怪しい廃屋探検に。ところがそこで少年に出会ったエルリーは、深刻な顔。楽しく騒がしい合宿は急に深刻な事態となり……。
かわいい女の子達が主人公を取り合って、魔法を使ったアクションがあってと、構成要素はわりとオーソドックスなこのシリーズ。しかし何か気になるなと思っていたら。
主人公の悩みと真っ向勝負するみたい。お手軽に解決する気はないようだ。そこに好感。
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