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2008/12/26

宇宙大戦争

忙しくて書いてなかった宇宙大戦争の観戦記。

闇に染まる東京。ビル街に降り立つダークナイト・サスケ。視線の先に現れた、十字架に張り付けられ晒される盟友、ウルトラマン・ロビン。単身救出に乗り込むも、多勢に無勢。遅れた援軍は無力で、バイクに轢かれ痛手を負う。

しかし混乱の中、ロビンの救出に成功すると状況は一変。正義と悪の全面対決となる。ギャラクシー・アーマーを装備しその悪の力を増大させた佐藤兄弟に苦戦を強いられ、街は破壊されていく。けれど最後はロビンがメフィラス星人を倒し、地球に平和が訪れる。

けれどもそれは束の間の平和に過ぎなかった。佐藤兄弟の恐ろしい予告が響く。「この日本のどこか三つの場所に、ある物を埋めた……」

何のこっちゃと思った皆さん、こんばんは。かわせです。

こちらは先日、ナベ先生と仕事明けに見に行った、みちのくプロレス「宇宙大戦争 再・最終決戦」@後楽園ホールの模様です。

ダークナイト・サスケは、岩手県議会議員になったことでもお馴染みの覆面レスラー、ザ・グレート・サスケのバットマン風ダークナイト仕様。盟友ウルトラマン・ロビン(覆面レスラー)が、双子のヒールレスラー佐藤兄弟とメフィスト星人、ガッツ星人(覆面レスラー)にさらわれたので、助けなければならぬ、という試合。

サスケvs佐藤兄弟の宇宙戦争は、サスケ選手があまりにおかしなことを言うから、あいつは宇宙人だと佐藤兄弟が因縁つけて始まった、何が飛び出すか分からない破天荒なファイトで人気を得た抗争。去年最終決戦したはずなのに、人気ありすぎて続行中。

プロレスというのはほんとに振れ幅広いジャンルで、優劣を真面目に競う競技的な試合もあれば、この試合のように凝りに凝ったドラマ仕立ての試合もあり。熱い試合も好きだけど、こういう楽しい試合も好きなのです。

最初に書いた試合展開にウソがないのがすごいです(笑)。休憩時間に若手がリング上でなにやら設置してるから、なんだろうかと思っていたら、街並みのジオラマ。そうか、ウルトラマンだからか!

ただし電車はプラレール、ビルは紙の箱に窓を手描きという、ほのぼの感満載なもの。そこからラジコンのUFOを飛ばす演出をしようとして、ひっくり返って失敗がまたご愛嬌で素敵。

まずサスケ&飛田組が入場。そして佐藤兄弟も。ウルトラマンが十字架に縛り付けられてます。期待通りのおバカな展開に場内大盛り上がりです。

後楽園ホールに爆音響いたと思ったら、ホントにバイクが入ってきて、サスケ&飛田選手をコーナーポストとの間で圧殺するし。その後自転車にまたがりサスケ選手はバイクにリベンジ敢行、正面衝突して吹っ飛ばされるし。

棺桶の樽をかぶったまま、場外ダイブ、案の定自爆とか、常識では計り知れない展開の数々、非日常のお祭り空間に大興奮。笑ってはしゃいで頭抱えて、とにかく面白かったです。最終決戦とうたいながら、やっぱりまだ続くみたいだから、機会があったらまた見に行こうとナベ先生と言ってました。

さて、お目当てはこの試合だったんですが、感動したのは。

このあとに行われたメインイベント、東北ジュニアヘビー級選手権試合、王者義経vs挑戦者フジタ"Jr"ハヤトの試合。

こちらはうって変わって真面目なタイトルマッチなのですが、とにかく前の試合があんなだから、お客さんがすっかり緩んでしまっている。僕ももうはしゃぎすぎて満腹だったし。この中で試合するの、大変だろうなあと思っていると。

緊張感満載のシビアでハードヒットな試合展開で、緩んだお客さんを引っ張り込む大熱戦。ほんとすごかった。二人のがんばりに、最後涙が出てきたし。

笑ってはしゃいで頭抱えて、それから熱くこぶしを握り締め最後にホロリと泣けてきて。

前座のカードからバラエティーに富んでいて楽しめたし、とてもよい大会でした。

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