狼と香辛料 Ⅲ
仕事が忙しい時期に入り、一コマ漫画を描く時間を失いました。その前の余裕のあった時期には「ケッタ・ゴール!」の続きを描いていたので、描きだめ分もないのです。しかも、そっちも終わってないんだ(嘆)。
風邪っぴきでヘタっていた時、本ばっかり読んでいたので、読書感想文はたまっています。なのでそちらを。まずは。
○ 狼と香辛料 Ⅲ (支倉凍砂 電撃文庫)
旅を続ける行商人ロレンスと狼神ホロ。冬の大市と祭りで賑わう町クメルスンへ。町へ向かう途中、二人は、若い魚行商人アマーティと出会う。どうやらアマーティはホロに一目ぼれしてしまった様子。
ホロの身の上話(建前上の&誇張気味)を真に受けたアマーティは、ホロに結婚を申し込みロレンスに勝負を挑む。ホロがロレンスを選べばすむ話だったのだが、すれ違いから誤解が誤解を生み、勝負の行方は分からなくなって……。
言ってしまえば要するに痴話喧嘩なわけですが(笑)。
心の動きをみっちり描写していること、お互いがお互いをどう思っているかを読者にしっかり伝えていることで、どうなっちゃうんだろうと手に汗握る展開に。どきどき。ページを繰る手ももどかしく。
今回は商品相場と信用取引が出てきます。金融危機な昨今とてもタイムリー。このあいだバイクにガソリンを115円/Lで入れました。この話が執筆されてたころは、上昇局面だったんですよね。
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