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2008/11/29

今週の雑感記 ごろごろ読書

いまだ風邪引き中。

ネームでも切るかと思ったけど、ぼへーとしていてだめなので、ごろごろ読書。

○ 闇からのささやき テレパシー少女「蘭」事件ノート2
  私の中に何かがいる テレパシー少女「蘭」事件ノート3
  時を超えるSOSテレパシー少女「蘭」事件ノート4
 (あさのあつこ 青い鳥文庫)

磯崎蘭と名波翠は超能力を持つ中学生の女の子。ある日二人は、夕方でもないのに空が真っ赤に染まり、見たことない山が窓の外に見えるという、怪現象に遭遇した。

それは超能力を持つ二人だけに見えた現象で、何らかのメッセージ。そんな時、蘭の父親に旧知の友人から手紙が来て、疾風村という中国山地の奥の山村にみんなで行くことになる。着いてみるとそこにはあの山があって……。

とにかく二人の掛け合い漫才が楽しい作品。キャラクターがしっかり立ってて、特に翠が秀逸。嫌な子になりそうな二面性のある性格を、笑いを織り交ぜて上手く書いてる。

蘭の兄、凛にベタぼれで、「ああ、めまいが……。凛さん、わたし、もうだめかもしれない。息が苦しくて……人工呼吸をはやく。」とか、おバカでいいなあと(笑)。

続いて3巻。

ある夜の事。仕事に悩む母の声で目覚めた蘭。もう一度寝るかと思ったとき、街中の動物達が騒ぎ出し、すごい揺れと閃光が襲ってきて、蘭は気を失った。

しかし翌日学校に行ってみると、地震を感じたかどうかは、人それぞれ。不思議な事はそれだけでは留まらず、やがて地震を感じた友達の様子がおかしくなって……。

不思議なミステリーが、やがて地球規模のSF話になってびっくり。しかも留衣が意外に熱いやつでまたびっくり。

そして4巻。

日曜日。蘭、翠、留衣の三人はフリマへお出かけ。そこで留衣は古臭い着物姿の女性を見かける。その女性はなんと首から脇にかけて、ばっさりと刀傷があり血まみれだった。その女性の姿を追ったが、見失った留衣は、会場の隅の出品者に怪しい文箱を薦められる。その出品者の言動も、どこかおかしかった。

家に帰った留衣は、自分の部屋で、買わなかったはずのその文箱を見つける。そしてその傍らに公園で見かけた血まみれの女性。「……らんを……助けて……。」気がついた時、留衣がいたのは商家の大きな屋敷。なんと時は江戸時代……。

この巻は最初からびっくり、タイムスリップ。だんだん話が大きくなってきてますね。

僕は子供のころから本を読むのが好きでしたが、自分で喜んで読んでたのはスペースオペラ。まさにこういうびっくり展開のSFでした。いいですねえ。

あさの先生は「バッテリー」を書いた人ですから、リアルに事細かに心の内をみっちりと書けることは実証済み。しかしこのシリーズはだいぶおもむきが違います。

まずもって超能力者が出てきてますし、植物が意思を持っていて強力な思念エネルギーを発してますし、神様出てきてますし、タイムスリップしてますし……。かなり荒唐無稽なお話。

そして、話の進め方もけっこう強引。都合のいいはしょり方もかなりしてる。

でも要所はきちっと押さえてる。

あえて荒唐無稽に書き、それでいて面白さのツボを外さないんだから、やっぱりうまいなあと思います。

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コメント

毎日更新楽しみにしています。
私も絵を書きますが、かわせ先生のように上手になりたいです。
これからもお仕事がんばってください。

投稿: 山姥 | 2008/11/29 19:01

ありがとうございます。
 
…絵はね…練習するしかないんですよね…(←へこみ中)
でも、見てくれる人がいるので、がんばります。

投稿: かわせ | 2008/11/29 23:18

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