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2008/09/27

今週の雑感記 また熱出た

下がったと思った熱がぶり返し。

今度はのどまで痛い。

扁桃腺炎だって。

本日の川崎戦@国立、行く気マンマンだったんだけど。

薬飲んで大人しくしています。しょんぼり……。

○ シュプルのおはなし Granpa's Treasure Box (雨宮諒 電撃文庫)

お母さんが畑仕事に出ている間、幼いシュプルはおじいちゃんの家に預けられている。でもシュプルは寡黙なおじいちゃんがちょっと苦手。おじいちゃんの家では、話しかけられないように、いつも本を読んで過ごしていた。

そんなシュプルはある日、こっそり入った物置で、大きな木箱を見つける。中にはいろんな物が入っていて、それを見たシュプルはひらめいた。分かった、これはおじいちゃんの宝箱だ! 宝箱の中身を手に取って、シュプルは想像の翼をはためかせ、お話を作っておじいちゃんに話し始めるのだった……。

おじいちゃんも孫と仲良くしたいんだけど、どうも口下手で、お互い様子を探りあうようになっちゃう。そんな二人が、宝箱をきっかけにちょっと仲良くなりましたというお話。シュプルの語るお話が、小さい子供にしてはやたら大人びているのはご愛嬌。

お話の中では、いつも主人公がシュプルで、相棒はいつも読んでいる本の登場人物ムルカ。そのため筋は大人びた話でも、どこか児童文学のような雰囲気で、いい感じでした。

○ 七姫物語 (高野和 電撃文庫)

先王が倒れ、群雄割拠となったある大陸。先王の隠し子とされる姫君を擁立した七つの宮都市が、大陸の統一を目指し覇権を争っていた。

しかし、七宮カセンの姫に選ばれたのは実は先王の隠し子などではなく、テン・フオウ将軍と軍師トエル・タウに拾われた孤児、カラスミ。素性を偽る三人が、天下を目指す物語。

ファンタジーでもSFでも、異世界を扱う物語は、その作られた世界観が、好きな人には魅力になりますが、逆にぱっと見、敷居の高さにつながることもある諸刃の剣なのです。

そこをカバーするのがキャラクターの魅力。キャラクターに魅力があれば、それに引っ張られて高い敷居も越えられる。

どこから来たのか素性の知れない、自信家のテンとトエル、その二人に担ぎ出された少女カラスミ、それを守る無口な護衛ヒカゲ。さらに敵役の姫や、ちょい役のはずの姫お付きの人達までいい味出してて、キャラクターに引っ張り込まれる物語でした。

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