今週の雑感記 そろそろ縦掘り
仕事の予定が見事なくらいにどんどんつながっていく。普段はどこかに休みが出来るのに。
忙しいことはいいことなんだけど、今月載せるつもりだった、「ケッタ・ゴール!おまけ漫画」数ページを描くひまもないのが、目下の悩み。あれー?
○ バクマン。 (作・大場つぐみ 画・小畑健 週刊少年ジャンプ)
デスノートコンビによる、大注目の新連載。漫画家を目指す少年が主人公。
しょっぱなから、けっこう手厳しいネタがふってある(笑)。
職業物の定番としては、夢と理想を語って、それに対する厳しい現実を描いて、そこを乗りこえさせて……という形だけど。
大場先生はきれい事ではすまさないんじゃないか、という気もするし、あんまり手厳しくして少年少女の夢を打ち砕くのもどうかと思うし、どうなるのでしょう。
○ ご愁傷さま二ノ宮くん (鈴木大輔 富士見ファンタジア文庫)
ちょっとお堅い真面目少年二ノ宮くん。家族は仕事で飛び回り、普段は大きな洋館に一人暮らし。そんなところに美少女が、居候しにやって来た。その少女月村真由はなんとサキュバス。男性の精気を吸う力を持っていた。
ところが彼女は極端な男性恐怖症。精気を吸わないと生きていけないのに、男の人に触ることもできないのだった。なのに生来のサキュバスとして、男をひきつけてやまない魅力を振りまく彼女。
お目付け役を命ぜられた二ノ宮くんが、湧き上がる煩悩と闘うコメディー。楽しく読めました。
○ シリアスレイジ (白川敏行 電撃文庫)
生物を怪物へと変異させてしまうレトロウイルス、TDHが蔓延し、激変してしまった世界。主人公守屋篤志は、その変異種を採取するレイスハンターを目指す大学生。
レイスハンターの国家資格を取るために、サバイバル講習を受けた時、篤志は事件に巻き込まれる。講習の教官、現職のレイスハンターが、不正の告発を目的として、生徒を人質に立てこもったのだ。
追っ手を逃れた篤志は、事件解決のため単身アジトに乗り込むが……。
緊迫感あふれるアクションサスペンス。事件が始まると、ぐいぐい引っ張られました。
○ ひかりのまち nerim's note (長谷川昌史 電撃文庫)
山間部にあって、外との交流があまりない街パラクタ。この街は今、「日黒期」と呼ばれる、夜だけが続く現象が、一ヶ月もの間続いていた。
主人公のネリムは、六年前「森の神隠し事件」で失踪した兄メストルがまだ生きていることを知る。調べていくうち、大事件が起き、メストルが「日黒期」の謎に大きく関わっていることを知るのだが……。
中世風のファンタジーなのかなーと思って読んでいたら、増殖炉とかメルトダウンとか、科学用語がボンボン出てきてびっくり。SFか?
SF風ファンタジーという感じの、不思議な風合いのお話でした。
キャラクターの心の動きがしっかりしていて、好感。
好感度高かったため、読了後、登場人物たちの行く末が気になって。
ここまでのラノベ読書は、全体像を知りたいと一巻ばっかりたくさん読んで横へ横へと広げていましたが、そろそろ縦に掘ってもいいかなーと思ったのでした。まずはこれの続きと狼と香辛料。
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