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2008/08/02

今週の雑感記 ミミズクと夜の王

さあ、もう少し。ラストスパート。

○ 潰れた

近所の小さな本屋さんが潰れた。並んでいた本が全て撤去され、がらんとした本棚だけが残るその風景は、とても寂しい。

雑誌とエロに特化するという、いわば最終兵器に頼っていたのに、それでも潰れた。出版不況もここまで来たか。

構造的悪循環は何年も前からで、もう止めようがない。いや、正確には世の中に不可能事はないと思うが、僕の位置からそれに関して出来ることは何もない。

ただ、だからと言っておとなしく、何もせずにいれば、ますます将来不安なのは火を見るより明らかで。だから、がんばる。

自分の打つ手が、本当に解決策なのかは、蓋を開けてみなければ分からない。この道の先がちゃんとゴールに通じているのかは、最後まで行ってみなければ、分からない。

でも、今がんばらなかったら、手遅れになる。

・・・・・・

とまあ、景気悪いから重たい気持ちになることも多いんですけど、本を読んでいる時は、楽しいのですよ。

○ ほうかご百物語 (峰守ひろかず 電撃文庫)

主人公の真一の通う学校は、いろいろなモノが出やすい学校。夜、忘れ物を取りにこっそり忍び込んだ美術室で、真一は美少女に化けたイタチに出会う。

正体を見抜き危うく難を逃れた真一だったが、イタチのあまりの美しさに美術部員の血が騒ぎ、ついモデルになって下さいと口走ってしまう。ところがこのイタチさんは律儀な人で、この約束を果たすため、次の日から美術部員としてやってきて……。

ドタバタしながら妖怪退治をする話。軽妙な語り口の楽しいコメディーでした。

○ ミミズクと夜の王 (紅玉いづき 電撃文庫)

迷い込んだら生きては帰れないと噂される、魔物の巣食う夜の森に、一人さまよう少女ミミズク。手足には鎖、額には焼印のあと。

不幸な生い立ちを背負うとおぼしきミミズクは、けれどもからりと明るくて。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ……?」と、魔物の王に申し出る。

ミミズクと夜の王フクロウの、不思議な心の交流を書いた物語。のーたりんな感じで出てきたミミズクが、辛い生い立ちを背負っているのがだんだんに見えてきて、無口な夜の王が少しずつ心を開いていって。

最後は力尽くな展開で、その真っ直ぐな気持ちがとてもよかった。じんわり心にしみる、いいお話でした。

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