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2008/07/26

今週の雑感記 狼と香辛料

戦いは今、八合目ぐらい。ナベ先生の仕事を終わらせたら、もう一踏ん張り。

早く通常運行に戻りたい。ふひー。

○ 狼と香辛料 (支倉凍砂 電撃文庫)

行商人のロレンスは、年は25、独り立ちして7年目。馬車に商品を積んで、あっちで仕入れてはこっちで売り、という一人旅。そんな生活を続けていて、最近とても人恋しい。

そんなロレンスが馴染みの村に寄った時。荷馬車に見知らぬ少女が乗っていた。

その娘は姿は少女だったけれど、なんと豊作を司る狼の神様、賢狼ホロ。ホロは生まれ故郷の北の大地に帰るのだと言い、途中まで同行していいかと訊く。こうして奇妙な二人連れの旅が始まった……。

アニメ化もされた人気作。読んだら確かにとても面白い。なるほど納得。

特にキャラクターの立て方が秀逸。最初に出てきた短いページでスパッと立つ。定番バターンのキャラじゃないのに、これだけ無駄なく立つのはすごい。

そしてとても魅力的。特にホロ。見た目は少女だけど実は何百年も生きていて経験豊富、ロレンスを手玉に取ってからかう。それを表現するために、遊女言葉でしゃべらせるというアイディア。すごい。

「剣も魔法も活躍しない」とオビにあるけど、これもいい。

僕は常々、「面白いという事にはいろいろな種類があって、そのうちどれかがきっちりみっちり詰まっていれば、派手なネタじゃなくても面白い。いやむしろ読み終わった時、ああ良かったという読後感を作るためには地味な所をきっちりと描け」と思ってるんですが。

まさにそういう作り。ロレンスの内面がしっかり書かれている上に、視点がロレンスに固定されているので、ホロにからかわれたり本音をちらりと垣間見ちゃったりで、ああもう可愛いなあ、と(笑)。

情報量はみっちり詰まっている。それでいてすじもしっかりしていて、すいすい読めて、ぐいぐい引っ張られて。

ほんと面白かったです。

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