今週の雑感記 受け継ぐ
すべった企画を人に見せて感想を聞く。良い点と悪い点が分かる。
そして問題発生。進めていた次の作品にも、同様の欠点があると気付く。それをきっかけに、考え始める。
となると、これは置いといて、別のを進めたほうがいいのか。あっちだろうか、こっちだろうか。毎度恒例の揺らぎが発生。
落ち着いて考えて、スケジュールを整理。ふう。
愛機レイド君、定期点検へ。
十数年ものの機体。バイク屋さんの見る目が優しい。
ポンコツになるほど、増す愛着。
水曜フットサル。フットサルコートは一応午前中から開いていることになっているんだけど、だいたい平日の午前中なんかにヒマな人はあまりいないので(笑)、予約はほとんど入らないらしい。いつも、僕らのために開けてくれるのだ。が。
従業員さんが遅刻。お詫びにもう一時間サービスしますと。
しかし、体力の落ちた漫画家には、時間延長はサービスなのか罰ゲームなのか(笑)。
○ 受け継ぐ
先週6日、野田昌弘氏がお亡くなりになりました。享年74歳。
SFファンには宇宙軍大元帥としてお馴染みの野田さん。数々の業績をお持ちですが、僕にとっては特に翻訳家としてお馴染み。
子供のころに、漫画やら小説やらで数々のおもしろい物語に出会い、どっぷりはまって、気がつけばこんな人生なわけですけれど。
そんな本の中の一つが野田さんのお仕事。「キャプテン・フューチャー」。小学生のころにタイトルにワクワクして手に取った。最初に読んだのは、「暗黒星大接近」か「太陽系七つの秘宝」か……。
「銀河辺境シリーズ」も好きだったなあ。
そうして面白い物語の数々に大きな影響を受けて育ち、大人になって作る側に回り。
「ドラえもん」の藤子・F先生が亡くなった時に、強く思ったんですが。
生物というのは、いつか死ぬ。でも子孫を残して、次世代へつなぐ。そうして連綿とDNAを受け継いできた歴史が、生命の歴史。そしてそれは人間も同じ。
さらに人間は、文明や文化というものも、次世代へと受け継いでいくわけで。
ならば、面白いものを読んで育ち、作る側に回った僕は、その受け取った面白さを、今度は自分が表現して伝えなくてはならない。そうして受け継ぐ歴史が、物語の歴史。
野田さんの訃報に接し、その思いを新たにしたのでした。
腕の問題で、なかなか上手く表現しきれていませんが、がんばります。
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