新居なのに
「きぼう」接続の生活空間、国際宇宙ステーションに仮設置
【ワシントン=増満浩志】高度350キロを周回する国際宇宙ステーション(ISS)に日本時間27日未明、日本実験棟「きぼう」などの接続場所となる重要な生活空間「ハーモニー」が仮設置された。
ISSの内部空間が6年ぶりに広がり、約18%増えた。
前日からISSでの長期滞在に入った日系人のダニエル・タニ飛行士(46)らが、ロボットアームを操作。スペースシャトル「ディスカバリー」の貨物室からハーモニーを取り出し、ISSの中心部近くへ結合させた。
ハーモニーには、欧州や日本の実験棟、日本の輸送機などとの接続口が備えられている。現在シャトルがドッキングしている場所へ11月に移設され、来年2月から運ばれる「きぼう」の設置準備が整う。
読売新聞07/10/27
宇宙ステーションの太陽電池パネル一部破損、電力供給に難
国際宇宙ステーション(ISS)の左右両舷にある大型太陽電池パネルのうち、右舷側を回転させる装置に何らかの破損が起き、金属くずが散乱しているのを、飛行士らが米東部時間28日に行った船外活動で発見した。
米航空宇宙局(NASA)は損傷の悪化を防ぐため、右パネルの回転数を減らすことを決めた。
パネルは常に太陽へ向くように制御され、通常はISSが地球を1周する間に1回転する。当面は発電量が低下するため、原因究明や修理が遅くなると、来年2月から設置される日本実験棟への電力供給が不足する恐れが出てくる。(ワシントン・増満浩志)
読売新聞07/10/29
太陽電池パネルに裂け目
米スペースシャトルがドッキングしている国際宇宙ステーションで30日、蛇腹式に折り畳まれた太陽電池パネルの展開中、パネルの一部に裂け目が見つかった。米航空宇宙局(NASA)は展開を中断、損傷の影響調査に入った。28日には別のパネルの回転装置に不具合が見つかっており、来年打ち上げる日本の実験棟「きぼう」への電力供給に懸念材料が増えた。
共同通信07/10/31
完成前に老朽化が……。
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