怪奇 消えるミツバチ 解決編
米ミツバチ大量失踪 ウイルスが原因か 全米の半数に影響
【ワシントン=山本秀也】米国の広い範囲に広がっていたミツバチが集団で消える怪現象「蜂群崩壊症候群」(CCD)について、米コロンビア大学などの専門家チームは、現象に広くかかわるウイルスを特定した。米紙ニューヨーク・タイムズなどが伝えたもので、専門家らは他の要因の関与について検証し、発症メカニズムの解明を急ぐ。
この怪現象は、今年に入って米国の養蜂(ようほう)業者の間で急速に広がり、現在では全米の蜂群の半数以上で影響が指摘されていた。現象の拡大で、ハチミツ生産のほか、アーモンドなどハチを介した受粉に依存する農業生産に打撃が広がっていた。
特定されたウイルスは「イスラエル急性麻痺(まひ)ウイルス」(IAPV)と呼ばれ、ゲノム配列の分析などで絞り込まれた。
感染が広がった原因は不明だが、オーストラリア産ミツバチの生体を移入した04年ごろから現象が報告されていた。
現象に見舞われると、働きバチは集団で失踪(しっそう)し、女王バチと幼虫は巣箱の中で死亡する。当初からウイルスによる感染症説が出ていたが、“過剰ノルマ”によるハチの過労死説や、携帯電話の電波を原因とする説も一時出ていた。
産経新聞07/9/11
以前の記事がこちら。
十分予想していた事ですが、当然のように、ハチのストライキなどという、愉快な話ではなかったわけで。
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