今週の雑感記 黄昏のハンター
資料読み、疲れてきちゃった……。
しかも、まだまだ不足感があるんですよ……。
準備モードに入ってそろそろ二ヶ月。「お話作りたい病」がむくむくと頭をもたげてきているのに、準備不足のジレンマ。
資料読みはこつこつ続けるとして、準備が要らないSFの簡単な話を、別に作ろうか。
それとも、とりあえず作り始めて、何が足りないのか見えてきたところで、資料を補充する作戦に切り替えるか……。
何かしなくちゃ、という気持ちだけが先行して、焦りが出てくるのは、夏もそろそろ終わるからでしょうか。
○ ダレン・シャンⅦ 黄昏のハンター (ダレン・シャン 小学館)
ようやく続きを借りる。ずーっと貸し出し中だったのです。人気あるなあ。面白いもんな。
買っちゃえばいいんだけど、ここまで図書館で借りてたら、最後まで借り切らないと、と意地でも(笑)。
とうとうバンパニーズ大王が登場。
いい感じで伏線張られてて、それが一つずつ形になっていき、期待感を膨らませていく。物語として理想の姿。
一つ、ずっと前から思っている予想があるんだけど、当るかな?
○ 梅木泰祐次回作
先週コミティアで。
梅木君の漫画が完売したのは、非常に嬉しいできごとでした。
初参加だから、全然部数出してないし、非常にささやかな成功なんですけど、それでも。
彼の描く漫画はちょっと独特のものがあり、新人賞の評者の賛否がバッキリ真っ二つに割れた、という過去を持っています。こういうタイプの人は、商業誌では苦労するのです。編集会議がなかなか通らない。多数決になってしまうと、厳しい。
長い付き合いで、そういう苦労をずっと見ていて。
でも、梅木君の描く漫画の雰囲気が好きな人は、きっといる、というのが、周囲の人間の共通する意見。
どんなに小さくても、それが形になったのが、すごく嬉しいのです。
それに、梅木君と僕の漫画には、共通点もあって。
二人とも同じ病、「ほっとくと長くなる病」を持っています。動機付けとか、気持ちのニュアンスとかをしっかりていねいに描きたくて、短いページにまとまらない。はしょってまとめると、つまらなくなるような気がする。
それも商業誌では苦労するところなのですが。そんな病を気にせず丸出しにして漫画描いていい場所が、この世にあるのだという事を実感できたのも、嬉しかったのですよ。
今週遊びに来た梅木君。さっそく次作のネームを切っていて、見せてくれました。いいね、やる気だね!
そして、そのネームは、ばっちり長かったです(笑)。
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