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2007/07/28

今週の雑感記 いわたくんちのおばあちゃん

大忙しモードにまた突入中。

その前に色々しようとするから、さらに拍車をかけていた今週。

おかげで借りてた資料本、読み終わらないうちに返却。

○ 研究所更新情報

「エンサイン14」を更新。

読み返すと、自分がうまくいってない原因の一つが、あまり新鮮さを追い求めず、平気でベタなネタを使ってしまう事だ、というのがよく分かるんだけど、それが好きな場合はどうすればよいのでしょう?

追記:軽い気持ちで書いたら、けっこう重く見えて自分でびっくり。文章難しい。逆に言うと、ベタに突っ走る自信はあるのです。上手いかどうかはともかく(笑)。

○ 最強!都立あおい坂高校野球部 (田中モトユキ 週刊少年サンデー)

「ん? なんで前から回ってんだ?」「キタロー、セカンド来てるぞ!!」

こまけー!!

牽制に入ったショートがランナーの注意を引きつけながらベースから離れ、その隙に今度はセカンドが牽制に入る連係プレー。

今週の「ダイヤのA」の練習メニューとか、あっ、この人詳しいな、と思わせてくれると、スポーツ好きとしては安心して読めます。

ハッタリの所の理屈が、明らかな漫画的ハッタリなら切り替えられるけど、リアルなふりして間違ってるのが分かっちゃうと、読む方のテンション下がっちゃう。

ウンチクを入れてハッタリかますのは、漫画の技法として定着しているけど、そのジャンルが好きな詳しいお客さんが、一番熱心に読んでくれる候補なわけだから、がっかりさせないためにその質は重要。

僕もこれぐらいのレベルで描きたいです。

○ 「いわたくんちのおばあちゃん」原画展

「いわたくんちのおばあちゃん」(天野夏美/作 はまのゆか/絵 主婦の友社)

広島原爆のお話。その原画展が、ジュンク堂書店池袋本店、8F児童書売り場にて、31日(火)まで。

最近よく児童書を読むようになって、図書館や書店の子供の本のコーナーに立ち寄るんですが。

あの空間が何か居心地いいのです。素敵な物とか大切な気持ちとかを、大事に扱っている雰囲気。それを子供に伝えようという気持ち。そんなものに満ちている。

ずらりと並んだ本のタイトル眺めているだけでも、ちょっとほんわかいい気持ちになってきます。ここの本屋は立ち読み推奨で、児童書売り場には子供に座って読み聞かせるためのコーナーもあり、この時も、お母さんが子供に絵本を読んであげていました。

原画展はそんな児童書コーナーのすぐ横で展示中。このお話は、ほんわかする類のお話じゃないけど、伝えようという気持ちはやっぱり満載。

はまの先生には、ポプラ社のパーティーで一度お会いしました。素敵な絵を描く方です。シンプルで素朴な感じで、そっとやさしく語りかけてくるような。

そういう絵が、むしろ戦争の悲しさを引き立たせてますね……。

僕が絵を眺めていると。

僕の後から小学生の女の子。ちょっと待って、とお母さんに声をかけ、じっと絵を見つめている。

こうして子供に伝わっていくんだな、とちょっと嬉しくなりました。

それにしても、この本屋は危険な本屋です。品揃えが良すぎて、必ず衝動買いします。この日も危うくSF小説をやたら買い込みそうになったけど、その前に未読の本が部屋に積まれてるだろう、と一冊だけで我慢(笑)。

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