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2007/06/30

今週の雑感記 バッテリーⅢ

提出してあった企画が、とりあえず一歩前進。

乗り越えなきゃいけない壁はあと二つ。

しかし、もう自分の手を離れているので、念を送るのみ。

が~ん~ば~れ~~

○ バッテリーⅢ (あさのあつこ 角川書店)

相変わらず、これを読んでしまうと文章に力がありすぎて、今やっている話がこっち方面に引っ張られそうになって、四苦八苦です(笑)。

おもしろいですねー。

ばっちり堪能して一息ついて、そのときふと思ったんですが。

天才主人公が転校してきて、運動部に入り、周りの人間が反発。

トラブルが起きて学校に知れ、校長先生の大人な対応(子供にとっては理不尽)により事件が処理され、廃部の危機。

そこで一発逆転を狙った奇策を使って、この試合に勝つかどうかで部がどうなるかが左右される……。

この展開って、よく考えてみたら、少年漫画なんかだともう、擦り切れるほど使い込まれた、王道パターンなんですよね。

でも、だからもう見飽きてんだよね、と言いたいのではなくて、その逆。

料理に例えるなら、牛も豚も鶏も、もう食べ飽きたから変わった肉じゃないとおいしく食べられない、という事はなくて、料理人の創意工夫と腕により、いくらでも「こんなの食べたことない!」というおいしい一品は作れるよね、という感想。

実際、自分の作品が引っ張られて負けちゃいそうになるぐらい、がっちり堪能して、楽しんでいる。読んでる最中に、これ王道パターンだな、なんて、微塵も感じなかったし。夢中だったから。

さらに考えたら、決めぜりふも、これ黄金パターンだよな、というのがあったりするんだけど。

でもそれがいいのです。例えば海音寺キャプテン。地元の有力選手を勝負に引っ張り出して。

「いいか、門脇にな、百四十キロ以上の生きたボールと勝負してみんかて言うたんじゃ。門脇、半分、いやほとんど信じてなかったみたいじゃけど。さすがに食いついてきた。どうだ、けっこういけてるだろう。けど、冗談言うたつもりは、ないからな」

月影先生の「マヤ、あの子は天才よ」と同じパターン。天才主人公を引き立たせるセリフ。すごい才能があるんだけど、まだ天下には知られていなくて、分かる人だけ分かっている。

かっこいい……。

大きく分類したらベタなパターン。でもそんな感じは全然しない。

単に受けそうなネタとして羅列されたわけじゃなく、作者によって作品が磨きこまれ作りこまれた結果だから。

その作品の中でそうであるべきものとして、そうなっているから。

それが、作品に命を吹き込むという事なんだと思います。めっちゃ燃える展開。

そういうのが好き。

これ読んだあと忙しくなったので、今週はこれ一本。

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