今週の雑感記 ナベ先生新作情報
このブログには、ハーメル関連で多くのお客さんがいらっしゃっています。いつもご来訪、ありがとうございます。
そんな方にお知らせです。
ナベ先生の新作読み切りが、次号の少年ガンガンに載ります。
本日発売の6月号に予告が。
予告カット送ってもらいました。こちらが主人公。
前作カスタードくんが終わり、「次はストーリー漫画が描きたい」とナベ先生。
ナベ先生の作風は、ストーリー漫画と言ってもギャグ要素は入りますし、ギャグ漫画と言ってもストーリー要素は入ります。だから、この場合の「ストーリー漫画」とは、がっちりたっぷりページを使う描き方のこと。
なので、児童誌で1回当りのページが少ないブンブンではやりづらい。という事で、ガンガンに。
今回はがっちりたっぷりページを使って、日本史をエッセンスに使ったアクション物。みんなの知ってる戦国の歴史の影に実は……みたいな話です。
カスタードくんが終わった後、遊びに行って相談したりされたり、という時に、ナベ先生の立ててた企画がこれでした。このたびめでたく日の目を見ることに。ナベ先生、おめでとうございます。
ちなみにその時見せ合った、僕の企画はボツってます。うわーい(やけくそ)。師も次回作を発表する事だし、弟子も早く後に続きたいですねー。
○ ガチャピン日記
そんな僕は、というと。
最近「ガチャピン日記」に癒されています。
いいなあ、ガチャピン……。ぬいぐるみとか着ぐるみとか、もこもこした物が子供の頃から好きなのです。
そういう感覚が自分の作品に出ている、と思います。
○ 次の企画
という事で、そんな感覚に従って、次の企画は犬型宇宙人で(笑)。
こんな感じ。
長くやって来た中での反省として、向こうの欲しい物描かないと、結局載らないよね、というのがあるんですが。
こう描け! と命令される、という意味じゃなくて、編集部側で潜在的に求めている物を探り出して応える、というか。もうちょっと微妙な感じ。
ただ、求められている物を探り出しても、描きたい物とは一致しない、というのは良くあること。
そこを気合と根性で、何とかしようと頑張っちゃうのが、若さ。
確かに「凄いのを描けば、多少ずれてても問答無用で載る」という事は十分ありえるんですが、気合と根性だけでは、ずれてるばかりで空回りです。
さりとて、己を殺して向こうの意向通りの物を描けばよいかと言うと、それは載るかもしれないけど、個性が無くて生き残れない可能性が。
この辺のさじ加減、すり合わせが非常に難しい。個性を残しつつ、場のTPOに合わせないと。ぶっちゃけ、苦手……。
そこで。
一つ所にこだわらず、描きたい物をいろいろと用意しておいて、一致する場所に出せばいいのではないか、という逆転の発想が最近のスタンス。
今結果待ちの企画もあるんだけど、次々と幅広く取り揃えるべく、奮闘中。犬型宇宙人は、その中でも本命です。やたら児童書読んでいるのも、単に気晴らしというだけではなく、こいつを書く感覚を磨くためでもあるのです。
昔はこのノリのSFに小難しい事を入れようとして失敗したり、逆に子供っぽすぎるのを無理矢理押し通そうとしたりして、うまく行かなかったけれど、今度はちゃんと場所を選ぶから、大丈夫……なはず。
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