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2007/02/04

最適化と死蔵ネタ

先日「最近漫画について語ってない」と自分で笑い飛ばしておきながら。

記事を上げたあと、怖くなった小心者のかわせです。こんばんは。

やばくないすか、それ? 自分のアイデンティティに関わってるよ? (←自問自答)

最近は語ると言うか、雑感記とかでチョコチョコっと感想を述べて終わり。レイソルの長文記事を、仕事そっちのけで三時間かけて推敲してるのとは、えらい違いです。いや、それもまずかろう?

というわけで、ちょっと久々に、真面目な漫画話でも。最近一番の関心事。お話の最適化の問題について。

「ケッタ・ゴール!」打ち切りに関して僕は、「トラック競技なのにマラソンのつもりで走ってしまった」と思ったわけですが。もそっと具体的に言うと。

連載時僕は、「どう描いたらお話が一番面白くなるか」という事ばかり考えていました。

頭の中にあるストーリーを、どうやったら一番盛り上げる事が出来るか、という事です。

ですが、僕の頭の中にあるストーリーは、他人には見えないわけで。見える人はエスパー(笑)。

僕は伏線を張るために、大会前が地味になるのは仕方ない、と割り切ってたわけですが、読む方にとって見れば、それは意図的に抑えているのか、単に盛り上がってないのか、判断つかない訳ですよ。先が分からないから。

その辺は僕を信用してちょうだい、何の保証も無いけど、という状態。そりゃまずいべさ。

それを考えたら、もっとハイスパートにするべきで。それを反省して、次の企画からは頑張ってるわけですが。ただ、どうも根っからマラソンランナーらしくて、ちょっと上手く行ってませんけど(笑)。

で、この事に関連して、考えている事があるのです。

どういうペースで走るべきかというのは、何によって決まるかと言うと。発表形態によるんじゃないかな、と。

お話を表現するジャンルって、色々ありますよね。

漫画もそうだし、小説も。映画やテレビ、舞台もそう。

で、考えてみると。結構ジャンルによって、受けてる話のテイスト、違うんですよ。

映画のヒット作によくあるテイストの物が、漫画では意外にない。小説のヒット作にあるテイストの物が、漫画では意外にない。

これがなぜかと考えると、発表形態に最適化していった結果じゃないのかな、と思う訳です。

単純に一つ要素を挙げると、尺の長さ?

漫画は普通、週刊誌で1回当たり20ページ前後、月刊誌だと30ページ前後です。人によってもっと描いてたりしますけど、大体これぐらい。

対して小説は、書下ろしがほとんどだから、単行本一冊が、一回で読む分。300ページぐらいはあったりします。

映画は大体90分から2時間前後。で、これで何が発生するかと言いますと。

漫画は1回1回、アンケートで読者の反応をチェックしながら進めている訳ですが、これを映画に置き換えた場合。

漫画単行本一冊を読むのに、人によって速かったり遅かったりするでしょうけど、30分位とすると。僕の場合7話で一冊だったので、1回当りが4分強。

もし、映画を4、5分おきに止めて、お客さんに続きを見たいかどうかを確認していったら、あの形じゃなくなるはずだ。少しでも飽きられたらお終いだから、かなりハイスパートなものになるはず。

みんなジャッキー・チェンみたいな感じ?

映画の場合、一度席について見始めたら、よっぽどだめな物じゃない限り、まず途中で席を立たない。だから途中抑え気味にしても、最期でドーンと盛り上げたり感動させたりすると、「面白かったね」という感想になる。

この点映画と漫画は、対極のつくり。

小説は、あまりだれると途中で閉じられてしまうかもしれないので、映画より若干厳しいか。漫画に条件近いのは、ザッピングされてしまうTVドラマかもしれない。

逆に考えると、漫画も1回辺りの長さによっては、描き方違う訳ですよね。

例えば、単行本丸々一冊をいっぺんに読ませる事考えたら、違ってくると思うし。もっと言えば、漫画の単行本は慣例で、一冊180ページぐらいにみんな揃えてますけど、小説だともっと長かったりする訳ですよ。いっぺんに300ページ読ませる事が前提の漫画の描き方、というのも、あるはずで。

で、根がマラソンランナーな僕は、それに憧れちゃったりするのです。

そんな事言ってても、現状は違うから、ちゃんと適応しないと、仕事になんないんですが。

ただ、思いつくアイディアにマラソンなネタが多いから、そうするとそれは死蔵する事になってしまう。もったいないなあというジレンマ。

そんな事を考えていると。

研究所があるじゃないか、と。

そんな再認識をした次第なのです。漫画家だったら、HPあって、絵ぐらい載っけとかなきゃダメなんかなあ、ぐらいからスタートして、今は何か、なんとなくになってますが(笑)。

あそこで死蔵しかねない、不憫なネタに光を当てればよいのです。「ケッタ・ゴール!」はもうそうなってるし。他にもたくさん持ってますよ。「重心が後ろ過ぎるな」という不憫なネタ(笑)。

というわけで、もっと漫画を読みやすく表示するべく研究開始。仕事の合間を縫ってなので、こつこつと。春ぐらいには、改装出来るかな。

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