今週の雑感記 ポールのミラクル大作戦
本日筆者は旅に出ていると思われます(笑)。
予約投稿は便利です。
でも今日の愛媛戦を追う事が出来ません。
勝っててくれー!!
○ ポールのミラクル大作戦
1976/10~1977/9、フジテレビ系列で放送された、タツノコ作品。
カートゥーンネットワークで今週まで放送されてたのを録って見てた。まだ途中までしか見てないんですが。
CATVや衛星放送で多チャンネル時代がやってきて、昔懐かしい作品をもう一度見る機会が増えたのですが、これは僕にとっては諸刃の剣で。
こういう仕事についてしまったため、物語を見る目が物凄くシビアになっていて、夢打ち砕かれる時があるのです。
「なんだこりゃ、すんげえ子供騙しじゃんか!! こんなのに騙されてたんだ……」と、哀しくなる時があり。
見るのに結構覚悟がいります。
でも逆に、凄く幸せな気持ちになる時も、あり。
これはそういう作品でした。よかった、夢破れなかった!
夢の世界からやって来たぬいぐるみの妖精パックンと共に、向こうの世界に遊びに行ったら、幼馴染のニーナが悪の魔王ベルトサタンに捕まってしまい、それを何とか取り戻さなければならぬ……という話。
ぶっちゃけ、あらが無いわけじゃないんですよ。強引で説明不足な設定があったり、シナリオに明らかな不備のある回があったり。
「まあ、子供向けだからな」と、割り引かなきゃいけない所もあるんですけど。
じゃあ子供に見せたいかどうかと問われた時に、これは見せたい作品だったのです。
これは子供の想像力を、いい意味で刺激する作品です。
不思議な世界が、ほんとに不思議で素敵です。
そういう世界観に心ときめかせ、ベルトサタンの恐怖におののき、それに立ち向かうポールに手に汗握って欲しい。
僕が子供の時、そうだったように。
そう思える作品って、結構貴重だと思うんですよ。やっぱりどうしたって、作る側には作り手の事情があるわけで。で、大人としては、見ればどこかしらそれを感じるわけで。
それでも子供に、これに騙されてごらん、と薦められる作品。
どこか、作り手の良心を信じられるから。
例えば序盤から、結構ニーナを連れ戻せそうになったりするんだけど。そのたびに、ベルトサタンが出てきて「ベールター!!」と掛け声かけると魔力が発動、哀れニーナはベルトサタンの手に再び……という構成。
おいおい、ずいぶん強引だな、とか、まあ、シリーズ序盤でヒロイン助かっちゃったら話終わっちゃうしな、と思いつつ。
あの時の子供の僕は、それに一喜一憂し、すっかり騙され、本気で悔しがってたよな、と思い出し。
こういう作品で騙されてたのは、幸せな体験だったなあ、と思うのです。
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