6/4NOAH札幌STVスピカ スーパーベビーフェイス
勝てないっすよ……。
6/4NOAH札幌STVスピカ大会、メインイベントGHCタッグ選手権、王者森嶋&ヨネvs挑戦者小橋&本田。多聞さんの、腕を抱えて受身取らせない強烈なデッドエンドで、ベルト移動。
こりゃあ勝てんワイ、と思ったのは、試合の内容じゃなくて。
試合後の多聞さんのコメント。「重大な決意を秘めて試合に臨んでいる、でも真意は不明」と、試合中にアナウンサー氏。なんとなく、タッグ解散を賭けてんのかなー、と思いながら見てたら、その通りで。
ネタとして言ったら、ベタな展開ですよ。
でも、本気だもんな、あの人……。
かっこいい……。
プロレス的展開としては、「引退を賭ける!」ぐらいのこと言っても、もはや刺激が薄い今日この頃ですが。
それはネタとして言ってて、本気じゃないから。どーせ、なんかうやむやになるんだよね? と見てる方も思ってるから。
でも多聞さんは本気だから。あの人、「プロレス習得するのに十年はかかる」という言葉を信じて実行して、五輪三度出場のアマレスの技術を、マジで十年封印していた人だから。
そんな人には、生半可なことでは、勝てません(笑)。試合はすっかり多聞さんが主人公。多聞ファンだから、試合は大いに堪能して万々歳なんだけど、あまりに完璧なベビーフェイスっぷり。
パートナー小橋選手も、熱血通り越してギャグなのではないか? というぐらいの本気の人。
今NOAHは、若手が頑張ってトップどころに追いついて越えよう、と奮闘している真っ最中なわけですが。こんな二人を存在感で上回らなきゃいけないなんて、若手は辛いよねえ、と試合後しみじみ。
せめて試合だけは拾って欲しかったけど、それまで持ってかれちゃって、森嶋&ヨネ組、踏んだり蹴ったり。
実はセミの杉浦さんの気迫のフィニッシュ、アンクルホールドに、いたく感動してたんだけど、そんなオイラのハートも、多聞さんに持ってかれてしまいました(笑)。
みんながんばれー。
なんかそういう、不思議な余韻のする試合でした。
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