12人の怒れる男
ネームにちょっと詰まってた時、何気なくCATVのチャンネルを回していると、なんか白黒の映画がやっていて。
ちょっと見て、ピンと来た。「あ! これ絶対、面白い映画だ!」
で番組表で確認すると、「12人の怒れる男」。おお、あの有名な!
時間を見ると、まだ冒頭ちょっとしか見逃してない。そのまま、映画鑑賞へ。
直感も馬鹿にしたもんじゃないですよ? 宮崎駿氏は「フィルムのどこか途中から観始めても、力のある映画は、瞬時に何かが伝わって来る」と言っています。「B級C級は、どこを切ってもB級C級」とも。
確かにあるな、と思うのが、どんな仕掛けが用意してあるかとかは分からなくても、どれぐらいの演出が期待できるか、どれぐらいの演技が期待できるかは、ちょっと見でも分かる。
冴えてるやつは、短いパートも光ってるし、雑なのは、ちょっと見てる間にもボロが出ている。
その点、さすが映画史に燦然と輝く名作、「なんだろう、これ?」と思ってるほんの短い時間でも、画面のテンション、セリフの冴え、演技の質の高さが伝わってきて。
面白いですね。密室劇で、場面転換はほとんどなく、動きを作りづらいシチュエーションなんですけどね。
細かい演出演技で、心の揺れ動きをしっかり見せてるし、緩急つけて緊張感作って、ぐいぐい引っ張っていく。
確かにこれは名作だわい、と納得しました。
ついでにネームで悩んでいたとこも、こういうテンション作ればいいんだ、と閃くおまけ付き(笑)。ありがとう。
いや映画って、本当にいいもんですね(笑)。
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