通らないネーム
「ネーム 漫画 通らない」というお題で検索が。おおう!
よくアクセス解析でかかってた検索ワードから、お題を取って記事書いてますけど、考えたら、これ繰り返してるとますますその手の検索にかかりやすくなって、どんどんそっち方面に行っちゃいますね(笑)。
でも、過去のトラウマぶり返すようなお題を見ると、コメントせずにはいられないと言うか。特に、同じような悩みを抱えてる人いるのかな、と思うと。
漫画雑誌もたくさんあって、世の中に漫画家は何千人かいるそうですが。漫画家になりたい人は、もっとずっとたくさんいるから、一般の読者の人には見えない所で、新人さんは日夜もがいているわけで。
一生懸命ネームを切って、打ち合わせに行って、リテイク出されて……描いても描いても通らない日々。
なんかもう、失恋100連発、という感じで、しまいにゃ気力も根こそぎ持っていかれ。
辛いですよねえ……。
特に辛いのが。
一生懸命何度も直して、ようやく担当さんのOKを貰って。
で、そうなると雑誌によってシステム違ったりしますが、たいてい「じゃあ、会議に出してみるよ」と、他の編集さんのチェックを受けることになる。
ほいでもって、ここで。
ボツって返ってくる時がある。
しかも、「担当さんと言ってること全然違うじゃん!!」という注文がついて。
「あんなにかかった時間を返して!!」という気分になる(笑)。
編集部内で、漫画に対する意思統一が図られてくれてると、こういう事態にはならないんでしょうが、そんなこと言ってる場合じゃないので。
正面にある担当編集という壁に空いた穴に、何とか通したら、向こうに何枚もまだ壁があった、という状態。正面の壁の穴から覗いても向こうの壁の穴が見えない。向こうの穴はどこだろう、と斜めに覗き込んでみたり。
一枚目をこう通して、ぐにゃっと曲げて二枚目を通して……なんか凄いアクロバットをやってる気分になってきて、最後にゃ「できねーよ!!」とべそかき状態に。
ただね。
結局アクロバットやってるうちは、駄目なんですよね。
穴なんか関係なく、ドカーンと全ての壁をぶち破るパワーを持つか、ひょーいと壁を飛び越える、レベルの違うテクニックを持つか。
すれすれで通っても、その後、他の漫画家さんとの競争になった時、負けちゃうから。
今回のオイラの場合、奇策で通った、という感じですが(笑)。
今のうち、力を蓄えてレベルを上げとかないと。
二度とあんな思い、したくないから。
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