ジャンルか?
「やっぱり○○は人気出ますねえ」
○○にはファンタジーとか、サッカーとかのジャンル名が入ります。これとワンセットで「○○物は駄目だよ」という否定の言葉があります。
こういう言葉を聞くたびに、何かハラハラとします。ジャンルじゃないんじゃないの……?
例えば少年漫画で言えば、ファンタジー系バトル漫画は現在の主流ですが。それは「ワンピース」とか「鋼の錬金術師」とかのメガヒット作のイメージでは? その影に、討ち死にした漫画がたくさんあると思うんですが。
反主流のものは確かに失敗したものが目立つんでしょうけど、それ以前にあんまり作らないから、ヒット作が出る打率でいうと、意外に差がないのでは。
と言うか、ジャンルでああだこうだと言う前に、内容吟味しないでいいの? というのがハラハラの原因。
確かに食いつきのいいジャンル、というのはありますし、理由も考えられます。
まず、確かに好きな人が多いパターン、というのは存在するでしょう。とりあえず、「おっ」と思って見てくれる。
さらに、たくさん描かれている漫画のジャンルは読む方も慣れているので、世界観とかルールの説明とかを省けてラクチン。
サッカー漫画で、「手を使わずにゴールにボールを入れるスポーツだ」という説明は、もうしなくても大丈夫だけど、例えばクリケットだったら。名前は聞いたことあるし、やってる様子を映像で見たことはあるけど、オイラもよくルールが分からない(笑)。
でもやっぱり、内容次第でどうにでもなるとこですよね。上手い導入をすれば、読者は付いてこれるし、そこさえクリアすれば、反主流の題材の方が、目立つし新鮮という利点があったりするんですから。「アイシールド21」とかね。
逆にどんなにポピュラーな題材でも、話の転がし方とか失敗すればアウトなわけで。
漫画の質がボーダーラインすれすれの場合、題材で有利な方がいい、という考えもあるけど。でも大体、ボーダーラインすれすれの物見せられて、読者が嬉しいかっつーたら、そりゃ迷惑なだけで……。
オラのことだか!?
SFでは通らず、サッカーで通ったオイラの事? おいおい、「だから質を吟味しましょう」と訴えるつもりだったけど、書いてて気付いたよ! 自分のことだよ。まずいじゃん!
うーわー、早く質上げて、ボーダーライン脱出しないと。
サッカーに頼らなくても、生きていけるように。
がっかり……。
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