2005年の雑感記
こんばんは。かわせです。
去年は雑誌ごとに別々の記事で回顧したんですが。
今年は「今週の雑感記」という企画を立てたことでもあるし、そのフォーマットでお送りします。
それでは2005年の雑感記。
○ 2005年のジャンプ
去年、楽しみにしている、と書いたのが、「DEATH NOTE」「アイシールド21」「スティール・ボール・ラン」。
「スティール・ボール・ラン」が移籍してしまい、「アイシールド21」は、大会が始まったら、試合の処理の仕方が、自分好みの作劇法ではなかったので、ちょっと物足りず……そして「DEATH NOTE」は。
ライトvsLの二極構造が、ライトvsニアvsメロvs……という多極構造になったので、脳がパンク寸前に。
このまま行くと、もうついて行けないのではという懸念がありましたが、年末に物語が収束傾向。
このまま一気に走りきるのか、ジャンプ伝統の引っ張りにかかるのか。
「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」が、最近ちょっと気になる。
○ 2005年のマガジン
セクハラの、香りがする……。謎発言(笑)。
昨年、誌面が真っ二つ、と書きましたが、今年もその狭間で揺れ動いていた一年。
でもよくよく考えたら、自分が読み出してからは泥臭く硬派なイメージだったけど、その前にはラブコメブームがあったんだっけ、と。
じゃあこれでもいいのかな?
一番楽しめたのが「あひるの空」。
単純に漫画の質、上手いという事以上に、漫画に対する熱意、謙虚な姿勢が、好感度大。
○ 2005年のサンデー
サンデーの強みは、人気的に中堅所と思しき層が、充実しているところ。
雑誌を買って、まず楽しみにしている漫画を読んだ後、他の漫画もまだまだ読める。
するとそのうち、読むのが習慣になって、続きが気になる漫画が出てくる好循環。
「道士郎でござる」を読むようになりました。終わっちゃうのが残念。
「金色のガッシュ」の雷句先生の、怪我の具合が気になりますね。
○ 2005年のチャンピオン
知ってる人が連載してると、他とはちょっと視点が違って。
御本人も「年に単行本が6冊出た」と、驚いていましたが、ホント凄いです。
オイラ今月の仕事でようやく2巻分。
なんか見るたびに、週刊誌で仕事するって、凄いことだよなあ、と自分と比較していた2005年。
○ 2005年のオリジナル
漫画の感想をウェブ上に載せてる人って、圧倒的にジャンプかサンデーですよね。オリジナルの感想載せてるのは、ここのオリジナリティ(笑)?
サンデーで書いたのと同じ現象。読める漫画をきちっと載せてあると、第一印象好みじゃなくても、そのうち読むようになる。
「釣りバカ日誌」が気になるようになったり。サラリーマン漫画は、仕事勤めの体験がないので感情移入できず、普段あまり読まないのですが。
メガヒットの傾向を追うのが、一般的な作りだけど、オイラとしてはこちらの作りの方が、理想ではないかと思う。
裾野を広げないと。
○ まとめ
「今週の雑感記」という企画を立ててから、書いているうちに気付いたこと。
漫画って、書くことないな……。
結局ストーリーを進めるのに時間がかかるから、展開についてどうこう、という話にならない。そうすると、事細かにあの絵がよかった、あのネタがよかったと誉めるか、好きでもない漫画を読んで揚げ足取るかしないと、話のネタがない。
揚げ足取りは自称応援団として本意ではないので、ネタ探しにちょっと困る週があったり。
世の中の消費サイクルがどんどん早くなっていくこの御時世に、漫画だけこんなんでいいのかな、とふと思い。
自分は掘り下げてきっちり描く話が好きで、そういう漫画を志向しているだけに、そのリスクを回避すべく、工夫を凝らさなくては、と思った一年。
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