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2005/11/25

男盛

NOAHに続いて仕事の最中に見た、と言えばみちのくプロレス。いつもは速報性まるで無しなのでコメントしてませんけど、好きなんですよねー、のどかな感じが。

しかも今回は、特にコメントせねばと思わせる強烈な出会いがあったので、プロレス記事をもう一本。

あの日オイラは超ブルーでした。だって昼間にレイソル負けてたから。仕事も追い込みだっつーのに、テンションはすっかり上がらなくなっていて、生きる屍のように仕事をしていたのですが。

食事時、録っといたプロレスでも見るべえか、と見たのがみちのくプロレス。そしてそこに出ていた新キャラが。

男盛。

赤ふんマグロ漁師、大間まぐ狼選手(この時点ですでに笑えるんですが)のパートナーとしてやってきた、これ以上ないぐらいきわどい白いふんどし姿の、アレクサンダー大塚選手。もう大爆笑。

しかも格好だけではなくて、動きも絶品です。こういう色物レスラーは、ともすればそれを意識しすぎて下品になりがちなんですが、毅然とした態度で誠実なレスリングを展開。元々実力は折り紙つきなだけに、モタモタしたところは一切なく、グラウンドレスリングをしたかと思えば飛びついて華麗なフランケンシュタイナー。

でもそれが筋肉質の白ふん姿のスキンヘッドの人がやっているというだけで、なんとも言えないものに。とにかく本人は普通にやっているだけでも、こっちがどうしても想像してしまう。その歯がゆい、もどかしーい感じが、もう最高(笑)。

全体的には表情も変えずに、普通にレスリングしているだけなんだけど、あのロープをまたぐ時のびみょーな味わいは何なんだろう(笑)。そういう想像力の掻き立て方も、絶妙です。

実は結構お笑い系も好きなのです。NOAHでも、永源さんの試合は必ず見るし、どんなに忙しくて全部見れないような時でも、ドラゴンゲートでフロリダブラザーズの試合は絶対飛ばさないし。

ただ、色物のレスラーでも、動きがしっかりしてないと見てて駄目。なんか、「ああ、腕の未熟さをキャラでカバーするしかないんだ。人生って厳しいなあ」と、逆に悲哀を感じてしまって、楽しめない。受身が怪しかったり、ブレーンバスターがフラフラしてたりすると、もうアウト。

その点男盛は合格! それもおつりが来るぐらい(笑)! あんなにブルーな気分で沈んでいたのに、元気が出たもの。

人を幸せに出来る仕事って、凄いよなあ、と思うのです。これからもみちのくプロレスに上がるようだし、めっちゃ楽しみです(笑)。

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