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「週刊連載 一日 睡眠時間」というお題で検索が。
やっぱ、短いみたいですよ?
この間原稿料について不平を漏らしましたが(笑)、こういう部分が怖いと思うんですよね。漫画業界の抱える問題として。
この情報化時代、どんなに漫画家を美化したって、その実態はどっかから漏れるわけですよ。今日日、ちょっと詳しい人なら、漫画家が寝れないしきついしおまけに全員儲かってるわけじゃないことなんて、知ってるわけですよ。
ちなみに「漫画 印税 原稿料 厳しい」というお題でもかかってました。ね?
そうすると、いざ漫画家を目指す段になって、真面目でしっかりした判断力のある人ほど、二の足を踏むようになっちゃう。才能が逃げてしまう。
そこを乗り越える熱意が重要なんだって言うかも知んないけど、少なくとも使う側、出版社側が言っちゃ駄目だ。
だって、ちょっと調べれば、大手出版社の大卒初任給が、世界に冠たる一兆円企業、トヨタよりも遙かに高いことなんて、すぐ分かっちゃう。自分たちはその辺ちゃんと調べて就職活動したはずなのに、人にそれを求めるなんて。(ちなみに自分は、漫画家諦めそうになった時に調べました)
しかも、熱意の源、漫画に懸ける夢にしたって。
例えば、ジャンプがアンケートを徹底的に重視していて内容が制限されていること、マガジンが編集部の意向がかなり強くて作家の裁量が少なそうなことなんて、誌面からもう伝わっちゃってるし。漫画の批評とかしてるサイトをちょっとのぞけば、そういう批判がごろごろしているのが現状で。
自由もないしきついし儲からない、となったら、仕事は別にして、漫画は同人誌で楽しく趣味で描こうと判断する人がいても全然おかしくない。て言うか、人としてはその方が賢い。
才能集まらないと、先細りしますよ。
しかも漫画が衰退することは、出版全体に影響があるわけですよ。世の中では漫画はどっちかってーと二流で文学の方が偉い扱いだけどさ。直木賞芥川賞はニュースになっても、漫画賞はニュースにならんけども。
世の中に、こんなに本屋があるのはなぜかってことですよ。結構少ないよ、外国だと。漫画と関係ない出版社でも、運転資金を取次ぎに都合してもらう場合があるって聞いたけど、その金は何の儲けから出てんのかってことですよ。
きつくて当然苦しくて当然という状況は、改善されるべきだと思う。
まあオイラとしては、後ろからライバル来ない方が楽ですけども(笑)。
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