ドラえもん
何凄いって「ドラえもん」で一発変換できるのが凄いですね。一般名詞のうちになってるよ。
児童誌で描いている訳なので、まず「ドラえもん」は自分のバイブルとして外せない。漫画好きなのもSF好きなのも、この辺から始まってるんだよね。
昔母方の実家が本屋でした。小学校低学年のころ、帰省したとき、売り物の漫画をごっそり本棚から抜き取って、奥へ持ってって読んだ記憶。それが「ドラえもん」。
「ドラえもん」は日本で一番有名なSF漫画だと思うのです。あんまりSFだと意識されてないかも知れないけど。でも、「未来から過去に戻って歴史を変えに来たロボットが活躍する話」は立派なSFです。
ちょっとロボットがネコ型(しかもねずみに耳をかじられた)だったり、変える歴史がのび太が駄目すぎて子孫が貧乏なのを何とかするためだったりと、ユーモラスなだけで(笑)。
さらに自分が今目指している事というのも考え合わせると、大長編シリーズの方がバイブル。その中でも宇宙絡みという事で、「のび太の宇宙開拓史」を。
夢あり冒険ありで、楽しく面白く、そしてちょっと切なくほろ苦く……。物語の面白い要素が、ぎっしり詰まっている。それに。
ちゃんとオチがついているところも、素敵です。漫画は「引っ張るだけ引っ張る」が常態化しているので、なかなかいいオチ見れないんですよね。でも、物語にはオチは大切だから。いいオチ、心に残るオチがついてると、何度でも読み返したくなるものだから。
隅から隅まで、目指したいことだらけの作品です。
いつかはこんな、「みんなが読める面白いSFマンガ」、を描きたいなあと思っているのです。
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