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2005/10/17

新連載のシーズン

TVが改編期で、アニメの新番組が始まっていたり。ちょうどジャンプが新連載攻勢だったり。忙しいシーズン。

チェックするのも仕事のうち。

仕事のうち、と言うのは、面白い物を探して見てるんじゃないから。自分の目利きを鍛えようと思って。

さすがに連載始まってからは、じっくり見るのは時間的にムリなんだけど、それでも一応頑張って見る。

目利きの感覚がしっかりしていれば、自分の漫画の役にも立つ。読者の反応の予測に自信が持てれば、ここは伏線だから抑えて、ここで盛り上げて、という計算も出来る。

それがないと怖いから、とにかく受けそうなネタてんこ盛りで、クライマックスにすぐ持ってかないと安心できない。

すると逆に、結果期待薄なんですよね。

何でもそうなんだけど、自分が感じた感想が、必ずしも正しいとは限らない。原因は二つあって、一つは自分のレベルがさっぱり達してない場合。要は素人。

サッカーでこれを感じたのです。ジーコ監督を見てて。最初あまりに動かないし、名選手名監督に非ずってヤツなのか? と不安に思ってましたが、それでも勝っちゃう。どうもジーコ監督は、別のこと考えてるみたいだと気付いて。

昔々巨人の監督が藤田さんだった時、先発完投型投手を五人揃える、という物凄いシーズンがありましたが、あれに似ている。解説者は、もう限界だ代えなきゃ、と言ってるんだけど動かない。で、なんだかんだで完投勝ち。シーズンも圧勝。

見切りのレベルが上だった。限界はもっと先。そういう事もあるんだなあ、と。

まあ、サッカーに関しては、別に素人で構わないんですけど。プロの監督になる予定もないし(笑)。せいぜいこのブログで、裸の王様って感じになって天下に赤っ恥さらさないように、ちょっと気をつけるぐらい。それでもさらしてるかもしれないけど、まあ素人だから笑って流してよ、と。

でも漫画は困るのです。仕事だから。一応、素人じゃないんだから(笑)。で、目利きを鍛えないと駄目だな、と考える。

もう一つ目利きに大切なのが、客観性。自分の感想はあくまで個人にとっての正解で、人が違うと好みも違う。

なので、こういうのを好きなお客さんはどれぐらいいて、このクオリティーならそのうちどれぐらいを取り込めるか、という発想じゃないと、目利きが出来ない。

それを鍛えるのに、新連載新番組チェックは役に立つ。自分の目利きの感覚が正しいかどうか、その後の評判で確認できるから。結構当たるようになりましたが、まだたまに外れる。

近年だと「銀魂」を完全に読み違えて(失礼!)、ちょっとショック(笑)。

オイラもまだまだだなあ、と今日もチェックにいそしむのです。

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