夢の推進剤
再び月へ!
米航空宇宙局(NASA)は19日、新しい有人月着陸計画を発表した。2018年に4人の宇宙飛行士を月面に送り込み、1週間滞在させて、月基地建設の準備作業を行う。打ち上げには、スペースシャトルの主要推進システムを受け継いだロケット2機を用いる。実現すれば、1972年のアポロ17号以来、46年ぶり7回目の月着陸を果たすことになる。
読売新聞9/20
ただ心配なのは。ほんとに予算がちゃんと下りるかどうか。
基本的に宇宙開発というのは、まず夢が先で、直接何かの役に立つかと問われれば弱い所がある。昔から、そんなのに大金注ぎ込むなら、他に使え、という圧力を受ける。
実際には、大きな困難に立ち向かうことによって、数々の技術が開発されて、それが後々社会の役に立ってたりするんだけど。宇宙開発に限らず、過去の冒険的行為によって、今便利というのはたくさんある。飛行機の歴史なんて、最初はほんとに命知らずで酔狂な人が主役だし。
そう考えると、テロ根絶と叫びながら他人の国へ土足で踏み込み、誤爆と誤射の山を築いて余計恨みを買う馬鹿な行為に大金注ぎ込むよりは、よっぽど世の役に立つと思うけど。
こうなったら。
中国で2回目の有人宇宙船「神舟6号」が10月中旬に打ち上げられる見通しとなった。飛行士2人が搭乗、飛行時間は5~7日間で、2003年10月に中国初の有人宇宙船として打ち上げられた同5号の約21時間を大幅に上回る予定。共同通信9/19
中国に頑張ってもらうしかありません。夢を理解できない人も、自分のプライドには敏感です。「世界の超大国、世界をリードするアメリカ」という部分に中国がチャレンジすることにより、予算が下りるに違いない。実際アポロ計画なんて、八割方ソ連との競争意識がモチベーションだし。
頭の上でどっちが世界のボスかを競われるのは迷惑だけど、ま、背に腹はかえられない(笑)。
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