夢のある漫画
人に夢と書いて儚い(はかない)と読む……のっけから全否定!?
児童誌に描くようになったから、ちょっと気になって、リサーチかけるじゃないですか。身の回りのお父さんお母さんとか、後子供がいる人のブログを探して、漫画の話題を拾ってみたりとか。
自分が読んでた時には、多分そんなに意識してなかったと思うんだけど。人の親になるとやっぱり考え方がちょっと違ってきて、「子供に与えるなら、夢のある漫画がいい」という事になるようです。
これを描くのが難しい。
ドラえもんが載っていた、元祖コロコロからして、もうそういうスタンスじゃないし。商売入ってくるとどうしても、反応のいいとこに行ってしまう。
昔手塚先生が、「漫画は子供のおやつです」と言っていたそうな。PTAからいろいろ言われて。手塚先生先駆者だから、突き上げも凄かったようです。今は、もう親の世代が漫画で育ってるから、そこまでじゃないんだけど、でもやっぱり親の気持ちとしては、似たものがあるみたい。
まさにおやつとおんなじで、子供に食べて欲しい物が、子供の食べたがる物とは限らない。ポテチとかね、ケーキとか。食べ過ぎたら成人病一直線。
でも、「体にもいいおやつ」が、必ず不味い物とも、限らない。確かにそっちの方が作るの大変だけど。
まさに自分にとってドラえもんがそういう作品で。おいしさと栄養素の絶妙のバランスと言うか。「面白くて、ちょっと考えさせる」「面白くて、夢がある」そういう事は、不可能じゃない。
そういう漫画だから、自分の本棚には未だにドラえもんが並んでいるわけで。捨てられない、宝物のような漫画なのです。
自分もそういう漫画が描きたいな、と。大変なのは、分かってるけど。
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