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2005/07/02

漫画で交遊録題11弾。「六門天外モンコレナイト」(原案安田均/グループSNE。原作あかほりさとる+長谷川勝己。作画西川秀明。1999/11~2001/6。角川書店) 長いって!

「アークザラッドⅡ」そしてこの「モンコレ」と、企画物を二本続けた西川先生。以前とは違って、かなり計算づくで仕事を進めるようになって来ていて。

当然なのです。いろんな人が関わってる仕事を上手くこなすには、周囲と意見を調整していかないと。思いの果てに暴走、みたいな描き方してたら、上手くいかない。押すべき所は押し、引くべき所は引く。どこが売りなのかとか、理詰めで行かないと話し合えないし。

しかし、そんなそつないプロフェッショナルな西川先生を傍から見ていて、ちょっと寂しかったりしたのです。なんて言うのでしょう、周囲に染まって、熱を奪われているような気がして。

しかし、そんなことは杞憂だったのが発覚。クライマックスの回を手伝っている時のこと。最後の敵、ザ・デスティニー・フェニックスの圧倒的な力の前に、大ピンチ。その時やって来るのがファイナル・ファイア・ドラゴン。その力を借りての逆転勝ちなのですが。

火、吐いてないよ!!

ぶん殴って、勝ってる。究極の炎の竜なのに。すげえテンションで。かっこいい。

ありえないですよ。原作あかほりさとるなんですよ? 「アダラ・カダラ・ブウ」でモンスターと合体、「正義の勝利、モンコレナーイト!」なアニメとのタイアップなんですよ? アニメとは別物。凄い熱気。西川先生の独壇場。

前々から言ってたんですよ、西川先生。最後は主人公の魂の拳で勝つのだと。それが燃える漫画なんだと。魔法やビームじゃ気持ちが伝わらない。拳に伝わる痛みと手ごたえを描かなきゃいかんと。

ああ、やっぱり西川先生は魂の人だったと、手伝いながら嬉しく思いました。心の奥で魂は、ごうごうと燃え盛っていたのです。

魂の色っていうのは、そう簡単には変わらないよね、と思った次第。テクニックでどうこうする物でもない。

オイラも自分の魂を腐らせずに、真っ直ぐ燃えて生きたいなと思うのです。

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