ブンブン8月号
本日7/6、月刊プレコミックブンブン8月号発売です。問題の第5話がやってきました。
レイソル出の先生が登場してます。このネタを通すために、慣れない交渉事やら取材やらを頑張ったのです。
昔は権利関係の意識が希薄だったので、漫画にも実名チームやら選手やらがちょくちょく登場していましたが、近年その辺が厳しくなって、使うにはいろいろと手続きが。慣れてる人ならたいしたハードルじゃないんでしょうけど、漫画家はほんと、漫画描いてばっかりなので、未体験ゾーン。
じたばたしながら、なんとか実現に漕ぎ着けました。
そしてこのために柏レイソルを取材。クラブハウスへの出入り口の位置を、豪快に勘違いしていたことを発見してみたり(笑)。正面から入るんだと思ってた。取材は大切ですね。
取材中、こういう話を描きます、とお話したら、「ああ、向こうのコーチの控え室にそういう人がいますよ。酒井とか、渡辺とか……」と広報さん。リアルさにドキドキしてしまいました。渡辺コーチなんて、まさに小学生を担当しているわけだし、いつかお話をうかがってみたいです。
それにしても、描いてて思いました。プロのデザイナーは偉い。オイラが適当に作ったユニフォームに比べて、絵にした時の見栄えが段違い。かっこいい。描くのは大変なんですけど(笑)。
そんなこんなで奮闘した第5話ですが、お話的にも。
明らかに、一般的な児童誌の範疇から飛び出しています。リストラを正面から描いた漫画は、たぶん児童誌では他に無いんじゃないかと……。担当さんも心配顔です。
ですが、体験談として。小学校低学年の頃、「あぶさん」を楽しく読んでいた記憶があるのです。しかも昔のあぶさんは、今と違ってしがない代打屋家業です。ほんとに地味です。でもそれが楽しかったんですよねえ。
あぶさんがホームランの後ヘルメットにゲロ戻すシーン、鮮明に覚えてるもんな(笑)。
それに比べたらオイラの漫画なんて、書き文字にまで漢字に読み仮名振ってあるし、ジャガーはいるし、全然子供に親切ですよ(笑)。
さらに言えば、普段「漫画はジャンルにとらわれすぎて、閉塞感があってはいかん。漫画はもっと自由闊達であるべきだ」とかぼやいてる人間として、自分がそういう事をするわけには。要はネタを調理する腕の……。
それが問題か(笑)。さて、大丈夫なんでしょうか。勝負は続きます。
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