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2005/07/05

7/2NOAHディファ有明 どうなるドーム!

NOAHのドーム大会が近づいて来ています。これでもかという豪華ラインナップが次々発表。盛り上がってます。

三沢vs川田の再会とか、小橋vs健介初遭遇とか、こっそりオイラのツボを突いてる天竜vs小川とか。ムシキングまで来るんですよ(笑)!?

そんな中、俄然オイラの心のメインイベントにのし上がってきたのが。

GHCタッグ選手権、鈴木&丸藤vs秋山&橋。

上記のカードを聞いた時点で舞い上がっていたのに、これを知ってさらにヒートアップ。事の起こりは週刊プロレス、秋山選手のコラムで。橋選手と組んでの挑戦表明。実は橋選手、お父さんが亡くなっていた、と。でもそれを回りに感じさせずに試合する橋選手の姿に、心を動かされた、と。

それを読んだオイラの心もグラグラと!

単純なお涙ちょうだい、というわけではないのです。オイラはもともとプロレスは人生の縮図のようだ、と感じていて。世間では格闘技花盛りの中、プロレスの方が好きなのも、そういう部分。

格闘技はどうしても、試合形式とか興行形態とかのため、「特別な日の特別なイベント」になってしまう。選手にとっては戦いが人生なんだけど、それがお客さんには見えづらい。

対してプロレスは。連日のように試合をこなし、同じ相手とも何度も何度も顔をあわせる。それがまるで、日々の困難に直面してもなお、頑張らなくてはいけない人間の人生を、戦いの中で昇華して見せているように感じる。そういう伝わってくるハートの部分が好きなのです。

特に橋選手はそんな感情移入がしやすい選手で、前々から応援していたし、秋山選手との師弟タッグも、いつか組んだら燃えるんだろうなーと、期待していたのですが。まさに、辛いことを乗り越えて戦わなければいけないのだ、というシチュエーションで実現! 想像以上、まさかこんなタイミング、こんな大舞台で!

そして迎えたこの日の前哨戦。戦前王者組は、秋山選手を挑戦者に指名していましたが、パートナーは同格のやつを連れて来い、と。当然橋選手には不満、調印式で前代未聞のサイン拒否。今日橋選手が頑張って、王者組を振り向かせないといけないことに。

ここで、やすーい漫画とかのチープなシナリオならば、最初やられっぱなしの橋選手が頑張って盛り返し、王者がそれを認めてめでたく対戦決定となるとこですが。ちょっと違った。現実は甘くない。

王者組の鈴木選手、常日頃から勝負にこだわる姿勢を貫いている。単純に勝敗だけじゃなくて、相手を引き立ててやるという気持ちを見せない。安易なプロレスムーブには付き合ってくれない。打撃はガードされちゃうし、グラウンドでは相手にならないし、反撃の糸口が掴めない。

さらにパートナーに合わせて、丸藤選手もそういう姿勢でくる。すると橋選手とのアスリートとしての能力の差が浮き彫りに。

現実は残酷です。どんなに頑張る気持ちがあっても、才能の差、技術の差はおいそれと埋まらない。頑張るだけでは、力の差は乗り越えられない。橋選手、捕まりっぱなし。もがいても、もがいても。

結局あまりいいところなく、試合はお終い。これで定番のお約束通りに、頑張りを認めたことにして対戦承諾だったら、まさにチープな展開だよな、とチラッと思ったその時。

試合が終わっても鈴木選手にしがみついては蹴散らされ、をしていた橋選手。みんながもう終わりか、と気を抜いた一瞬、さらにしつこく鈴木選手にエルボー弾! これが死角から鈴木選手の後頭部にまともに入った。

その瞬間、すっと鈴木選手の顔色が変わった。それまでは「ほらどうした、頑張れよ」という態度だったのに、ほんとにカチンと来た様子。調印書を掴むと、怒りもあらわに殴り書き。橋選手の気持ちが届いた一瞬。

しかし、問題はこれからです。鈴木選手がもらしている「ベルトを獲って面白いことをする」というのは、このカードのことじゃないと思うんですよね。となると向こうも負ける気さらさら無いから、本気で潰しにかかると思うんですよね。

という事は、ドームで公開処刑の可能性!? うわー、橋ー、ガンバレー!!!

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