大変だなー
まず、「宇宙戦争」がやって来ること。それから、そんな時にたまたま録っておいた、映画に関するドキュメンタリーを見ちゃったこと。この流れで、大変だなー、という気分に。
最近SF映画が、だんだん過去に遡ってる感があって。それがとうとう「宇宙戦争」まで。しかもスピルバーグ作品と聞いて、いよいよなのかと。「タイムマシン」も「透明人間」もやっちゃったし、もうこれ以上遡るのは難しいですよ。ハリウッドネタ切れ危機説は、本当なんだなー、と痛切に。
あんまり映画を見る方じゃないんだけど、それでも、どうも最近外れ傾向のような気がして。で、それが気のせいじゃないらしい、というのが、その手の危機説を聞くと確認出来る。ほんとに大変なんですね。
でもまあ、少ないながらも見たサンプルで言うと、シナリオのレベルがこれぐらいだと、あんまり当たらないよねえ、と。妥当な事態なんじゃなかろうか。
それで、見た件のドキュメンタリー。企画会議の様子が映ってた。それで思ったのは。こういうやり方が普通なら、ああいうシナリオが普通だな、と。船頭多くして、船山登る、という感じ。
かっこよく言うとブレインストーミングなんですが。アイディア出す分にはいいんだけど、それを一つにまとめる時に、いろんな人の意見が入ると、一番妥当にまとめたものになりがち。そういうのはいいシーンのパッチワークになりやすくて、そうなると面白くない。骨が無いから。
結局最後に人間同士は分かり合えない、と思うのです。好みがあるから。何人も人がいて、細部までばっちり一致というのは難しい。
でもお話作るときには、細部まで煮詰めることが必要で、そうなると、非常に細かい取捨選択が必要になる。あるシーンをどこまで掘り下げるべきか、ニュアンスにまで踏み込まないといけないから。
で、そこでみんなの意見を無定見に入れちゃうと、判断基準が寝惚けた物になる。Aさんの正解とBさんの正解は違うから。最後はAさんの正解を正解にしましょう、と割り切らないと妥協の産物に。
でもBさんはそれだと不安だから、やっぱり口出したくなるのが人情なんですよねえ。Aさんの正解で本当にうまく行くのか、保証は無いですからねえ。外れる時は外れるし。
で、結局みんなであっちいじり、こっちいじりとなってるわけで。映画だけじゃないんですよね。漫画もそうだし。
「宇宙戦争」はどうなんじゃろなあ。スピルバーグさんが強いリーダーシップを発揮できていればいいが。
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