どぼーん
民間団体の米惑星協会は米東部時間の21日午後(日本時間22日未明)、太陽の光の圧力だけで宇宙空間を進む世界初の太陽帆船(ソーラーセール)「コスモス1」を、バレンツ海のロシア原子力潜水艦から打ち上げた。しかし、タス通信がロシア宇宙関係者の話として伝えたところでは、3段式ロケットの1段目エンジンが途中で停止、地球周回軌道への投入に失敗した。共同通信6/22
以前ソーラーセールについてちょこっと触れたので、続報。ガッカリ。
何で原子力潜水艦から? と思った方に説明しますと、コストダウンのためです。核軍縮により核弾頭を廃棄しているので、それを積んでいた弾道ミサイルが余ってて。ロシアはそれを改造して、衛星の打ち上げに使っているのです。リーズナブルなお値段だそうな。
調べてみると、ヴォルナ・ロケットはR-29R(SS-N-18)と呼ばれるミサイルを改造した物のようです。元のミサイルは射程6500km、200kTの核弾頭を3つ積んでる、立派な(?)核ミサイルです。それが改造されて、こういう平和な目的のために使われる。なんてすばらしい! …と、ここまではよかった。
なのに……。打ち上げに成功していれば、太陽の光を帆が反射して明るく輝いて、地上からでも観測できるという話だったので、かなり期待してたのになー。どうやら、バレンツ海に沈んでしまったようです。
哀れ太陽帆船、海の藻屑と消える……。しょぼーん。
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