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2005年6月

2005/06/30

ハーメルンのバイオリン弾き 33

ハーメル回顧録の33。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

赤い羽根の天使。

サイザーの贖罪については何回か触れてますが、難しいテーマです。漫画だから、ある程度事態も単純化して描かないと描ききれないんだけど、あんまり都合よすぎても駄目だし。その辺のさじ加減が。読む人によっても違うしね。

で、サイザーについては、散々苦しんだあげく、オカリナの思いを受け止める形で、生きて頑張ることを選択したわけですが。読者に対してはそれでいいけど、それを知らないこの作中世界の人にとってはどうだろう。

というわけで、このテーマを完全決着させるために、オルゴールと最終対決。今までと同じように見せといて、違うのだ、サイザーは乗り越えたんだ、というところを描く。さらにその姿が人々にも伝わって、「赤い魔女」から「赤い羽根の天使」に昇格。

こうして長く続いたサイザーの贖罪というテーマは、ついに決着を見たのです。

こういうクライマックスを考える時には、キーワードが重要です。一言ぽんと収まれば、全体がすっきりまとまる。頭をひねって「赤い羽根の天使」というのを思いついたときに、それで決まりだ! と。上手く収まったと思うのですが、いかがでしょう?

さて、いい話に振ったところでドーンとギャグを持ってこないと気が済まないのがナベ先生で(笑)。早速天使がらみでオリン爺さん登場。ヒントは作中にちゃんとあるんだけど、断定されていなかった、オリン爺さん実は天使という衝撃の事実を発表。

これのために前巻に外伝が収録してあるのです(笑)。これギャグ王に載ったんですね。

ギャグ王と言えば僕らの間では、溝渕さんが連載とって、みんなで喜んで祝福して送り出したのもつかの間、すぐに廃刊。当然溝渕さんの連載もパーで、ギャグ王とは名ばかりで笑えない事態となった、因縁の雑誌です。

4コマとかショートギャグが結構子供に受けるから、別枠でやろうと始めて、辛抱しきれずにストーリー漫画を入れてリニューアル、そこでぽしゃったんですよね。漫画は難しいですね。

サイザーのテーマが終結した次に始まるのが、スフォルツェンド王家の物語、最終決着。この巻の後半から、リュートの強大な力の前に、みんな大ピンチ。術者を倒さねばという事になって、とうとう城に突入することに……。以下次号。

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2005/06/29

大変だなー

まず、「宇宙戦争」がやって来ること。それから、そんな時にたまたま録っておいた、映画に関するドキュメンタリーを見ちゃったこと。この流れで、大変だなー、という気分に。

最近SF映画が、だんだん過去に遡ってる感があって。それがとうとう「宇宙戦争」まで。しかもスピルバーグ作品と聞いて、いよいよなのかと。「タイムマシン」も「透明人間」もやっちゃったし、もうこれ以上遡るのは難しいですよ。ハリウッドネタ切れ危機説は、本当なんだなー、と痛切に。

あんまり映画を見る方じゃないんだけど、それでも、どうも最近外れ傾向のような気がして。で、それが気のせいじゃないらしい、というのが、その手の危機説を聞くと確認出来る。ほんとに大変なんですね。

でもまあ、少ないながらも見たサンプルで言うと、シナリオのレベルがこれぐらいだと、あんまり当たらないよねえ、と。妥当な事態なんじゃなかろうか。

それで、見た件のドキュメンタリー。企画会議の様子が映ってた。それで思ったのは。こういうやり方が普通なら、ああいうシナリオが普通だな、と。船頭多くして、船山登る、という感じ。

かっこよく言うとブレインストーミングなんですが。アイディア出す分にはいいんだけど、それを一つにまとめる時に、いろんな人の意見が入ると、一番妥当にまとめたものになりがち。そういうのはいいシーンのパッチワークになりやすくて、そうなると面白くない。骨が無いから。

結局最後に人間同士は分かり合えない、と思うのです。好みがあるから。何人も人がいて、細部までばっちり一致というのは難しい。

でもお話作るときには、細部まで煮詰めることが必要で、そうなると、非常に細かい取捨選択が必要になる。あるシーンをどこまで掘り下げるべきか、ニュアンスにまで踏み込まないといけないから。

で、そこでみんなの意見を無定見に入れちゃうと、判断基準が寝惚けた物になる。Aさんの正解とBさんの正解は違うから。最後はAさんの正解を正解にしましょう、と割り切らないと妥協の産物に。

でもBさんはそれだと不安だから、やっぱり口出したくなるのが人情なんですよねえ。Aさんの正解で本当にうまく行くのか、保証は無いですからねえ。外れる時は外れるし。

で、結局みんなであっちいじり、こっちいじりとなってるわけで。映画だけじゃないんですよね。漫画もそうだし。

「宇宙戦争」はどうなんじゃろなあ。スピルバーグさんが強いリーダーシップを発揮できていればいいが。

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2005/06/28

てけてけマイハート 4

めっちゃ、うらやましい!!!

てけてけマイハート4巻(竹本泉。竹書房)を買いました。見た目まんま中学生な、吉田のぞみ(旧姓早坂)27才が主人公の、ほのぼの漫画。この巻にはそんなのぞみ嬢の新婚生活が描かれています。…と書くと、なんかオイラが、見た目ロリな若奥様を羨ましがっている様に見えるけど、違うんだ!!

あとがき漫画に、いつもどおりな自分の漫画を評して、「いやまあ、そおいう作風だから、しかたないんだってば」と書いてあって、それがめっちゃうらやましい!!! それで仕事がちゃんと回るなんて!!!

…疲れてきたかな、オイラも。

仕事自体はまだ、半年経ったぐらいなんだけど。

まだ先は長いのに。

長くなかったら、やだな。

疲れた云々は置いといて、うらやましいのはホントです。別の漫画のあとがきでも、編集さんに「いつものでお願いします」と言われた、という事が書いてあって。いいなあ。

もうオンリーワンとして、認知されてるって事ですからね。そうなったら勝ちだよなあ。

打ち合わせしてて何困るって、狙いどこがずれてるのが一番困る。しかもそれが自分の得意な所じゃない場合。

うわー、それ、俺が描く必然性、全然無いじゃん、という状態になると、脳裏をよぎるのは、得意じゃない物苦労して描いて、中途半端に不出来になって読者に見向きもされず、ポイ捨てされる自分の将来像。でも向こうはそしたらそしたで、別の人使うだけなんだよなあ、という事実。

「替わりはいるもの」という感じです。

でもオンリーワンとしてサイクル出来上がってたら、替わりはいないし、そういう気苦労も無くなる。

うらやましー! オイラもなりたい!

なんとかそういう所へ行けるように、頑張ろう。

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2005/06/27

どぼーん

民間団体の米惑星協会は米東部時間の21日午後(日本時間22日未明)、太陽の光の圧力だけで宇宙空間を進む世界初の太陽帆船(ソーラーセール)「コスモス1」を、バレンツ海のロシア原子力潜水艦から打ち上げた。しかし、タス通信がロシア宇宙関係者の話として伝えたところでは、3段式ロケットの1段目エンジンが途中で停止、地球周回軌道への投入に失敗した。

共同通信6/22

以前ソーラーセールについてちょこっと触れたので、続報。ガッカリ。

何で原子力潜水艦から? と思った方に説明しますと、コストダウンのためです。核軍縮により核弾頭を廃棄しているので、それを積んでいた弾道ミサイルが余ってて。ロシアはそれを改造して、衛星の打ち上げに使っているのです。リーズナブルなお値段だそうな。

調べてみると、ヴォルナ・ロケットはR-29R(SS-N-18)と呼ばれるミサイルを改造した物のようです。元のミサイルは射程6500km、200kTの核弾頭を3つ積んでる、立派な(?)核ミサイルです。それが改造されて、こういう平和な目的のために使われる。なんてすばらしい! …と、ここまではよかった。

なのに……。打ち上げに成功していれば、太陽の光を帆が反射して明るく輝いて、地上からでも観測できるという話だったので、かなり期待してたのになー。どうやら、バレンツ海に沈んでしまったようです。

哀れ太陽帆船、海の藻屑と消える……。しょぼーん。

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2005/06/26

vsブラジル マジで惜しい!!!

うわー! 入っちゃってよかったのにー!! vsブラジル、2-2!!!

大善戦。マイアミの奇跡の再現、ケルンの奇跡実現が目前まで。

開始早々の加地選手のゴールがオフサイドで取り消され、そのあとロビーニョ選手の先制弾を食ったときには、「こりゃ、やっぱり……」と正直覚悟を決めました。しかし、そこからシーソーゲーム。粘る日本、二度追いつく。そして最後には惜しいヘディングシュートも。

仕事の最中にサッカー見たりプロレス見たりすると、その内容によって、モチベーションが上がったり下がったりします(笑)。やっぱりいい試合を見ると、力をもらってやる気倍増。オレも頑張るぞ、と。

この試合は最後の追い込みの時に、録画しといて見たんだけど、ほんとにそういう試合でした。いやー、でもあの惜しいのが入ってればなー。

当然ブラジルの攻撃は怖いし、やっぱりポゼッションでは明らかに相手が有利なんだけど、それでも戦えないわけじゃない。それも正面から堂々と。そこまでの力を日本がつけたというのが、凄く嬉しい。何しろ昔々、アジア突破さえままならない時代から、見ているから。

さあ、後はもう少し。何事も、トップの後姿が見えたとこから最後の差を詰めるのが大変なんだけど、もう少し。要するに、あのシュートが入ったり、あれが入ったりすればいいんですよ! 具体的に見えてきたわけですよ!

メキシコ戦、ギリシャ戦、ブラジル戦と「あの時あれが出来ていれば」と語れるプレーがあることが、今回の収穫。あまりに差がある時は、どこから手をつけていいのかという状態だったんだから。

そういう所を念頭において、日々練習して試合して。

そしていつの日か。奇跡ではなく勝てる日を。

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U-20vsモロッコ 勝ち星なく

ロスタイム、衝撃的な幕切れ。vsモロッコ、0-1。カレン選手のシュートが枠に嫌われた時、僕の神通力は消えたようです。早かったなあ(笑)。

結局、1勝も出来ずにワールドユースを終えた、U-20。どうしても、物足りなさが残ります。上手い選手が揃っていて、そして上手いだけだった、という感想。

なんていうか、存在の線の細さとでもいう感じ。心技体の「心」の部分。気持ちの強い弱い、やる気のあるない、という話じゃなくて。プレーヤーとしての確信、心の持ちよう。

例えば大黒選手を見ていると、「オレはFWだ。点を取るんだ。そのためにはこういうポジションを取って、こうボールを受けて……」という、信念、確信、方法論と、しっかり流れている骨を感じます。

そういう芯のある選手はプレーに怖さがあるし、結果もついてくる。対して今回のU-20は。選手個々にも、チームにもそういう拠り所が感じられなかった。出来る事をただやってた、という感じ。やっぱり、なんとなく、という状態になってると、うまくいかない。そこが凄くもどかしかった。

チームはとりあえずここで一区切りなので、これからは選手個々に注目。この中から一人でも、そういう芯を持った選手が出てくるように。能力が怖さに結びついてる、そんな選手に。みんな、頑張れ。

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2005/06/25

六話目終了

六話目終了しました。

今回余裕を持って始めたはずが、やっぱりいつもどおり(笑)。敵はサッカー。

W杯アジア最終予選から、世界ユース、コンフェデレーションカップと、目白押し。今月ずいぶん見た気がする。

代表の試合は、生中継がほとんどで、どうしてもテレビに釘付けで、仕事どころじゃなくなっちゃう。さすがに今週は追い込みなので、我慢して録画しましたが。

サッカー好きで、それが漫画に生かされて連載取れたわけだから、これも漫画の肥やしなのだ! と自分に言い訳(笑)。…いや、見てもいいけど、ちゃんとリカバーしないとね。

というわけで、追い込みの最中行われた、ワールドユースモロッコ戦と、コンフェデ杯ブラジル戦については、明日。

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2005/06/24

ママは小学4年生

♪ねえ どうして どうして 教えて 右と左に パパママ♪

たまたまCATVつけたらやってた「ママは小学4年生」最終回。懐かしい。そのまま見入る。

この最終回はナベ先生の仕事場で見た記憶。何人ものいい年した男が、鼻をグズグズ言わせながら、泣いていたのです(笑)。別れのとこの演出がいいんですよねー。で、やっぱり今回も涙ぐんでみたり。

全体としては、そんな手放しで絶賛、というような大傑作じゃないのです。ちょいとハテナな回があったり、まあ佳作というのが妥当な作品。でもねー、もうこの演出だけで賞賛に値するのですよ。

小学生の少女なつみのところに、未来の自分の赤ちゃん(その名もみらいちゃん!)がタイムスリップしてくるお話。小学生なのに、子育てする羽目になってさあ大変、というコメディなんですが。

やっぱりこの子をもといた未来に帰さなくちゃ、という最終回。別れの時間が刻々と迫ってきて、クラスの仲間たちが次々にみらいちゃんにお別れを言っていく。いやがおうにも盛り上がる別れのムード。そしてとうとう、なつみも。「すぐにまた、会えるからね」

いや確かにみらいちゃんは、タイムスリップすればなつみママに会えるんですよ。でもそれは15年後。なつみには15年の別れ。そしていよいよ出発だ、というその時。ここの演出がほんとに最高。涙ぼろぼろ。

BGMやらなんやらで、ずっと盛り上げてきたのがその手前ですっと途切れる。別れに気付いたかのように、なつみに手を伸ばすみらいちゃん。それまでずっと、だあだあしかしゃべれなかったみらいちゃんの、初めてしゃべる言葉。

「ママ、ママ」 

ネタとして書き出すと簡単ですけど、こういうのは演出が大切。間とか、タイミング、アニメだとBGMもついてるからそれの出し入れ。傑作も駄作も、あらすじはそんなに変わらないんですよ。それの境はこういう細かい部分。演出でどれだけ臨場感を出せるか。まさに至高の職人芸。すばらしい!

ここがびしっと決まると、今までのシーンでずっと子育ての苦労させてきたのも、これを見せるためだったんだーっ!という感じになって、思い出が走馬灯のように脳内をぐるぐると回り、主人公なつみと一緒に、だーっと涙が。

こういう終わりよければって感じの作品はいいですよね。ずっと見てきたことが最後の最後で大爆発。

心に残る作品です。

そんな素敵な作品なのに、次回予告の決め台詞「赤ちゃんて、かわいいー!」という所をいじって、なんか野太い声で叫んだりする遊びをしていた馬鹿な人たちが、いたみたいですよ(笑)? 反省。

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2005/06/23

ハーメルンのバイオリン弾き 32

ハーメル回顧録の32。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

いやー、ナベ先生は律儀な人だなーと思うのですよ。魔族と人類の総力戦。勇者一行を助けるべく現れる、各国の精鋭達はいいとして。あんな人やら、こんな人やら。

漫画のクライマックスで、今まで出てきたキャラクターが勢ぞろいして、主人公を後押しするというのは、燃えるパターンなわけですが。一巻の頃のキャラとか、外伝のキャラとか、脇にチラッと出てきただけのキャラとか、とにかく全部勢ぞろい。

こんな遊びをしているから、なんかあっちにふらふら、こっちにふらふらという印象が否めない(笑)。でもそのため読者は、次に何のシーンが来るのか、さっぱり読めない。遊びは漫画に重要です。作りこみすぎちゃうと、消えちゃうんだけど。

さらに一見そう見えて、話作りは基本に忠実、骨の部分はしっかりしているから、ちゃんとストーリー漫画として進んでいく。クライマックスは燃える展開に。一挙両得、一粒で二度おいしい。ナベ先生を評価している人は、こういうところを押しているんだろうなと思うのです。

さて、この巻ではホルン様の凄絶な大往生が描かれているわけですが。お察しのとおりこの辺も、ラストに向けてのプロットに計算して組み込まれていて。

30巻のホルン様が病床に臥していながら、十字架に残った法力を詰め込んでいたりとか、この後リュートとの戦いや、最後の決戦で、その力が助けてくれたりとか、そういうのは全部一本の糸で繋がるように計算してました。

計算というと、何か冷たく聞こえるかもしれませんが、話作りにおける計算というのは、要するに一回全部想像してみることで。話を想像しながら、読む人の気持ちも考えていく。そんな作業をナベ先生と二人でやっていくと。

話し合っているうちに、どんどん細かいとこまで想像し始めるわけですよ。伏線があーなってこーなって、ホルン様はこのときこんなこと考えていて、それを後々こういうシーンで受けて……。アイディアを出し合う形で話を固めていく。

で、最後ホルン様が娘に心配かけまいと見送って大往生、というところにたどり着くと。…いかん、泣けてきた。二人でそんな感じで(笑)。

ベースの最後とか、ライエルがケストラーに立ち向かうとことかでも、話しててそんな感じになってました。自分で泣けたり、燃えられたりするレベルまで煮込まないと、人に伝えるなんて出来ないんですよね。

自分が10考えて、人に伝わるのは3とか4とかだから。自分で泣けるとこまで考えて、ようやく人の心がちょこっと動く。人には見られたくないですが(笑)。

登場人物の想いとか、気持ちの流れとか、そういう物を最初に整理してあるという事は、全体を俯瞰して描けるという事でもあって。逆に一つのシーンを描くにしても、その後これがああなって、ということが分かっていれば気合も倍増なのです。

キャラクターを描いているのはナベ先生なのですが、自分にもそういう部分があったのでしょうか、今見ると大変な作画のはずなのに、辛かった記憶があまりないのです。乗れていた、という事なのでしょう。

自分の漫画でもそういう状態で描きたいなあ、と思います。

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2005/06/22

目指せキラータイトル

ちょいと遅れた話題ですが、月刊少年シリウスという雑誌が、講談社から新創刊されたのです。つか、もう2号が出ちゃうよ(笑)?

おいらはブンブンに来る前、マガジンZに持ってってたから、その流れで、「新雑誌出るんだよ」という事は聞いていて。ほう、これがそうか、と。試しに買ってみた。

……まずいタイミングで買ったなあ。

今ちょっと自信を失ってるシーズンだったんですよね、オイラ。自分の漫画見て、何でこんななんだろう、と。こういう時、人の漫画見ると、ダメージでかいんだよなあ。

世の中には描ける人なんて、いっぱいいるんだよねえ……。

…いかん、いかん。自分を奮い立たせなくては。どうせ頑張って描くこと以外、やること無いんだから。という事で、ちょっと違う視点から。

新雑誌を立ちあげる場合、まずキラータイトルをどうするかという事を考えるようです。売りになる漫画を何にするか。シリウスは小説とのコラボを売りにするみたいですね。

渡り歩いた雑誌で言うと、ガンガンは自社ゲームから「ロトの紋章」、マガジンZだと「デビルマン」とか「仮面ライダー」とか、懐かし系。でブンブンは「かいけつゾロリ」に代表される、ポプラ社の持つ有名所。

まず最初に素材とか作家さんの名前で、人目をひきつけられるような企画を考える。で、ここからが、雑誌の明暗を分けるところ。この第一陣が踏ん張っている間に、次が来ないと、雑誌が続かない。

例えばガンガンでは。「パプワ君」「グルグル」「鋼の錬金術師」と、ミリオンセラー級大ホームランが繋がっているわけですよ。で「ハーメル」のようにその他のヒットも並んでる。だから、最初は「何ヶ月持つかなあ」みたいなことも言われたらしいですが、これだけずっと続いてるわけで。

オイラに課せられた使命は、それを目指すことなのです。てゆーか、それぐらいにならないと、結局作家として続かないんだよね。連載がゴールじゃないの。いい仕事して、次に繋げないと。

というわけで、目指せ次世代のキラータイトル!!

これで、オチてますか?(やっぱり、自信なし)

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2005/06/21

vsギリシャ 欧州王者撃破!!!

やりました日本、欧州王者撃破!!! vsギリシャ、1-0!!!

いやー、一歩間違えば全敗か? という面子が揃うコンフェデレーションカップで、待望の勝利を! ばんざーい!

まあ、でも一番勝ちが期待できるかなと思っていたのは、このカードだったのです。去年奇跡の欧州制覇となったギリシャですが、今年に入ってのW杯予選ではグループ3位。去年ほどの勢いはありません。

で、戦前の予想としては、たぶん中盤は日本のテクニックで制圧できるはずだ、と。ポゼッションでは優位に立てる可能性。

ただ、ギリシャが中盤を制されても、もともとそういうチームだから、気にせずゴール前を固めてくるであろうこと。さらに相手の得点源、カウンターでサイドから、もしくはセットプレーから、中央の高さで勝負という図式に、日本が弱そうなこと。この辺が心配だったのです。勝負の分かれ目は、ゴール前。

その点日本DF陣は頑張りました。明らかにでかい相手に対して、体を寄せて自由にさせない。ボールの出所もきちっとチェック。いいボールも出させない。

さあ、後はゴールを決めるだけ。なんですが。惜しいところで枠を捉えず、なかなかゴールが奪えない。玉ちゃんも何度もいい突破をしていたのですが。また、得点力不足とか言われちゃうのかなー、と思っていたところ。

交代出場した、大黒選手。見事にゴール! 素早く裏に抜け出して、得意のパターン。さすが!!

玉ちゃんと交代だったのが、個人的には複雑な気分なんですが(笑)。

さあ、次はブラジル戦。ジーコ監督、ベスト4を目標に上げていましたが、そのためにはグループリーグを勝ち抜かないと。

ブラジル戦、どこまで頑張れるか、注目。奇跡が起きても、いいんですよ……?

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2005/06/20

U-20vsオーストラリア すれすれで

何とかギリギリ決勝トーナメント進出。vsオーストラリア、1-1。

いやー、勝ち点で並び、得失点差で並び、最後は総得点だって。ギリギリですよ。しかも試合自体も、何とか追いつく展開。滑り込みって感じ。

前の試合の感想で、舵取り役は誰が、と書いたら、梶山選手が。体力不安を根性で払拭。しかも同点のシーンも、梶山選手が粘って、ラインの裏へ短いパス。えらい!

シュートを決めた前田選手。利き足ではない右足で。チームで監督から常々言われて、練習していたようです。その成果が大舞台で! えらい! ついでに小野監督も、えらい!

さて、舵取り役が安定してボールを配れるようになると、次に気になるのが、この試合の動き出しの遅さ。つい一昨日、メキシコ見ちゃってるからなー。

ボール取っても、周りの選手がすぐに切り替えてサポートに入ってくれないし、画面に入ってこないんだけど、FWの選手が動いてないのか、DFが出し所無くてモタモタするシーンが多いし。

FWには、頑張って欲しいですね。前回のワールドユースは坂田選手が大活躍。おかげで勝ち抜けた。やっぱりFWの働きがよくないと、攻撃力が上がらない。

前回舵取り役に注目、と書いたら梶山選手が頑張ってくれたので、ゲンを担ぐ意味でも。今度はFWに。特にカレン選手。

平山選手がポスト、というのは前回と同じ。相方のカレン選手が、坂田選手張りに活躍できるかどうか。そこにこのチームの浮沈がかかっている。

次からはトーナメント、とにかく点取らなきゃ勝ち進めない。実はこのチームでカレン選手、全然点取ってないみたいなんですが。

磐田では今季点取ってるわけだし。ここは一発、頼みますよ!

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2005/06/19

祝七万

カウンターが七万件を突破しました。ありがとうございます。お客さんがジワジワ増えてくのは、嬉しいですね。

現在ブログをマイナーチェンジしている最中です。ちょっと絵を増やそうかと試行錯誤中。

というわけで、009の絵が欲しくてe-bookを貼り付けてみたり。他にもいろいろ計画を。こういう風に考えてる時って、楽しいんですよね。

日経サイエンスを貼ったのは、日本人の理科離れを嘆く者の一人として。科学は確かに単語が難しかったり、正確を期すため難しい言い回しだったりして、とっつきにくいですが。

でも知ってて得することもたくさんあるのです。未来を見通す目を養うという点でも、大切。一般教養のうちですよ。

という事で、日経サイエンス頑張れ、と。オイラも、定期購読こそしてませんが、気になる記事の時に買ってます。

さて、他には何を貼ろうかな。

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2005/06/18

vsメキシコ 濃いサッカー

なんか凄い濃密な物を見た気がする。vsメキシコ、1-2。

コンフェデレーションカップ初戦。「こっそり強い」メキシコと対決。

メキシコが実は世界ベストテンの常連だという事は、ちょっとサッカーに詳しい人じゃないと、知らないような気がする。現在もランキング6位。W杯出場12回、最近3連続出場で、いずれもグループリーグは突破して決勝トーナメントに進出している、陰の(?)実力者なのです。

よく日本はヨーロッパを参考にすべきか南米を参考にすべきか、という話がありますが、僕はまず一番にメキシコを手本にすべきだと、常々思っていたのです。体格も似てるし、パワーもスピードもそこそこで、世界でも突出したスーパースターがいるわけでもなく。

でも、強い。

細かくパスを繋いで、みんなで攻めて、みんなで守る。スタイル、似てると思うのです。

さてそんなメキシコとの対決ですが。凄いよ。なんかいつも見ているサッカーと、細やかさが違う。

細かくパスを繋ぐためには、単に短いパスを出すだけではなく、もらう方も細かいポジショニングが必要だし、動き出し速くないと駄目だし、そのためには予測も大切で。出すほうも正確なタッチもだけど、視野の確保とか、ボール一個分の置き方とか。

なんか一個一個のプレーが、そんなことを語っているようだった。ファーストタッチで相手を少し外したり、ちょっとだけ動いてパスコース確保したり。だからボール持ってなくても、暇な人がいない。みんな少しずつでも動いてる。言葉にすると基本的な事なんですが、その精度と徹底振り。

これはやっぱり強いわい、と思ってたら案の定、押し込まれる。そんな中、カウンターから先制点を奪ったのは立派。でも逃げ切るのはムリでした。

対する日本は、ボール持ってからはそんなに遜色ないけど、もらう前、もらう瞬間でやっぱり差がある人が。全員がああいう風に動けるようになったとき、きっと日本もベストテンに入れるんだろうな。

まあ、残念ですが、順当ですね。

それにしても、後半に投入された玉ちゃんですが!

…9番、似合わねー(笑) 誰かと思っちゃった。28番は登録人数の関係上、付けられなかったそうな。

でも9番と言えば、ストライカーの番号なわけで。ここは一つ、残りの試合でドーンと点取って欲しいです。

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2005/06/17

U-20vsベナン 痛い引き分け

むむう……。U-20vsベナン、1-1。この引き分けは……。

見ていて不完全燃焼。なんか、こう……。勝てたよね? この試合。

アフリカ勢の身体能力の高さ、というのはよく言われる所で、実際対面した選手たちも、相手の足が伸びてくるのに苦労していたみたいなんですが。でも、見ていた感じ、どうにもならない、というほどじゃなかった。

オランダ戦の前半は、もう、どーにもって感じだったけど。でもそれを頑張って、後半盛り返したことを考えると。この試合も、何とかして欲しかったなー。

例えば、左サイドの家長選手はこの日絶好調で切れ切れで、対面の相手は完全に後手を踏んでて、面白いように抜けていた。実際同点のFKも、中に切れ込んだ家長選手が取ったわけで。あそこから徹底的に攻めるいやらしさがあってもよかった。

なんかそういう戦略的なものが感じられず、向こうに上手く凌がれちゃった感じで。数的有利も使い切れなかったし。

このチーム攻撃陣のタレントが豊富で、後ろの方が弱いかな、と思ってたんですが、それよりボランチがいないですね。

いや、人はいるんだけど、固定できなかった。そのせいか、なんとなく攻めの意図が希薄で、個人頼りになってる。まず平山選手の高さで行くのか、それとも回してサイドから崩すのか、その辺を仕切る人。

ちなみに忘れちゃったんだけど、日本では守備的MFのことをボランチと呼んでいますが、なんか潰し屋は別の呼び方あるらしいですね。昔、ワイパーって言い方もありましたね。

パンゾー君は潰し屋を期待されているわけで、その辺の守備は何とかなってる。もちっとパススピード上げてくれると、ひやひやしないで済むんですが。それより問題は相方。A代表でいうと、小野選手とか遠藤選手とか、気の利く配り屋の人。

本来このチームのその役は、先発の梶山選手だったんだけど、怪我上がりで体力不安が。他にチームでそれが専門職の人、いないよね……。その辺で、なんとなくな攻めになっちゃったのかな、と。それがオイラの不完全燃焼感の正体。

ボランチは日本語訳で、舵のこと。梶山選手が根性で頑張るのか、それともクレバーだと評判の本田選手がさらりとこなしてみせるのか。次戦グループリーグ最終戦。豊富とされる攻撃陣を操る、舵取り役に注目です。

とにかく頑張って決勝トーナメントに行こうよー!

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2005/06/16

ふたつのスピカ 8

相変わらず淡々と、じんわりと進んでいきます。「ふたつのスピカ」第8巻。(柳沼 行。メディアファクトリー)

「『超新星』とは、(中略)、望遠鏡や観測装置の無い時代に新しい星の誕生と勘違いされ”新星”と呼ばれるようになりましたが、実際には寿命を終える星たちの最後の姿であり、死を迎えた星たちの、最後の輝きなのです」

対して主人公アスミちゃん。

「超新星って……星の最後の姿なんかじゃないよね」「ただ消えて無くなるだけじゃなくて、めいっぱい輝いて燃えつきて、それが新しい星の材料になっているんだよね」

ロマンですねえ。

さらにこのシーンは非常にいいシーンなんですけれども、あんまり内容ばらしちゃうのも、なんなので。

科学的なネタを、単なるハッタリで終わらせずに、情緒溢れるものとして扱い、さらに非常にいいエピソードとして昇華させる、柳沼先生のストーリーの料理人としての腕に、拍手。

最近SF的ネタはハッタリに使われることが多くて、ロマンとして語られることが少ないだけに。漫画って、小説に対して、理屈書くより情緒を描くのに向いてる表現形式だと思うのです。一コマの絵で雰囲気出せるから。

だからSF小説は理屈で攻めてもいいけど、SF漫画は情緒感を大切にして欲しいなあ、というのが持論。SFアクション物だと、「情緒感?」て感じかも知れませんが、やっぱりその中にもあるんですよ。気持ちの部分。

この漫画はひたすらそれで攻め立ててきます。読むと胸の中に「何か」が残るような。それをはっきり言葉に出来ないところが、またなんとも味わい深くて。

アニメはそこまで表現し切れなかったのが、ちと残念。でもこれは簡単にまねできる種類の物じゃない。やっぱり本人じゃないと、ニュアンス掴みきれない。

そういうオンリーワンだからこそ。貴重だよね、と。

サイドバーに貼り付けてみました。オビ要らない……。

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2005/06/15

ハーメルンのバイオリン弾き 31

ハーメル回顧録の31。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

というわけで、前回書いたとおり、物語は終焉に向かって着々と進んでいるのです。まずは今まで断片的にしか描かれていなかった、ハーメルとサイザーの誕生秘話。

僕とナベ先生の間には、ケストラーを描くに当たって、一つの共通認識がありました。たとえベタになってしまってもいいから、絶対的な悪役として描くという事。

僕が子供の頃にはすでにあったと思うのですが、アニメなどで美形の敵役が出てきたあたりから、絶対的な悪役というのが描かれなくなっている傾向があって。敵にものっぴきならない事情があるんだよ、という描き方。

確かに現実世界ではそうなのですが、リアルだからと言って何でもかんでもそうしてしまうと、どうにもならないジレンマに捕まって、物語が不完全燃焼に終わってしまう。

さらに言えばハーメルは、明らかに寓話です。大体、いもしない魔族が出ているのです。この時点でリアルなんて糞食らえ。物語のテーマが浮き彫りになるように描くべきなのです。

ハーメルのテーマの一つとしては「仲間」というものがあって、大切な人を想うこと、その人のために頑張ることが描かれている。だったら敵役は、それを否定する存在でないといけない。かくして、我が子でさえも自分のために利用する、悪の大魔王が誕生。パンドラ母さん酷い目に。

そして、この巻では、ある伏線が張られています。ハーメルのバイオリンに合わせて、フルートが第九の歓喜の歌を歌っている。

これは最終回、どうやってケストラーを倒すか、というところまで決めてあっての伏線。さらにそれでハーメルとフルートがいい雰囲気になったところで、ケストラー登場。これから先の困難を暗示するのです。

このように、30巻代に入ってからは、プロットはかなり計算づくです。最短距離でラストに向かって突き進む。

ですが、ナベ先生の漫画の特徴として、話があっちに行ったりこっちに行ったりしている様に見えるわけで。それは遊びのシーンを描くのに余念が無いから(笑)。いや、漫画には必要なんですけどね、遊びのシーン。ないとつまらなくなっちゃうから。

その遊びが次の巻では大爆発。まさか、あんな人や、こんな人まで……(笑)。

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2005/06/14

打ち切り補完

こないだあんなに長々書いたのに、「打ち切りは仕方ないのでは?」という趣旨のコメントを頂いてしまい、しまった、ちゃんと伝わってない? と不安に。

地球なんて滅びろ!とか書いてたのがいけなかったかもしれない。あんまり長文真面目に書いてたから、ちょっと柔らかくしようかと思って。文章にするとニュアンス出ないから、難しいですね。漫画だとあそこはギャグ顔で描くとこなんですが。
uah

こんな顔

というわけで今回は具体例を交えて、もう少し突っ込んだ話。

僕は今回が初めての連載なので、幸いまだ、自分の漫画で打ち切りは体験していませんが、ナベ先生のとこで。成功も失敗も、両方間近で見たわけで。

打ち切りは辛いです。宣告されても、何回か仕事は続きます。目の前に死刑執行された死体が横たわっている。そんな気分。明るく振舞っていても、油断した弾みにふと溜息が。ナベ先生も寝れないって言ってたなー。

打ち切りがあるのは仕方ないというのは、了解しているのです。漫画は小説に比べて、話を進めるのに手間かかるから、すぐ長くなっちゃう。だから連載というのは、実は見切り発車で、出来た端からばら売りしていくという行為。大長編を完成してから売る、なんてやってたら、干上がっちゃうから。

そうである以上、見込み違いが発生して、引っ込めざるを得なくなるのは仕方ない。

ただ、漫画の打ち切りって罰ゲームなんですよね。多分小説の場合だと、よかったときに続編が出るので、続かないのが普通で、続くのはご褒美という感覚だと思うんですが。漫画、特に少年漫画なんかだと、見切り発車で大長編を描き出すもんだから、続くのはノルマで、悪かったら打ち切りという感覚。

これは当然、作り手の潜在意識にマイナスの作用をする。何とか避けたい。ナベ先生の次回作が、ガンガンでうまく行かず、自然消滅する様も間近で見ていたわけですが、これもそんな印象。

ナベ先生、ファントムは自分に向いてないのを承知の上のチャレンジだったから、次は手堅く行きたかった。ところが編集部としては、新人にチャレンジングな漫画なんて、打ち切り必至で怖いから、ベテランにそれを求めていたみたい。

でもその分、長い目で見守ってくれるわけじゃないのは実証済み。さらに向こうもやっぱり、その前の打ち切りが気になっていたみたいで、チェック厳しかった。しかも、やっぱりマイナス思考、減点方式のチェックになるんですよね。

結果こちらにはこう聞こえた。「革新的な内容で、人気は手堅く、目指せハガレン……」

ムリ! ハードル高すぎ!

そんなの思いつかないですよ。双方縛りをきつくして、脳内フリーズ。企画はお流れ。

今考えても、あんなに悲観的な目で見なくてもいいのにな、と。漫画は転がし方次第で変わりますしね。打ち切り=罰ゲーム、という構造が気持ちに影響しているんじゃなかろうか、と思った次第。

あともう一点。「打ち切り」って実は「エンドレス大長編」という問題と、表裏でワンセットになってるんですよね。根っこに、とにかくアンケートの数字を、何よりも重視する姿勢。だから途中で打ち切って、話がぶち切れになるのも、引っ張りに引っ張ってボロボロの状態になるのも、気にしない。数字が全て。

でもマーケティングの内容変えて、例えば顧客満足度を重視したら、まったく別の側面を見せると思うんですよ。引っ張ってボロボロになってきたら、単行本の売り上げ部数が下がる前に、満足度の数字がガタガタになるはず。

漫画の仕事しかしたこと無いから詳しくないんだけど、なんかいろいろな種類がありますよね、そういう調査。てことは今のアンケートが、果たしてお客さんの気持ちをちゃんと代弁しているのか、怪しい可能性もあるわけですよね。

このようにいろいろと、考える余地はあると思うのですよ。

まあ、無くすためにはビジネスモデルの大転換が必要なので、望み薄ですが。そこは自分で回避しろ、と(笑)。

自分の漫画の屍は見たくないですね。

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2005/06/13

6/10NOAH プロポーズ大作戦

そのタイトルで、半分勝ったみたいなもんですよ。何が起きるんだろうと気になった、6/10NOAH選手会興行。

正式には「泉田純のプロポーズ大作戦」。泉田さんが勝ったら、意中の人に告白するんだって!? 当初S田M馬さんとなっていましたが、それは下田美馬選手であることが発覚。どこまで本気なんだろう(笑)?

下田選手と言えば、ハスキーな声でがなりたてながらラフファイトする、怖いお姉さん、という印象ですが。この日は登場した時点でニコニコと。いつも見てる感じと雰囲気違って、なんかチャーミング。「いつも」は大流血戦とか、そういう試合のイメージだからなー。

泉田さんの顔はかなり真剣です。解説の小橋選手「こんな真剣な泉田、見たこと無い」。そりゃまずいでしょう、レスラーとして(笑)。アジアタッグとか、あったじゃん?

ちなみにこの試合の解説小橋選手、ちょっと試合の趣旨からずれてるのが、いい味出してます。弱ってる潮崎選手に檄を飛ばし、下田選手が気になる泉田さんに、「試合に集中したほうがいい」とコメントし。どこまでも本気だ(笑)。

試合はカード見たら一目瞭然、やっぱり潮崎選手が捕まって、泉田さんのフォール勝ち。でもこの試合のクライマックスは、この後だから。

下田選手がリングに呼ばれ、準備万端バラの花まで用意してあって。場内暗転、二人にピンスポットが当たって。泉田さんの緊張が手に取るように分かります。「僕と付き合ってください!」

「ええと、どうしよう?」と素で困ってる下田選手。なんか可愛いな。女子レスラーとしてはきれいどころ系で、ヒラヒラのコスチュームで試合したりしてましたが、こんなに女を感じたのは初めてだ(笑)。どうするんだろう、ドキドキ。

「とりあえず、お友達から…」満願成就とは行きませんでしたが、それでも泉田さん大喜び。ガッツポーズ、タッグパートナーだった力皇選手と抱き合って。そして、いきなりフライング! 下田選手に抱きつこうとして。

下田選手、ビンタ。そして自分の代名詞、ピンクの椅子で一撃! 捨て台詞を残して去っていきました。美馬姉さん、最後はプロの仕事で締めました(笑)。

傷心かと思いきや、泉田さん。「照れてるんだよ」 めげてません。

ほんと、どこまでが本気だったんだろう(笑)?

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2005/06/12

U-20vsオランダ めちゃっぱや

速すぎるよ、何だあれ!? U-20vsオランダU-20、1-2。

左サイドのキンシー・オウス・アベイー選手、馬鹿っ速。対面の中村北斗選手、決して守備の弱い選手じゃないんですよ? 国見の小嶺監督がつけたあだ名は「すっぽんの北斗」。一対一の守備に強いからついたあだ名ですよ。なのに。

次元の違うスピード。戸惑っているうちにあっという間に2点取られちゃった。

試合始まった時、メンバー表を見て。懸案だった4バック、CBに柳楽選手を入れ、うちのパンゾー君ボランチに。(小林亮選手とかぶるので、あだ名で呼ぶことにしました、小林祐三選手)

願ってた通りの展開にホクホクしたのも束の間、オランダ怒涛の攻撃、日本手も足も出ず。プレッシャーかかった時のボール扱いの正確さ。プレスかけてもどんどん回されちゃう。それで、前述のアベイー選手ですよ。

オランダは伝統的に俊足ウイングを輩出し続けてる国ですが、こんなに速いの? 2点目なんて、何人ちぎられて……あ! パンゾー君も振り切られてる(泣)!

前回のワールドユースではブラジルに、世界の壁を痛感させられましたが、今回は最後じゃなくて、いきなり初っ端からです。うーわー。

このままだと惨劇を見るのかと覚悟していたところ、後半に入って、ちょっと立て直してきました。オランダがペースダウンした、というのもあるかもしれませんが、チャンスは少ないながらも攻められるようになって来て。

そしてとうとう水野選手のFKから、平山選手が押し込んで一矢報いて。終了間際には立て続けにチャンスが。しかし、残念ながらタイムアップ。

カレン選手のシュート、何とかして欲しかったなー。せめて、枠に。FKの精度は高く、ゴール前は弱いというのは、日本の伝統のようです。しょんぼり。

いや、でもまだ初戦。残りの試合を頑張れば、グループリーグ突破は可能。つか、24を16に絞るんだから、グループ3位でも可能性が。それを考えたら、このグループ最強と思われるオランダ相手に、負けても一点差で踏ん張ったのは大きい。

オーストラリアとベナンは引き分けに終わったみたいなので、次に勝つと俄然有利になります。ぜひ頑張って欲しいです。

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2005/06/11

スタック脱出

米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所は、火星探査車オポチュニティーが約5週間ぶりに、車輪がはまって立ち往生していた砂丘からの脱出に成功したことを明らかにした。 オポチュニティーは4月26日、高さ約30センチの砂丘を越えようとしたところ、6個の車輪のうちの一部が砂にはまった。NASAは脱出を試みたが、1か月かかっても約30センチも前進しないなど難航していた。

読売新聞6/6

よかった。気になっていたんですよ。

砂丘で砂にはまったって聞いたら、パリダカでよく流れるシーンが脳裏に浮かんで。ああ、でも無人探査機じゃ手で掘って脱出とか出来ない、どうすれば、とハラハラ。このまま立ち往生で計画断念じゃ、絵的に悲しいですから。

でも頑張って脱出できたようです。よかった、よかった。

遠く離れた火星で、計画期間が過ぎても、頑張り続けるスピリットとオポチュニティー。なんか健気な感じで、感情移入してしまうのです。ガンバレー。

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2005/06/10

6/5NOAH札幌スピカ すすきのの影で

6/5NOAH札幌メディアパークスピカ大会、GHCJrタッグ選手権。チャンピオン丸藤&KENTAvs挑戦者金丸&杉浦。挑戦者チームが勝ちました。

試合後の勝利者インタビュー、キャラクターを守って、すすきののネタを振られて笑いを取る杉浦さん。でも、そのあとに続いた言葉の重みにジンと来た。

杉浦さんはアマチュアでの輝かしい実績を持ってプロに転向したのですが、それとは裏腹に本人には悩みがあったみたいです。最初の頃のインタビューでそんなこと言ってた。

アマチュアで実績を積んだという事は、プロ入りが遅かったという事で。自分は新人だけど、歳から考えたら、そんな呑気にやってる場合じゃないんだ、とかそういう事を。

自分も新人扱いされてるけど、もうそんな歳じゃないんだよなあ、という時期だったので、これですっかり感情移入。

ところが杉浦さん、それを自らネタにして、技の名前に「中年’sリフト」とか「オリンピック予選スラム」とか付けちゃうもんだから、なんかその辺軽く扱われちゃってて。さらにキャバクラをキャラにしちゃって、ますます。

アナウンサーの人も職業病で、ネタがあったら使わないと、という感じだから、勝利者インタビューでもまずそこから。で、ちゃんとそれに付き合う杉浦さん。なんかもう、本音なんだかネタなんだか、な状態に。

でもきっと、ずっと求めていた結果なんだよね。おめでとう杉浦さん!!

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2005/06/09

vs北朝鮮 世界最速!!!

やりましたー!!! ワールドカップ出場決定、おめでとー!!!

日本代表vs北朝鮮、2-0。世界最速予選突破、出場決定第一号というおまけ付き。

それにしてもほんとに不思議なチームです。小野選手骨折、出場停止が三人、しかも守備の要、中澤選手が怪我の具合がよくなくて、出場回避か?と、散々こっちをやきもきさせといて。なんかすごいあっさり勝ちました。今までの苦戦はなんだったんだろうと、不思議になるぐらい。

もうこの試合は文句なし、完勝。ゲームプラン通り。蒸し暑い中、最初からプレスをかけてボールを支配。どんどん回して、相手を消耗させて。北朝鮮は体力自慢のチームだけど、後半半ばからはすっかり足も止まってた。体力に自信があるから、早めの交代カードを切ってくるんだろうけど、それが裏目に。

後半からの大黒選手の投入も効果的。点を取ったのはもちろんだけど、先制点も裏へ裏へと相手を引っ張り続けた大黒選手の働きがあればこそ。

大黒選手だけじゃないですね。今日はホント、みんな、偉い!!

そして偉い人たちとして、一言付け加えておかなくてはいけないのは。無観客試合のはずのスタジアムに、かすかに聞こえる応援の声が、幻聴じゃなかったこと。サポーターも、偉い!!

とにかくよかった。バンザーイ!!!

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2005/06/08

ハーメルンのバイオリン弾き 30

ハーメル回顧録の30。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

それは年末進行を終わらした日のことでした。年末は印刷所がお休みになってしまうので、いつもより締め切りきついのです。

その日はエニックス出版部の忘年会がある日だったのですが、さすがに疲れていたので、僕は留守番。パーティでタダ飯食うより、しばしの休息を選んだわけ。しかし、僕の行かなかったパーティ会場で、事件は起きました。

ヘロヘローンとしながらみんなの帰りを待っていると、ナベ先生が帰ってきて開口一番、「もう、終わらせてやる!!」

激高するナベ先生、オロオロする連れのアシ達。ナベ先生がこんなに怒るなんて珍しい。と言うか、ほとんど無い。切れて爆発なんて、仕事場ではむしろ僕の役どころです。何があったのか聞いてみたところ。

パーティ会場で顔見知りの編集さんと話している時、言われた一言。「ハーメルも、もう、長いですよねえ」

これがナベ先生の逆鱗に触れたらしい。「そんなに不満があるなら終わらせてやる! やろうと思えば来月でだって出来るんだ! 北の都を前にして『さあいくぞ!』で…」すごい剣幕。

僕はその場にいなかったし、公正を期して推測で断定はしませんが。実際「長いですよねえ」と言う場合も、「だらだら続けやがって」なのか「すごいですね」なのか、両方の場合があるわけだし。その前後の細かいやり取りとか、言ってる様子とか見ないと分からない。

でもはっきりしているのは、目の前のナベ先生が物凄く怒っていて、ナベ先生には非常に失礼に聞こえたらしいということ。まさか本当に連載放り出すとは思えないけど、ここは何とかなだめないと。

で、これを機会に、前々からちょっと感じていたことを伝えてみたのです。

そろそろハーメルも30巻、確かに長期連載です。終わらせなければいけない時期は、確実に迫ってきている。だったらちょうど年末年始の休みがあるんだし、これを機会に、ここで思い切って最後まで展開を決めてしまったらどうか。今まで張った伏線を洗い出して、ちゃんと閉じれるように。

実際に単行本だって売れていて、ずっと楽しみについてきてくれている人がいるんだし、その人たちに最高のエンディングを見せなくては。ガチャガチャ言う人なんか関係ない。責任を持たなきゃいけないのは、そのお客さんに対してなんだから。

と言うわけで、年末年始で最後までの物語の構成をしました。細かいアイディアやエピソードの足し引きはありますが、最後に至る流れはこの時点で、「この回でこれをやる」というレベルで決めました。それが30巻冒頭でのこと。ここからラストに至るまでのカウントダウンが始まったのです。

この巻でいうと、フルートの「聖女としての役割」だったり。あれを描いた時点で、何回後にこれを受けてこういうエピソードが、というのは決まっていました。

また、この時から僕は、完全にブレーンとして働くようになったのです。今までは「困った時の相談相手」でしたが、「原案協力者」として。

プロットを切るときからネタ出し協力をし、ネームも見て、意見をして。実際採用されたアイディアとしては、リュートの最後とか、他いろいろ。

だからハーメルがちゃんとしたエンディングを迎えて、それが結果に反映されたということを知った時は、確かな満足を覚えました。

災い転じて福となす。ハーメルの終わり方を決めた大事件でした。

この流れで、次の「PHANTOM; DEAD OR ALIVE」の時に、名前が出てるわけですね。あっちも上手くいけばよかったんですけどねえ(笑)。

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2005/06/07

カンファレンス

レイソルがサポーターカンファレンスを行いました。

気になっていたのです、カンファレンス。前々からやってればよかったと思うんだけど、何せスタートした理由も理由だし、最悪のタイミング。どうなっちゃうのかな、と。

議事録が公開されたので、それをチェック。

まず思ったこと。早野監督は偉いなあ。人として。敗戦や不振を人のせいにする監督なんて、世の中いっぱいいるのに。出る予定なかったのに、出れば火だるま確実の場所に自ら出るなんて、偉いですよ。

ですが、結果が出ないとやっぱり叩かれちゃうのが、プロの辛いとこ。厳しい質問が。ただ、気になって昨日の夜、カンファレンスに行った人のブログなんかも探し、いくつか感想にもあったのですが。聞いても仕方ない質問も多かったな、というのが正直な所。

結局不安を取り除きたくて言質を取りたい、という事なんだけど、勝負の世界はそんなに甘くない。頑張っても駄目な時は駄目。頑張り方の質、というのが問題なんだけど、それは口で説明できる種類の物じゃなし。傍でつぶさに観察する機会がないと、判断できない。

逆に、もしここで質問を満足させるだけの口約束を連発していたら、その人は大馬鹿者か詐欺師のどっちかだ。

という事で、カンファレンスで不満解消っつーのはもともと難しかったんだよね、という所に僕の感想は落ち着いたのです。

それより今後ですよね。雑誌記事なんかでたまに見かけるんですが、こういった外部との集まりをうまく使ってる事例があって。アイディアとか協力者を外から募る場所として。緊急事態の不満のガス抜きとしてよりも、そっちの機能に今後期待。

さて、問題は。要するに、勝ってくれ! もしくは、ホントに勝てるんですか? という点に集約されてると思うのですが。ほんとに不安ですね。見てるだけだしね。手が出せないと、ひたすら不安がでかくなっていくだけなんですよね。

というわけで、そんな自分の不安をなだめるべく、現状の整理を。

もともとレイソルの過去の栄光は、鉄壁の3バックに負うところが大きかったわけで。当時試行錯誤していたトルシエジャパンのフラットスリーより、ウチの渡辺、洪、薩川の3バックの方が堅い、と思ってたぐらい。

そこが崩れたのが低迷の原因だと思うのですが、最近持ち直し傾向。磐田戦とか、千葉戦とかの大敗があるので印象薄いんですが、他は押さえ込んでる。

確かに中澤選手とか、近藤選手とかの若さが炸裂して、かぶったり空振りしたりで肝を冷やす一瞬が、毎試合一度はあったりします。あれで僕の寿命は確実に縮まっていることでしょう(笑)。でもそれは心掛けていけばキャリアと共に解消されると思うので(ですよね…?)。今は数字に表れていることでよしとして。

あとは毎試合、一点でいいから取れれば、結構勝ち点取れるはず。強かった時もそんな感じだったし。

攻撃の形が見えない、という不満も見受けられますが、多分FWのコンビがはっきりしないのが一番大きいのではないかと。まずどの武器で勝負、という意思統一がはかりづらい。そこだけはっきりしてくれば、何とかなるんじゃないかなあ。

というわけで、「FWの補強を考えている」という発言に注目。固定できるレベルの人が来れば、一気に解決する可能性大。怖いのは中途半端になって、選択肢だけが増えること。

そうなった時には思い切って、誰かで勝負を賭けて欲しいな。個人的な好みは、宇野沢君の根性に賭けること、もしくは玉ちゃんのスピードに賭けて、1トップ。分かりやすいでしょ?

いやもう、誰でもいいから、点取って助けてー!

なんか、いっつも同じこと書いてますね(笑)。

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2005/06/06

ブンブン7月号

本日6/6、プレコミックブンブン7月号発売。ケッタ君のおまけ付きです。これが大変だったのでございます。

カラー付きで、おまけも簡単な絵だけど数がたくさんあって、オイラのカラーなんてせいぜい塗り絵のレベルなんだけど、手間だけはかかって。ひいー。

仕事がなかったときに比べたら、ありがたい悩みなんですが。もっと上手くて、胸張ってどうだ! と出せるレベルだと、もちっと苦労の甲斐もあるんですけど。上手くなるよう、こつこつ頑張るしかないですね。

本編の方は、一つのエピソードが終わる回です。実はこっちが気になっています。

下積みを積む中、なかなかチャンスはなかったけど、漫画についてはずっと考え続けていて。そこで、漫画はこういう所が重要なのではないかとか、連載はこういう所がポイントなのではないかとか、いろんな仮説も立てていた。それを今実践しているわけで。

それが一山、まず終了して、どんなもんなのかな、と。

ちゃんと伝わってるといいなあ。

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2005/06/05

vsFC東京 で結局は

もとどおりに。vsFC東京、0-0。

前節、物凄い大敗を喫したわけですが、試合前にスタメンを知った時から、DFがやばそうな感じがあったので、そんなに心配していなかったのです。あれだけ人が入れ替わってたら。

特に今シーズンのメンバーを眺めて、一番換えが利かなさそうなのが明神選手だと思っていたので、怪我から帰ってきてくれれば、元に戻るのではないかと。で、この試合で明神選手復帰。前節お休みだった近藤選手も帰ってきて、DFラインもいつものメンバー。

そして結果もいつもどおり。ちゃんと完封。そして、結局問題は元に戻って。

どうしたら点が取れるのでしょう?

今シーズン前、レイソルは中盤の構成力を上げるべく、クレーベル選手を獲得。中盤を支配して、得点力を上げようという試み。そしてクレーベル選手は目論見通りに活躍。ここまではよかった。

たぶん予想以上に響いているのは、代表合宿で玉ちゃんがキャンプにいなかったこと。前線のコンビを作れないまま、シーズンに突入。相手ゴール前でノッキングが。

しかもFW陣の補強で、同じぐらいのレベルの選手が揃ってしまったため、どうしてもとっかえひっかえに。さらにコンビが作れない。競争心を煽るという点では効果的ですが、攻め方がはっきり出来ないというマイナスが、大きく響いている印象。

そんな中、実は宇野沢選手に期待しているのです。プレースタイル的に、今チームに一番必要な物を持ってる選手なのではないかと。

サポーターの不満が増大しているのは、結果もそうだけど、それより内容ではないかな、と感じているのです。スカッと負けない。例えば、もう8人で守ってカウンター勝負みたいな明らかに弱いチームであれば、ある程度諦めがつく。

でも選手のクオリティーとしては悪くない。よく解説の人も、いい選手はいるんですけどね、と言うし。なのに攻め切れなくて、もたくさしている間にミスが出て負ける。

何で、ゴール前、思い切りがないの? 何で止まっちゃうの? やる気がないんじゃないの? という流れなんじゃないかなあ、と。

でも、プロになるようなスポーツ選手が、一般人に非難されるほどやる気がないなんて、ありえないと思う。普通の人より絶対、負けず嫌いだと思うし。これはやっぱり、戦術的な問題なはずだ。

と考えながら見ていて。やっぱり攻撃の中心は玉田、リカルジーニョ、クレーベル選手で、そのキープ力を生かさない手はない。でも、玉ちゃん下がってきて、両外国人選手がドリブルで突っ込んで行って、何か自らつまってしまっている印象が。

で、ゴール前が密集になって、パスは出せないシュートは打てない、強引に行って潰される、という悪循環。ここで宇野沢選手の出番なのではないかと。

素人の見立てですが、FW陣の中で、宇野沢選手が一番高い位置、敵DFと競る位置で勝負しようとしている。下がったりとか、サイド流れたりとか、逃げる動きが少ない。とにかく前へ。早野監督が「トラクター」と名付けた所以です。

これにより、DFが嫌がって少しでも下がってくれれば、スペースが出来て、他の選手の技術が生きてくる。そういう循環が作れると思う。

さらに、と言うかこっちの方が素人戦術論より個人的には大きいんですが、宇野沢君のキャラクター。

宇野沢選手は、目立って上手いわけではありません。スピードもぶっちぎりという程ではない。遠くから眺めていたらそんな光る選手じゃないかも。でも、TV中継でアップになった時のあの顔。

技術があっても大成しないFWの人は、メンタルの弱さが顔に出てると思う。ミスをしたり、潰されたりした時に、だんだん顔が強張ってくる。プレーもだんだん小さくなって、厳しい所を逃げてプレーするようになる。ファウルをもらおうと審判にアピールしてみたり。

それに対して宇野沢君は、気持ち空回りしている時はあっても、めげてる顔を見せたことがない。失敗しようが潰されようが、黙々と戦い続ける。

宇野沢選手が試合に出るようになった頃から、ずっと毎年降格争いしているわけですが、その中でこっちが「誰か助けてー!」という気分になってる試合ほど、泥臭く点を取っている印象が。メンタルの強さ、というのは絶対あると思う。

例えば磐田の中山選手や、鹿島の鈴木選手のような、能力以上に気持ちで点を取れるタイプだと期待しているのです。今のところ、スタメン争い真っ只中ですが、ぜひ頑張って欲しいです。

それで今年も、助けてください。

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2005/06/04

vsバーレーン いろいろよかった

よかった! 勝ちました! vsバーレーン、1-0。

キリンカップ連敗、しかも直前に小野選手疲労骨折。危機感いっぱいで迎えたバーレーン戦。無事勝って、W杯出場に王手をかけることができました。ほんと、よかった。

ジーコジャパン初トライの1トップも、結構上手く回っていた印象。特に後半、先にバーレーンの足が止まってしまったので、ポゼッションで俄然優位に。戦前の危機感とは裏腹に、何か順当に勝った感じです。あ、でも前半、ミドルシュートが川口選手の指先抜けてった時は、心臓止まるかと思ったな。

DFは3バックの方が安定するんだけど、そうすると豊富なMF陣がだぶついてしまうという問題も、1トップが機能するなら解決するわけで。何かいろいろなことに光明が見えた試合でした。玉ちゃんの出番が減ってしまうかもしれないのが、個人的には問題(笑)。

さて、これで次の北朝鮮戦に、引き分け以上でW杯出場決定です。スカッと勝って決めてほしいですね!

ただ、変にカードが出たせいで、中田英、中村、三都主選手が出場停止。せっかく1トップでいい感じだったんだけど、次はどうするんだろう。2トップに戻すのかな? この場合、別メンバーは補充できるんだろうか?

日本vsバーレーンの前に行われていた、イランvs北朝鮮は、イランの勝利。北朝鮮は次負けると、プレーオフもパーになるんですよね。死に物狂いで来るんだろうなー。平壌じゃなくてよかった。

とにかく次、6/8。頑張れ!!

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2005/06/03

なかよし

仕事中に気まぐれで、「ちゃお」と「なかよし」を購入したことを前に書きましたが。つい続きが気になってその次も(笑)。特に「なかよし」の「キッチンのお姫様」が。

ライバルの女の子が、モデルの仕事で張り切りすぎて無理なダイエット、摂食障害に! というとこで引いていて、どうなっちゃったんだろうか、と。いや、主人公の手料理で治るに違いない、というのは作品の趣旨からして分かりきってたんですが、でも、やっぱり気になるんですよ(笑)。

で、買って読んでみて。やっぱり主人公の手料理で治るんだけど、そこでお話に一工夫。頑張りすぎちゃう女の子が、おばあちゃんの思い出の味のピーチパイを食べて、「そんなに頑張らなくてもいいんだよ」というおばあちゃんの言葉を思い出すという、ちょっといい演出。

なかなかいい読後感で満足できました。

少女漫画雑誌が新鮮で楽しいです。少年漫画は、もう長いこと見続けているので、ちょっと食傷気味。何が起きても、どっかでそのパターン読んでる。つか、もう少年じゃないのに読んでるから、文句言うな、という話なんですが(笑)。その点少女漫画は。

いや、少女漫画にも黄金パターンがあるな、というのはすぐ気付きましたが。明るい髪の優しい男の子と、黒髪のちょっとつっけんどんな感じの男の子が出てきて、最初は優しい子が好きになる。でもいつもけんかばかりの黒髪の子が他の女の子と仲良くしてるの見て、ちくっと胸が痛んで、「どうして?」となるパターン(笑)。

ほとんどの漫画がそのパターンなのは、何か乙女の本能とでも呼ぶべきものがあるのでしょうか(笑)。でも、そんなパターンがあっても、まだ大丈夫。まだ飽きてないから。

おまけあるから、立ち読みできないんだよな……。次も買うのかな、オレ(笑)。

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2005/06/02

ハーメルンのバイオリン弾き 29

ハーメル回顧録の29。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録をどうぞ。

死んだら泣けるっつーもんじゃねーんだよ。気持ち伝わるから泣けるんじゃん? 死ぬほど本気だったって気持ちに泣けるんだよ!

…失礼しました。つい取り乱してしまって。いや、多いからさ。とりあえず死んでる漫画とかアニメとか。

というわけで前回に引き続き。今度はオカリナが本気の気持ちを見せる番。ですが、ライエルと違うのは。彼女は死んでしまうこと。

小さい頃からサイザーの面倒を見てきて、唯一の理解者で。けれど負い目も感じていた。サイザーをこんな運命に引き込んでしまったこと。

魔族の片棒担いで、サイザーに本当の事を教えずに、「ハーメルンの赤い魔女」に仕立て上げるのに、一役買ってしまった罪悪感。ずーっと伏線として、それが語られてきていました。でもそれだけじゃないことも、ちゃんと描かれている。オカリナがどれだけサイザーのことを思っているか。

そしてずっと張られてきたそれらの伏線が、この巻に収束していくのです。いい演出なんだよなあ、ここ。

冒頭、二人のコンビネーションが炸裂しているところで、「ずっと…いっしょにいてね…オカリナ…」という過去のシーンが一枚入ってるんですよね。

それでギータが本性現して、地獄の番犬ケルベロスと化して、サイザー大ピンチ、オカリナも捕まっちゃう。で、ねちねちいたぶるわけですよ、オカリナの罪悪感つついて。さらにオカリナがもう寿命だ、という事をはっきりさせちゃう。

それを知ったサイザーは涙する。自分を止めようとして命を縮めたことを知って。そこでもう一度過去のシーンを回想。小さい頃から、どれだけオカリナが自分を支えてくれたかを思い起こす。そんなオカリナの気持ちを見せといて。

でもオカリナは、さらにそれを超える思いを見せるのです。まさにサイザー食われちゃう!という時。瀕死のオカリナ立ち上がって。「大丈夫…だからもう…泣かないで…ね…」と。

ここまでアクションシーンが続いているんだけど、この構成によって、ずっと根底にテーマが流れているのです。サイザーとオカリナの絆の深さ。最後のモノローグも、回想シーンにも繋がっているし、そこからずっと続いている、オカリナのサイザーへの思いなわけで。

で、命を顧みない渾身の鳳凰千破が炸裂、ギータとオルゴールを吹っ飛ばす。でも、ハッピーエンドかと思いきや、振り向くオカリナは寿命が尽きて崩れ始めていて。

崩れていくオカリナを必死で抱きしめるサイザー。オカリナは最後までサイザーに謝ってる。サイザーは否定したいんだけど、声にならない。ここでべらべら喋ると嘘になるんですよね、余裕あるじゃんという感じで。でもサイザー、もう動転しているから、言葉にならない。

で、最後のオカリナのサイザーへの遺言。聞き取れない。口の動きだけ。これも秀逸な演出。読者はみんな分かっているわけですよ、オカリナの気持ち。でも、サイザー本人は聞いたことがないわけで。それを引っ張って事件の後、オカリナの墓の前で。

ライエルの心の中の問いかけ、「最後にいいかけたこと…わかるかい…それは…」に応えて、「”生きる”ことに…したよ…」と。

ドドーンと見開きで。ホントいいシーンですよねー。オイラもオカリナの気持ちに応えて、一生懸命描きましたよ、背景。

前に「サイザーが最後まで生きてるのはまずいんじゃないか」と思った話をしましたが、これを見たら納得。ここまで悩んで、そして思いを託されて、頑張って生きようと決めたならいいか、と。いや、むしろ頑張れ、サイザー。

漫画家人生でこういうシーン描く機会、なかなか無いですよ。ここまで伏線積み込むのがまず大変。クライマックスの形だけ描いても意味無いから。気持ちの積み重ねが大切だから。いいなー、ナベ先生。うらやましい。オイラもこういうシーン描く機会にたどり着けるだろうか。

「バド○イザー」にコメントしようかと思ったけど、やめた(笑)。せっかくのいいシーンだったから。

さて次回、とうとう予告通り、大事件が起きてます。

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2005/06/01

普通が一番

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を読みました。ええ、いまさらなんですけれども(笑)。ここで「面白いですよ!」とかプッシュしたら、笑われちゃう。

内容をいまさらああだこうだ言っても、時期遅れ甚だしいので止めとくとして。読んで思った別のことなど。

よく、こういう物を見た時に、身内で言う事なんですが。「だから、普通に書いてくれれば、面白いんだよね」と。

この場合の普通と言うのは、「並」という意味ではなくて。変に凝らない、「普遍的に」という事。漫画、小説、映画、アニメ…とにかく物語を紡ぐ現場では、なんか捻りすぎている様な気がするので。

仕方ないかな、と思う部分もあります。自分もそうだけど、結局作り手は、どうしてもその分野にどっぷりはまってる人がなるわけで。見慣れちゃっているから、ちょっとやそっとの刺激じゃ満足しなくなっている。捻らないで単純な物を作ると、こんなんでいいのか? と、不安になる。

でも、そこまではまっていないふつーの人には、あんまり凝った物だと情報量が多すぎる場合もある。マニア向けに趣向を凝らした物の方が、しょっぱなの食いつきはいいんだけど、量を出そうとしたら、そこから外へ広げていかないといけないわけで、その観点からすると、ちょっと捻りすぎでないかい? と。

で、代わりに「リアリティー」が大切なんじゃないかなあ、と思ってるのです。設定はぶっ飛んでてもいいんですよ。物語なんて太古の昔から嘘話なんだから。ただ、登場する人間が、怒るべき時に怒り、泣くべき時に泣き、笑うべき時にちゃんと笑うこと。人物のリアリティーが大切だと思うのです。

キャラクターに感情移入させることが出来れば、多少の事は目をつぶってもらえると思うんですが。よそに力を注ぎ込んでいて、そこがいまいちな事が多いような。で、「普通に作ればいいのに」という感想に。

そういう点で言ったら、ロンなんかいいキャラですよねー。ハリーが主人公だからやっぱり制約があって、お行儀よくしてなきゃいけない時でも、代わりに爆発してくれるから。嫌な奴が出てきた時に、「嫌な奴だ」という事をはっきり示してくれるから気持ちいい。

ハリー・ポッターはそういう意味で、すごく「人物のリアリティー」があると思うのです。物語の鏡だね。頑張って、見習おう。

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