ハーメルンのバイオリン弾き 27
ハーメル回顧録の27。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。
この巻でまず特筆すべきシーンは。嵐の海にピアノを捨てられたライエルの顔。
これは描いている最中、ナベ先生自身も考えていました。やり過ぎか? お客さんが引いてしまったらどうしよう? でもこれだけ魂のこもった顔、そうは描けないぞ。進むべきか進まざるべきか(笑)。
どうしようか、と意見を求められた我々も、なんとも言えず。ガンガンには女性読者も多いし、確かにライエルには女の子のファンもたくさんついているし、それでなくても最近雑誌の中で浮き気味だし……。考えに考えた末、面白いんだから、やるしかないと。
あの顔にショックを受けた、ライエルファンの方がいたら、すいませんでした(笑)。
あとフルートの海亀も物議をかもしていましたねー。卵産み続けているのはどうだろう? と(笑)。
でもねー。もう止められないんですよね、ここまで来ていると。人の目気にしてパワーのないギャグなんて、意味無いですからね。賛否があるのを予想しても、思いついた上に、インパクトがある以上、突き進むしか。
よく言われることなのですが、「まあまあだね」とみんなに言われるぐらいなら、賛否がバッキリ割れちゃった方がましなのです。「まあまあ」じゃ、本買ってくれないかもしれないでしょ? 賛否割れても、「賛」の人は買ってくれる訳だから。
これだけ漫画があるんだから、八方美人になっちゃ駄目。どっちにしろ、最後は棲み分けないといけないんだから。「面白い」と思ったら迷わずドーンと行かないと、個性が出ない。個性が出ないと、読む方が選べない。
好きな物は好きなんだし、嫌いな物は嫌いなんだし、甘党と辛党が永遠に理解しあえないのと同じ理屈で。嗜好品は、数字の多寡だけでは語れないところがあるのです。
というわけで、ナベ先生のギャグは行くとこまで行くしかない綱渡りなんですが、止められない。例え崖下転落したとしても。たぶん自分なら海亀フルートに卵を産ませるのは、なんかアレだからしないよね、というのは溝渕さんとの共通見解でしたが(笑)。
ちなみに僕は甘党です。漫画も。
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