« 残骸発見 | トップページ | vs東京V 打てども打てども »

2005/05/18

ハーメルンのバイオリン弾き 27

ハーメル回顧録の27。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

この巻でまず特筆すべきシーンは。嵐の海にピアノを捨てられたライエルの顔。

これは描いている最中、ナベ先生自身も考えていました。やり過ぎか? お客さんが引いてしまったらどうしよう? でもこれだけ魂のこもった顔、そうは描けないぞ。進むべきか進まざるべきか(笑)。

どうしようか、と意見を求められた我々も、なんとも言えず。ガンガンには女性読者も多いし、確かにライエルには女の子のファンもたくさんついているし、それでなくても最近雑誌の中で浮き気味だし……。考えに考えた末、面白いんだから、やるしかないと。

あの顔にショックを受けた、ライエルファンの方がいたら、すいませんでした(笑)。

あとフルートの海亀も物議をかもしていましたねー。卵産み続けているのはどうだろう? と(笑)。

でもねー。もう止められないんですよね、ここまで来ていると。人の目気にしてパワーのないギャグなんて、意味無いですからね。賛否があるのを予想しても、思いついた上に、インパクトがある以上、突き進むしか。

よく言われることなのですが、「まあまあだね」とみんなに言われるぐらいなら、賛否がバッキリ割れちゃった方がましなのです。「まあまあ」じゃ、本買ってくれないかもしれないでしょ? 賛否割れても、「賛」の人は買ってくれる訳だから。

これだけ漫画があるんだから、八方美人になっちゃ駄目。どっちにしろ、最後は棲み分けないといけないんだから。「面白い」と思ったら迷わずドーンと行かないと、個性が出ない。個性が出ないと、読む方が選べない。

好きな物は好きなんだし、嫌いな物は嫌いなんだし、甘党と辛党が永遠に理解しあえないのと同じ理屈で。嗜好品は、数字の多寡だけでは語れないところがあるのです。

というわけで、ナベ先生のギャグは行くとこまで行くしかない綱渡りなんですが、止められない。例え崖下転落したとしても。たぶん自分なら海亀フルートに卵を産ませるのは、なんかアレだからしないよね、というのは溝渕さんとの共通見解でしたが(笑)。

ちなみに僕は甘党です。漫画も。

|

« 残骸発見 | トップページ | vs東京V 打てども打てども »

ハーメル回顧録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46606/3881878

この記事へのトラックバック一覧です: ハーメルンのバイオリン弾き 27:

« 残骸発見 | トップページ | vs東京V 打てども打てども »