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2005/04/20

ハーメルンのバイオリン弾き 23

ハーメル回顧録の23。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

まずはほんとの裏話。カバー裏に書かれている作者コメント、ダイエットについて。

もともとナベ先生、根性の人なのです。やるとなったら命がけ。実は太ったのもそれが原因。腰痛肩こり防止には筋力トレーニングが効果アリと聞いて、ものすごいトレーニング。筋肉増量で体重増だと思っていた。実際凄いパワーアップしてました。でも、運動しているからご飯がおいしくて、それで脂肪もついでに蓄えていたのです(笑)。

で、今度はダイエット。ナベ先生の極端ぶりはこっちも知っているからみんなハラハラ。とにかく絶食だけはいけない、と必死に止めました。結果何とか死なずに20キロ減。エアロバイクの漕ぎ過ぎで、股関節を傷めたのはご愛嬌(笑)。

さて、本編に移りましょう。冒頭、久々のハーメル登場。しかし、いきなり熊に襲われてる。

ところがそれで魔族の力のコントロールが出来るようになる、という驚きの展開。溝渕さんが爆笑してたのを思い出します。ナベ先生の仕事を手伝ってると、突然予想もつかない凄い絵が回ってくるので油断がなりません(笑)。

21巻トロンのところでも触れましたが、ナベ先生はキャラクターの成長する話が好きです。当然物語の主人公、ハーメルも成長していきます。

ところがこういう話の主人公である悲しさ、せっかく成長したハーメル、いつもそれがギャグのネタに(笑)。そのせいか、キャラが変わっちゃったという指摘を受けることも。

ギャグシーンを取っ払ってよく見ると、最初はハーメル、誰も寄せ付けない孤独なキャラ。で、「人を信じていない」「分かり合えるはずない」という部分から転がっていって、あの暴虐な鬼畜主人公というギャグがある。

それがフルートのおかげでだんだん心を開いていって、悲しい過去とも向き合えるようになって。仲間にそっけない態度を取ることもなくなっていく。

そうするとギャグのパターンも変わっていくんだけど、シリアスの比べてギャグの変化は極端。つーか、極端に描くからギャグになるのです。だもんだから、成長した、という印象より、変わったという印象のほうが強くなってしまう。せっかく成長したのに、かわいそうだなーと。

そんなハーメルですが、ヴォーカルと対峙するこのクライマックスでは、さすがにギャグ抜きです。いくらなんでもここでガス抜きしたら、言いたいことがさっぱり伝わらなくなっちゃう。

もともとヴォーカルには、ハーメルと対比させる目的があって。誰も信じず、己の力だけで生きるヴォーカルと、仲間を得て、魔族であることを否定するハーメル。で、力だけを頼って生きる者の末路を見せよう、もしかしたらハーメルもこうなっていたのかもしれないよ、という作り。

という訳で、本来の姿に戻ってヴォーカルがハーメルを組み伏せるところ、そして力を使い果たして砕けていくくだりが、ヴォーカル編の当初から目論んでいた終着駅だったのです。哀れ、ヴォーカル。

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