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2005/03/09

ハーメルンのバイオリン弾き 17

ハーメル回顧録の17。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

前巻から出てきましたね、ヴォーカル。モデルオイラらしいんですけどね(笑)。

18巻の前書きにもありますけど、オルゴールの後だから、今度は単純にパワーで何もかもぶっ壊すキャラを、と考えたようで。で、どーもその時に、ひろし火山大噴火な様を見ていてひらめいたらしいです。「今度はひろしどんがモデルだから!」と言われました。

なんてことでしょう、失礼千万。こんなジェントルなオイラを捕まえて。

確かにあの頃は若かったですから。不条理な世の中に向かって、しょっちゅう噴火しては「ちくしょー、ぶっ殺すー!」と叫んでましたけど。

そりゃね、ネームにつまったナベ先生に、「ここでフルートに酷い事したいんだけど、どうしよう?」と聞かれて、「せっかくおさげがあるんだから、そいつを掴んで吊るし上げじゃないスか?」(第19巻)とか言ってましたけど。

……おかしいな。

西川先生は口癖だけだったのに、これではオイラがかなり反映されていたことに……。いやいや、そんなことは。

冗談はさておき(笑)。ちょっと暴走気味なんですよね、ヴォーカル。

ページを45ページペースに戻して、ネームは切れが戻っています。30ページだと、ちょっとギャグを膨らましているとすぐに終わっちゃうから、ちっとも話が進まない。45ページなら、たっぷりと心置きなくギャグやって、なおかつ話が進められる。

復讐のコルネットとか、ハーメルと牛さんとか、エロチカサイザーとか(笑)。でもですね、その代償として前述の通り。確実に体力気力共に奪い取られていっているのですよ。

結果として、だんだんコントロールが利かなくなってきて、ヴォーカル暴走気味に。ネームを直す暇もないから、もうどうしようもなくて。突っ走るだけ突っ走って。

いきなりすごく悪くなってるわけじゃないんですが、読んでみるとやっぱり。ヴォーカルの攻めとセリフがちょっと単調な繰り返しになってる。飽きるかもしれない。

正直、ハーメル途中までは買ってたけどっていう人は、ヴォーカル編で脱落してるケースが多いんじゃないかな。古本屋でも、この辺で売られちゃってるのをよく見かけるんですよね。

ちょっとした変化をつければ、なんとでもなるんですけど。ネームを見直す時間があれば、いくらでもいじれるところですが、その時間がなかった。

それがすごく残念。

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