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2005/03/08

3/5NOAH武道館 J

連日プロレスで失礼します。だってこの試合はどうしても、別枠でコメントしたかったのさ!

曲者揃いのセミファイナル、秋山&森嶋組vs天竜&鈴木組。もう入場シーンからやられました。いや、前述の通り、それで仕事の手が止まりました。だってもう、面白そうだったんだもんさー。

まず鈴木選手入場。ほんとに入場かっこいいです、この人。長い花道ゆっくり歩いて、入場曲フルコーラス、最後のフレーズに合わせてリングイン。憎いよ、この。

そして天竜選手入場。この人はもう、立ってるだけでかっこいい。渋いオーラを身にまとい、そしてその後ろに、なんと鬼嫁、北斗晶! いや天竜選手が上がった時点で、後は佐々木健介選手だけだなー、と期待していたのです。で、北斗選手もやって来て、NOAHに上がっちゃったら面白いよな、と。わーい、嫁が先に来たー!

しかし、オイラの仕事の手を止めたのは。そしてわざわざ別枠で記事を書かせたのは、この後。森嶋選手の入場シーン。鈴木、天竜両選手がリングで待ち構えていたその時、武道館に鳴り響いたその曲は。

「J」

今は亡きジャンボ鶴田選手のテーマ曲。うっわー、身震いが! そしてその時、天竜選手の表情のアップが。ほう、やりやがるな、小僧、とでも言いたげな何ともいえないその表情。

そりゃもう見てましたから、鶴田&天竜組。そしてその後袂を分かって、激闘を繰り広げたライバルの二人。そんな歴史を知ってて、そしてその曲で入場してくる森嶋選手の覚悟を思ったら。もう仕事どころじゃ!

森嶋選手は、ちょっと可哀想だな、と思っていたのです。頑張ってるんだけど、いまいち人気ない。

感情を出すのが苦手で、口もたたないから、思いがお客さんに伝わってない。丸藤、KENTA選手のようにイケメンというわけでもなく、体格に恵まれちゃっているせいで強くて当然、弱いのに頑張ってるねというパターンで感情移入もしてもらえない。

しかし、この日、武道館の、少なくともオイラのようにずっと全日の頃から見続けているファンのハートは、確実に掴んでいました! だって森嶋君、つなぎ技にテーズプレスがあって、フィニッシュがバックドロップでって、絶対ジャンボ鶴田をリスペクトしている訳ですよ!

しかも試合前日、鶴田さんのお墓参りまでしたって言うじゃないですか! この試合北斗晶に対抗して、秋山選手が神取選手を引っ張り出してきたり、鈴木選手と因縁あったり、他にいろいろ見所あったのですが。もう、オイラの瞳には森嶋君しか見えない。

そしてそんなオイラの気持ちに応えるかのように、先発して天竜選手と対峙した森嶋君。いきなり火を噴く「がーんせきおとし!」(往年のファンの方、若林アナの口調で読んでください)そして! 右腕高々突き上げて! 

「おー!」

もう、もう十分です、それだけでも。おじさん涙が出そうじゃよ。

これで森嶋君が勝てればもう何も言うことなかったけど、そこは天竜選手が意地で譲らず。ラリアット2連発。終盤バックドロップが警戒されて、不発に終わったのが残念。決まれば分かんなかったと思うのですが。

でも、ホント、十分満足。頑張れ森嶋君。明日があるぞ。ジャンボ鶴田を継いでくれ!

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