ハーメルンのバイオリン弾き 19
ハーメル回顧録の19。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。
来ました、来ましたよ。すげえ奴が。
ヴォーカルはもうずっと出てるじゃんと思った方。いえいえ、今回やって来たのは史上最強のモンスター、コルネット嬢でございます。
この巻から本格化するミニドラマ、言わば第三次スフォルツェンド大戦(笑)。いや、もう凄いですよ。手伝ってて、こんなに引っ張るなんて思ってもみなかったもん。「それは貴様たちだー!!」じゃないですよ、ほんと(笑)。
ほんと凄いですね。憧れます。だって、面白いと思ったからと言っても、普通そんな勇気ないですよ。でも、やっちゃう。その姿勢に。
ある意味やり過ぎだったかも知れない。「あれが駄目だったんだよな」という人もいるかも知んない。でもね、万人に受けるのは究極の理想だけど、ムリなんですよ、現実問題。
読者の顔色うかがって、漫画の主導権手放して、受けそうな展開にするのに血眼になって。でもどうせ駄目な時は駄目なんだから。
人に何かを伝えようと思ったら、本気じゃないと伝わらない。そりゃ、アンケートは怖いさ。売り上げは気になるさ。でもそこで曲げたら、相手に伝わるのはそんな卑屈な気持ちだけじゃん。そんな不完全燃焼で朽ちていくなら、ドーンと玉砕する方がよっぽどまし。
いや、玉砕しなくてもいいのです(笑)。ナベ先生はちゃんとそれで食ってるわけだし。オイラもそうなりたいよなー。
ちなみに。モンスターと化したコルネットに貼られているトーンは、仕事場で「鼻くそトーン」と呼ばれていました。ドラえもんで、のび太の巨大鼻くそに貼られていた柄だから。
コルネットが出ている回では仕上げの時に、「鼻くそ取ってー」とか、「誰か鼻くそ持ってるー?」とか言う声がこだましていたのです。変な仕事場(笑)。
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