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2005/02/06

関節技

「ヘッドロック やり方」でお客様。え? 何事?

面白いから解説しましょう。当然僕はプロレスラーではなく、一介の漫画家ですが、合気道歴が十年ほどあり、関節技はお手の物。

合気道にもヘッドロックなんてありませんが、関節技は原理が分かってくると、他の技も大体分かってくる。プロレス技も遊びで研究。

ヘッドロックはプロレスで、相手の頭を脇に抱えて締める技。力持ちがかけたほうが当然効きますが、場所と絞め方にもコツがある。こめかみの急所を締めるのが一般的ですが、見ているとグラウンドに引っ張り込んだ時なんかに、もっと下を締めてる場合もありますね。

自分で押してみるとすぐ分かるのですが、顔にはいくつか痛点があります。頬骨の下とか、目尻の下、鼻の上目と目の間とか。ここを極められると非常に痛いです。三沢選手のよく使う、フェイスロックがそういう技ですね。

締め方にもコツが。二の腕の内側を使うんじゃなくて、親指側の側面を当てる。要するに自分の骨で相手の骨を締める感じ。さっきの痛点探すときも、指先じゃなくて、指を曲げて第一関節で押すと痛いですよ。

さらに痛いだけではなく。関節技は上手く力を加えると、掴んでる場所じゃない所も極められる。こないだの小橋vs鈴木戦、序盤小橋選手のヘッドロック。体重が鈴木選手の首にかかっていて極まりそうな瞬間があって、どっきどき。

昔アメリカのプロレス興行では、第一試合の前座の前に、腕自慢の素人さんをリングに上げてケチョンパにやっつけ、レスラーの強さをアピールするというアトラクションがあったらしいですが、そのときは必ずヘッドロックで極めたそうです。つなぎ技があんなに凄いとは、とびっくりさせるため。

ちょっと前に、秋山選手が志賀選手をヘッドロックで極めて勝った事がありましたね。……志賀選手帰ってこないな。

と、ヘッドロックはこんな感じで。プロレスラーの人ならもっと細かいコツを知ってるんでしょうが、これだけでもかなり痛くなりますよ。しかし……。

何でこんなこと調べてたんでしょう。お子さんだったら忠告しときますが、面白がって友達にかけてると、嫌われますよ? (←実体験)

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