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2005年2月

2005/02/28

川瀬浩 野望を語る

野望を語るには今がベストだと思うんですよね、オイラ。

だって、連載載り始めてからだと、「あんなこと言ってるけど、漫画はこれか……。可哀想に、ムリっぽいな」と同情されてしまうかもしれないし。最悪、打ち切られてから書いちゃったら、負け犬の遠吠えにしか聞こえなくなっちゃうし!

という、なぜか弱気な理由で(笑)、野望を語ってみたいと思います。

この道に進んだ始めのころは、若人らしく「トップを取って大成功」を夢見ていたのですが、最近は。野望と言ってるくせにいきなりしょぼいな、とお思いでしょうが、これには理由があります。「トップ」って、何だろう?

一番分かりやすいのは、一番売れることを目指すこと。正直、売れ易い漫画の形というのは存在します。少なくとも業界内コンセンサスとして、「今一番売れ易いとされてる漫画の形」はある。

でも、一番のセールスを上げてる漫画が、どの読者にとっても最高の漫画だとは限らない。自分自身にとってもそう。

「漫画って、こういうもんじゃん?」と言われると、確かにそれが一番手堅いよな、と理性は納得するのですが。モチベーションが、いまいち……。積極的に挑戦したい、という気にはならない受身の状態なのです。

でも、手堅くなくても、好みの漫画が少なくて困っている、自分みたいな読者がいるのなら。売れづらいというのを克服して、そんな人達に喜んでもらうために頑張る方が、俄然、燃えてくる。

そんな意識のずれが顕在化して、ここ何年か困ってたのです。もちろんその前に、技術が至らないという問題があって。でもそこを頑張ってクリアすると仮定しても、自分がトライしたい漫画の最終形態を、向こうに認めてもらえない。軌道修正しない限り載らないよ、というとこに落ち着いちゃう。

だからと言って、相手に自分の理想に理解を求めるのは不当だ。向こうには向こうの事情があるんだから。それが分かるぐらいには、大人に(笑)。で、野望を持ったのです。自分で何とかしよう。そういう漫画を描ける環境を自分で作ろう。それでご飯さえ食べられれば、十分成功だ。

例えるならば、スタバの社長より、こだわり喫茶店のマスターになって、お客さんが喜んでくれることを目指すのだ。少数派かもしれないけど、同好の士は絶対にいる! しかもきっと、困ってる!

どういう種類の漫画か、「萌え」みたいに一言で言い表せれば、分かりやすいんですが。とりあえずここで、自分の好みやらポリシーやらを書き散らしているので、なんとなく伝わったりしないかなー、と淡い期待。HPに載せてるのもそういう種類の物件。さらに、幸運なことに自分の思い通りに描ける状態で、連載も取れて。

とりあえず、「こだわり喫茶店」に必要なものは、形だけでも揃った。あとはこれを大きく育てていくだけで、まさに自分の腕次第。自分が信じてる漫画を、それがお好みの人に届けて、喜んでもらえれば幸せだ。そのための苦労なら、納得ずくで頑張れる。

それがいつか大きな流れになれば、なおよい。そのための捨石になるなら、オレは……。いや、捨石はやっぱ嫌だな。ご飯はちゃんと食べたいぞ(笑)。

という訳で野望を語ってみました。もし漫画なりHPなりを覗いてみて、「ちょっと、好みかも」と思って頂けましたなら。何かの御縁でございます。ぜひ、御贔屓に。

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2005/02/27

がんばれH2A

26日PM6:25、H2A7号機が打ち上げに成功しました。よかった、よかった。

衛星の分離にも成功。老朽化した「ひまわり5号」の後継機です。温暖化のせいか、ばんばか台風が直撃するようになった日本。気象衛星が使えないと大弱り。これも一安心。

日本の宇宙開発、めちゃめちゃ叩かれてましたからねー。まあ一機当たりのお値段がでかいので、気持ち分からなくもないですが。でも技術的困難を考えれば、百発百中は難しい。その辺よく分かっていない、しかも普段宇宙開発にあんまり興味なさそうな人がマスコミとかで。

「車に比べてロケットの信頼性は…」とかね。ひでえ言いがかり。

ぎりぎりの性能を求めているロケットと、その辺テレテレ走っている車と比べるなんて。比べるならF1カーと比べなきゃ。トヨタもホンダもよく壊れてますけど?

今じゃみんな安心して乗っている旅客機だって、百年前は殺人マシーン。墜落行方不明は当たり前だった。飛ぶこと自体が、技術的にぎりぎりのチャレンジだったからです。こつこつ改良して、今の安全性を確保。

ロケットで宇宙へ行くこと自体、まだそういう技術的チャレンジの段階。何しろ何百トンもの可燃物の塊を、爆発しないように宇宙へ飛ばしている訳で。あのロケットのでかい図体、ほとんど燃料。でっかい爆弾みたいなもの。

でも、その技術的困難をクリアして、いつの日かみんなが安心して宇宙へ行ける日が来て欲しいな。車や飛行機のように、安全性を語れるレベルまで早く行って欲しい。

いつかそんな日が来るために、H2Aも頑張って欲しいなと思うのですよ。とにかく成功おめでとう! バンザーイ!

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2005/02/26

第三の男

久々の企画物。漫画で交遊録第9回。ぷにぷにボンバー。(きのした順市。2001/1/15発行。富士美出版) 最初にお断り。

はっきり言ってエロです!!

はっきり言わなくても18禁(笑)。何でいきなり? と思う方もいるでしょう。女性の方もいらしてますし。いろいろ考えたんですが。

ほら、今度新連載じゃないですか。そうすると、お子様の来訪が予想されるわけですよ。じゃあ、今のうちに載せとかないと、18禁だし。だったらサイドバーに出したらまずいじゃん! でも順だけ仲間外れじゃ可哀想だし……。うあー!

なんか、考えすぎて訳分かんなくなってきたので、思い切って。それでは、行きます。

きのした君は第三の男です。ナベ先生の仕事場で。まずナベ先生で、次溝渕さん。一人前の漫画家になった順番。ちなみに僕は一番弟子なのに五番目です(笑)。

順君はガンガンからの紹介でやって来た新人でした。面白エピソードがたくさんあるけど、それは割愛(笑)。

で何年かたった、ある日のこと。凄い神妙な顔して、漫画を見てくれ、と。で、読んでみたら、今まで描いてたやつとは打って変わって、堂々とエロ漫画。神妙な顔してたのは、首になる覚悟だったようで。何でそこまで思いつめてたかというと。

当時オイラは活火山でした。ナベ先生も脱線しまくりだけど、「少年漫画とはー!」という感じで、ついでに溝渕さんも真面目で熱血だから。仕事場の上3人がそんな状態だから、「エロ漫画なんて!」と怒られると思ったらしい。でもそれは誤解で。

漫画には、面白いかつまらないかしかないのです。漫画に貴賎なし。立派なテーマを扱ってる漫画のほうが偉いなんて、そんなことない。

むしろ、偉そうなテーマを扱ってる動機が、俺偉いだろ!? と自分をでかく見せたいだけじゃねーのかよ! と腹立つ場合があるほどで。漫画に対して真っ直ぐ真剣か、が問題。

その点、きのした君の漫画は清々しいぐらいエロ漫画でした。むしろ立派だよ! とみんなで誉めて。無駄な飾りが何もない。描くべき事にただ真っ直ぐ。自分に素直だから余計な物がそぎ落とされて、研ぎ澄まされた感じ。

実はナベ先生にもあったそうです、似た体験。下積み時代のナベ先生、こういう漫画が描きたい! という強い憧れがあって。周囲はギャグ描きなよ、と勧めていたらしいのですが、熱血漫画なんじゃあー! と。

でもその固定観念を捨てて、くだらなくていいやと軽い気持ちで描いたら、大賞に。それがハーメル。しかも自分に素直になったら、ギャグと熱血シリアス同居させてもいいじゃん、ということになって。回りの評価とか常識なんか気にせず、描きたいように描きなさい、という教え。

開き直ったきのした君、その後の急成長には目を見張るものがありました。で、あっという間に一人立ち。覚悟を決めた人間の強さです。向こうの業界にも、いろいろと「業界内コンセンサス」とでも言うべき物があるようですが、彼は揺らぎません。立派です。

「ぷにぷにボンバー」はそんなきのした先生の初単行本。タイトルの付け方も順らしくて素敵です。その後も順調に活躍中。

ただね……。ここまで読んじゃった少年がいたら言っとくけど、漫画家としては立派だけど、あのお兄ちゃん変態だから、真似しちゃ駄目だよ(笑)?

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2005/02/25

2/20NOAH後楽園ホール

いつもは話題の鮮度を考えて、翌日にはアップするよう心掛けているのですが、今回は。だって、ちょうど仕事追い込みだったんですよ! その日は一生懸命ケッタくんにトーンを貼っておりました。

仕事の最中ビデオに録って、食事時にチョコチョコ見てたのですが。今回一番印象に残ったのは、第2試合。本田&KENTA組vs井上&橋組。

とにかく凄い気合が入ってて。これ、別にメインじゃないよね? というぐらいに。特にKENTA選手と橋選手の入れ込み方が半端じゃなかった。何か抗争モードな訳でもないのに、火花がバチバチ飛ぶテンション。

KENTA選手は基本的にファイトスタイルからして喧嘩腰だから、そんなに違和感なかったけれど、橋選手はなぜだろう。そろそろ動こうと思ってるのかな。

それは個人的に大歓迎。何しろ橋選手、感情移入して見れる要素がてんこ盛り。不器用で、それでいて真っ直ぐで。器用で才能ある後輩に先越されて、怖い先輩に小突かれて。それでもめげずに向かっていくところ。

ついでに言うと天然でお茶目なところも、まるで漫画の主人公のようですね。イケメンじゃないので、女の子人気が計算できませんが(笑)。ぜひとも頑張って欲しいです。

若手二人に火が付いて、引っ張られるように多聞さんもシリアスモードな中、それでもマイペースな井上選手もオイラ的には○(笑)。

他に印象に残ったと言えば、森嶋選手のでかさ! 小橋選手が小さく見えるなんて……。怪我から復帰して、一回りでかくなって帰ってきました。何か現実離れしていて、モンスターという感じ。

秋山選手と組んで、天竜&鈴木組と対戦予定。楽しみだ。ぜひとも天竜選手に鶴田張りのバックドロップ、いや、岩石落しを決めて欲しいです。

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2005/02/24

祝二万

カウンターが二万件を突破しました。見ていただいている皆様、ありがとうございます。

正確な数字じゃないんですが。設置したのは開設して少し経ってからだったので。でも、数字が増えてくと励みになりますね。

一万件突破には、MIQの批判記事が絶大な効果を及ぼしたのですが、それもすっかり最近は。たまーにぽつぽつとあるぐらいで。今思い返しても、あれは凄いバブルでした。平常心を失うから、今のほうが居心地いいです(笑)。毎日大体コンスタント。

定期的に来て下さってる方がいるようだ、というのがやる気の元ですね。物書きの性というか、読者がいるなら頑張らなくては、という気分。

その割りに取り留めなく、話題がとっちらかってますが(笑)。人に来てもらえるブログにするには話題を絞れ、見たいなことも言われてるのに。漫画なら漫画、サッカーならサッカーに絞ったほうが、確かに興味ある話題だけ読めて来やすいよなあと納得しつつ。

一応本人の中では関連性があるのですが。「間接的にでも自分の漫画と関係しそうな物」という基準。サッカーはサッカー漫画描いてるから分かりやすいとして。日常の話題も、漫画にしてみたいほのぼのシーンとか。宇宙関連のニュースに触れるのも、SF描きたいからです。

漫画見てここを見て、「ああ、こんなことばっか言ってる人だから、漫画ああなってるんだね」と納得してもらえる状態になるのが理想。という訳で、これからもとっちらかったままだと思います(笑)。よろしくお付き合いくださいませ。

さて、二万件突破記念で、何かしなくちゃな、と。前回一万件突破した時は、HP開設を誓いましたが、したのはいいけどその後放置なので(笑)、これを機会に近日中に更新します。書いとけばやるはずという、前回と同じ作戦。

自分の漫画観を書き散らしている割には実例がないので、一つ載せてみようかなと思ってます。もしよろしければ、更新の折にはぜひお立ち寄りください。

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2005/02/23

ハーメルンのバイオリン弾き on TV

ハーメル回顧録番外編の3。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録からどうぞ。

とうとう来ちまったですよ、ハーメルのTVアニメ。1996年10月から放送。実はどうしようかずっと悩んでたんですが。

漫画とさっぱり別物だけど、あれはあれでいいと言う人もいるし、かと言って全然触れないのも明らかに不自然だし。でもねえ。漫画家サイドからはあれ、かばい様がないんですよね。

大失敗。

て言うか、ガンガンのアニメで打ち切られたの、ハーメルだけじゃないの? 少なくともあの時点では初打ち切り。

前の年にエヴァがあって、心の闇の部分を描くのがトレンド、みたいな雰囲気だったんですかねー。オルゴール編がそんな感じだったから、誤解されたかもしれない。でも前述の通り、ナベ先生は人間賛歌万歳な人で、あれもそのために描かれた話だから。

根っこの部分をいじられて、さらに結果も出ないんじゃ、かばい様がないですよ。

なんだかんだ言って地上波の宣伝力はすごいから、パプワ君にしろグルグルにしろ、アニメ化をきっかけにヒット作からメガヒット作へとグレードアップしたのですが、ハーメルはさっぱり。あれがもちっとまともだったら、単行本ももっと出てて、今の「37巻だけ買えません!」みたいなこともなかったかもね。

ささ、暗い話はこれぐらいにして、面白裏話を。

その1。だまし討ちだったんですよね、あれ。それが証拠に、スポンサーに食品メーカーがいて、そこが作った関連商品のおまけに。丸太抱えたフルートの人形が!

多分漫画見せられて、こんなの作りますって聞いてたんでしょうね。サイザー助けに行くとこですよね。フルート丸太で大暴れ。そんなシーンアニメにゃ全然ないし。とんだ赤っ恥(笑)。そりゃスポンサー撤退するわなー。「アニメの現場なんて、そんなもんだよ」と昔アニメーターの某先生が、若かった僕を諭してくれました。

その2。最初の主題歌は「Skirt」という新人アイドルユニットが歌ってたのですが。作詞作曲高見沢俊彦。…アルフィーの!

デモテープ仕事場に送られてきたんですが、歌ってるの本人なんですよ。幻のアルフィーが歌う主題歌、「MAGICAL:LABYRINTH//」。サビの所が「ラ、ラ、ラ、マジカル・ラビリーンス!」という、男が歌うにゃ勇気のいる歌詞なのに、なぜかかっこよく聞こえるから不思議です。

ラスト、その3。ナレーションの声を当てていたのは麦人さん。ピカード艦長!! 僕の影響でスタートレックにはまったナベ先生。むしろ僕を通り越してネクストジェネレーションLD全話を買い求める熱中振り。本人を前にして大感激。

ところが宴席で酔っ払った麦人さん、くだらない与太話をするんだけど、当然声はピカード艦長のまま。ああっ、あの知性溢れるピカード艦長がっ! とナベ先生の嘆き。

嘆いたナベ先生、どんな話だったかを僕に話して、一緒にがっかりしようよーと迫ってきましたが、断固拒否しました。…いや、結局無理矢理聞かされたんですけどね(笑)。オイラのピカード艦長がー!

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2005/02/22

二話目終了

二話目が終了、本日原稿無事渡しました。

二話目でも負けました……。ナベ先生との「どっちが先に原稿あげるか勝負」に。オイラの方が早く仕事にとっかかったのに、ぶっちぎりで負けた……。

と言うか。自分で心配になってきましたよ。何でこんなに手が遅いんだろうか。月24ページですよ? 週刊誌の作家なら、これの4倍こなさないといけないんですよ? まずいよ、鼻歌交じりで終わるぐらいじゃないと。

単にスピード上げるだけなら出来るんですが。要は素早く正確にデッサンが取れてないんですよね。だからちまちま手を入れながら描く羽目になって。殴り書きでも上手い、というレベルにならないと、スピード上がらない。まだまだ精進が必要だなあ、と思いながら仕事する日々。

まあでも試行錯誤、生涯勉強は職人の常識。出来ることからこつこつと。実際一本上げるごとに、細かい具体的な課題が見つかるし、それを直せば確実に良くなるわけだし。

逆にそういう気持ちが無くなったら、成長も止まって、作家としては緩やかな死を迎えるんだよなとも思うので。課題ばかりだというのも前向きに。自分が早熟の天才じゃないというのは十分承知。カメにはカメの戦い方があるのです。

それにしても二話目終わってるのに、まだ本に一話目載ってないのは、やっぱり違和感あるなー。「ケッタ・ゴール」連載開始は3/5発売の月刊プレコミックブンブンです。もしよろしければ。

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2005/02/21

魔法の杖

魔法の杖が欲しいな。ひょいっと振ると、全てが解決するのだ。

仕事疲れで壊れちゃったわけじゃないですよ? あるんですよね漫画で、魔法の杖。別にファンタジー漫画のアイテムとしてではなく、実作業で。

別名プロのノウハウというのですが。何で魔法の杖なんて呼ぶかというと、レベルが届いてない時には、何でそうなってるのかまったく分からず、まるで魔法のようだから。

昔、まだ僕がさっぱり拙いお話しか作れなかった頃。どうにもうまく行っていないなネーム、と思ってプロの先生に見せると、その場でサラサラッと解決してくれることがあって。

何がよくないとかいう感想じゃないのです。文字通り目の前で、別の紙を取り出すと「例えばこうするでしょ?」と言いながら、実例を示してくれた。あらすじを変えるわけでもなく、セリフを大きくいじるでもなく。コマの割り方、演出のニュアンス、そんなものをチョコチョコ直すだけで印象ががらりと変わっていく。

変な話、編集さんには出来ない芸当。その前に同じネームを見た編集さんは頭を抱えて、かなりいじるしかない、全換えするぐらいに、と言っていたのに。

特に明らかな間違いじゃないけど、なんとなく面白くない、というエアスポット。要するにツボをちゃんと押さえていない状態。でもそのツボがどこだか、特にお話作りの場合は分かりづらい。日本語自体は読めるから、みんなお話読んでいると思っているけど、ほんとに裏の裏まで読み切って、構造を完全に理解するのは実はかなりのレベル。

漫画のネームはさらに特殊で、絵の印象も同時に計算していかなくてはいけない。プロでも完全に出来ているとは言い難い。でも面白い漫画を描く人には出来る。出来ているから面白い。

で、傍から見ているとなぜだか分からないけど人気が、となるのです。さすが、○○先生、と思考停止。見えない所に理由があるんだけど。それが漫画の魔法。

高橋留美子先生のような大魔法使いになりたいな。描く物描く物大ヒット。「犬夜叉」なんて特に。留美子先生だから、とみんな思考停止。全然違うレベルで漫画描いてる。

多少のレベルになら届いてると思うんですけどね。…メラが使えるぐらい?(それじゃ凄い弱いじゃん!)

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2005/02/20

合気道

今度は「合気道 関節技」でお客様。関節技ブログにしましょうか、ここ(笑)。

合気道って、説明難しいんですよね。大体名前に謎のキーワード、「気」が入ってるし。いいイメージで言うと、神秘的。それに惹かれて始めたし。

でも、それだけじゃないのです。実は柔道というのは柔術の一派で、講道館という道場が大きくなったものなのですが、みんなの知ってるよく見る合気道も、実は大きい流派のとこのイメージ。試合をしないで、なんかくるくる回ってて、というのはそこの練習法。

オイラのやってるのはそこのじゃなくて、乱捕りがあったりする、もっと実践的な合気道。て言うか、乱捕り楽しそうだから入ったというのもある。奥義を学べて試合も出来るなんて、お得じゃないですか(笑)。

でも一番お得だったのは、それで漫画デビューできたこと。当時サッカーの企画を立てて、会議に出そうとしていた時、スケジュール的にちょっと余裕があって。頑張ってもう一本出してやる気をアピール、という話になったのです。

余裕があるといっても少しだから、すぐ描ける物。他に描けそうなスポーツある? と聞かれて、「野球はありきたりだし……ああ、合気道やってるから描けますよ」と、五分で決定。

そんな適当な企画の方が、題材が珍しいという理由で採用。世の中分からないですね(笑)。

ウチの流派は前述の通り試合があるのが特徴。捕り技乱捕りという、どっちが上手いかを競う採点競技と、総合乱捕りというふつーの試合。試合楽しいんですよ。燃えるしね。

ただねー、慢性肩こりになってるので、首関節極められるとめっちゃ痛いことが悩みです(笑)。運動不足解消のため、もうちょっと練習したいのですが。最近さっぱり行ってない。

興味がおありの方はこちら。日本総武道連合会

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2005/02/19

思い残すことなく

「川瀬 漫画」で検索が。うわあ、やめてくださいよ、恐ろしい(笑)。

いえいえ、興味を持っていただけるというのは有難いことで。……て言うか、オイラの事だよね? 「川瀬浩」でかかってることもあるから、多分。確か少女漫画家さんに川瀬さんという方がいたような。そちらだったら失礼。

今のとこオイラは、ナベ先生とか佐々木くんの脇にちょろっと名前が載ってる謎の人なんで。読み切り何度か載ってるけど、ウェブ上に評判立つような、立派な成績は残してないですよ。

そこそこだったり、惨敗だったり。いや、そんないい成績残してたら、もっと早く連載取ってるし。名もない漫画家なわけですよ。そんな状態で今までやってこれたのは、何かいつもやり残している感があったから。

自分でその正体に気付いたのは去年のこと。ケッタくんの読み切り描いてた時。

今まではいつもどこか、自分ではどうにもならない部分が残ってた。雑誌の都合とかそういうもの。バリバリに少年漫画に描いたのに、載ってみたら雑誌は少女漫画だった、とか。

自分で凄くうまくいった、と手ごたえあるときは、なぜか編集さんと意見が合わなくて通らない。通るときは、戦略的に駄目なんじゃないの? と不安が残ったまま。それの繰り返し。もちろん自分がもっと上手ければ、それでも力ずくでどうにかなったんだと思います。だから9割方自分のせい。それは了解していても。

残りの1割で、やめられない。まだ何とかなるんじゃないか、やれることがあるじゃないかと思うから。そんなんでずるずると来て。ケッタくんで初めて思えたのです。「これで駄目だったら、やめよう」

コンセプトから、ネームから。初めて全部自分が納得できる状態で、仕事が取れた。雑誌から浮いてるとかいうことも、ない。駄目な時は完全に自分が下手だから。

ここで燃え尽きよう、と思って頑張ったら、幸いにして結果が出て、連載取れました。よかった。やめないで済んで。

ようやくリングに上がれたので、今度は別の戦いが。結果に浮かれることなく、長いレースを。最後まで、緩めずに戦えるかどうか。

という訳で、仕事、仕事。

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2005/02/18

仮免

フットサルからの帰り道、自衛隊基地の前を通るのですが。

男の子の常として、力の象徴である戦闘機やら戦車やらには、心躍るわけですよ。子供の時には心踊っていただけなんだけど、大人になると、その銃口の先で人が死んでるのが理解できるようになって、しょんぼり。ただ、飛んでたり走ってるだけなら、かっこいいーで済むのに。

その点自衛隊は、米軍とは違いむやみやたらとぶっ放さないので、ちょっと安心。で、基地の前を走っていると、向こうからやってくるわけですよ、自衛隊の車。でっかいトラック、渋い色に塗られててかっこいいー。……のですが。近づいてよく見ると。ナンバープレートのところに。

仮免許、練習中、という文字が。

…聞いたことはあったんですが。自衛隊に入るといろんな免許取れるって。いや、無いと運転できないし。でも、かっこよかった軍用車が、仮免なんだーと思うと、なんかほのぼのした感じに。

ちなみに戦車は大型特殊免許だそうです。ブルドーザーとかと同じ。やっぱり練習中は仮免のプレートつけてるのかな。

それもちょっと見てみたいような気が(笑)。

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2005/02/17

ハーメルンのバイオリン弾き 15

ハーメル回顧録の15。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

表紙カバーの巻頭前書きにも書かれていますが、このオルゴール編を描いていた時のナベ先生、ぶつくさ言いっ放しでした。ああ嫌だ、胃が痛い、と。

オルゴール編辺りから変に心の闇を取り上げたもんだから、誤解されてる気配なんですが、ナベ先生は暗い話、大嫌いなんですよ。

じゃあなぜ描くかと言うと、夏の日差しの絵みたいなもんで。濃い影を描いてコントラストを出せば、日差しの明るさが目立つ、という方式。だから嫌いなんだけど、最高にきついやつを考えて、キャラクターたちに試練を与える。全ては最高のハッピーエンドのため。

オルゴール編もこの巻の最後、ハーメルの過去を全て受け入れたフルートがハーメルを救うシーン。子供ハーメルが鎖に繋がれ引き回されて、お母さんと思ってすがってみたら。見上げるとそれはフルートで、過去の象徴である鎖が砕け散って、過去のくびきからハーメルが解放される、というシーンのためにあったわけですよ。

基本的にナベ先生は「人間賛歌なんじゃあー」と叫びながら、漫画描いてる人ですから。オイラもなんですが、よく「人間の心のドロドロした所を描いているから、リアル」というフレーズを聞いては、それは違うんでねーの? と。

描きゃいいってもんでもねーべさ。何のために描くのかが分かって描いてねーと、意味ねーべ? 読者に嫌な思いさせっ放しじゃ、何のためなんさ? と、二人で語っていたものです。何でなまっているのかは謎(笑)。

ただ、このコントラストを出す方法。完遂するのは非常に難しい。暗い話が得意な人は、物の見方がもともとそっち寄りの場合が多いから、逆にハッピーエンドが描けない。描いてもいまいち信じてないから、取って付けたような感じになっちゃう。

ハッピーエンドが描ける人は逆に、優し過ぎて辛いシーンが描けない。キャラクターが可愛くて、虐められなくなってしまう。わが子を千尋の谷に突き落とす、獅子の父親のような強い気持ちが必要なんですが、なかなか。

両方本気で全力投球というのは、一種才能だと思います。

ちなみに前書きの写真。みんなでツーリングに行った時のですね。懐かしいなー。

ナベ先生の後ろに写っているのがオイラと愛機レイド君。「ツーリングに行くから、買え。強制!」と言われてお金を借りて買い、慣らし運転もしないまま引っ張り出されて。ですが未だに壊れることなく、オイラの足として活躍している健気なマシンです(笑)。

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2005/02/16

削減目標達成済み

本日午後二時、京都議定書が発効しました。つーか、参加してないのに米国東部(ワシントン)時間午前零時発効だったんですね。グリニッジ時間じゃなくて。こんなに立ててやってんのに、まだ自分が中心じゃないと気が済まないなんて、困った国だよ、まったく。

1990年比で6%の削減が義務付けられたわけですが、2003年からだと14%の削減。結構厳しいです。しかし。

すでにウチはこの冬、削減目標を楽々達成したのです。暖房の仕方を変えたので。

凄いマシンを導入とかではなく。きっかけは、そろそろ暖房器具を出すか、と準備していた時のこと。ウチの主力暖房器具、セラミックヒーター君のフィルターを掃除していたら。

破れた。

豪快に。もう使い物にならない。新しいのを買うかと出かけたんだけど、近所で見つからず。そしたらめんどくさくなって来て。

そこでふと思い出したのが、前にNHK「ためしてガッテン」で、首周りから逃げ出す熱をなくせば暖かい、ということをやってたなと。そこで作戦。

僕は漫画家としては珍しい、コタツ漫画家なんですが。普通みんな机で描いてる。腰痛くならない? と聞かれるんだけど、たまたま座高と合ってるのか、むしろ机より楽。さらに、これにナベ先生の仕事場で足元暖めるのに買った、30cm四方ほどの小さなホットカーペットを座布団代わりに敷く。

これで下半身はポッカポカ。で、この熱を逃がさないように、一番大きなダボダボの上着を着て、首にマフラーじゃ邪魔なのでタオルを巻くと。あら不思議。寒くない。

仕事してるうちはこれで十分だということを発見。台所に立つと極寒ですが(笑)。さすがに大雪降るような日は限界なので、そういう時には灯油ヒーターで一気に暖める。

そんな戦略で過ごしていたら、この冬の光熱費が激減。机からろくに離れない、漫画家ならではの作戦。夏のクーラーは削減できないけど、暖房費がこれだけ減ってたら、トータル14%は楽にクリアしているはず。

ただし来客には不評です(笑)。冷え切っててなかなか暖まらないしね。

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2005/02/15

ちばてつや先生大学教授に

2/14のNHKニュースを見てたら、そんな特集が。ちば先生が、芸術大学の漫画専攻の教授になるそうな。

最近ちらほらと、大学に漫画学科が出来たりしてますね。今までだと専門学校しかなかったんですが。でも正直な話。金出して漫画勉強しなくても、アシスタントになれば金もらって出来るのに。

まあその人の判断だから、金出す親が納得してるならいいけど。ちょっと心配なのは、勘違いしてるんじゃないかということですね。漫画家になるための面倒なんて、誰も見てくれないよ?

高校までがそうだから、仕方ないことなんだけど。社会に出たら自分で歩かなくちゃいけないのです。落ちこぼれそうになっても、補習も追試もないのです。受身のまま、口を開けてたら誰かが餌をくれるんじゃないか、なんて調子じゃ生きてけない。

漫画家なんて、そんなに人数要らないのになりたい人はたくさんいるという、物凄い過当競争の仕事なんだから。バイタリティーが大事。

ちば先生に漫画教えて欲しいなら、アシスタントに押しかけて、仕事を一生懸命覚え、先生の隙を見て無理矢理ネームを見てもらい、分かんない事があったらどんどん聞き出すぐらいじゃないと。

いるかどうか分かりませんが、もしそういう人が見てたら。大学でも専門学校でも、通ってるから勉強になってると思うのは、人生の落とし穴。自分が何を学び取るかが問題で、とにかく先生がいるならとっ捕まえて、ノウハウ全部搾り取るぐらいのつもりじゃないと、授業料元取れない。

なんとなく流れに乗ってて仕事取れるのは、天才だけだから。そういうスタンスで消えた人を何人も見た。自分が天才だと自信があるならいいですけど。

天才かどうか確認するのも簡単です。一本投稿してみればいい。天才なら、とんとん拍子で仕事になるから。

ね? どっちにしろ、バイタリティー。

大凡人のオイラからアドバイスでした(笑)。

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2005/02/14

月見草

最近「SKY GUNNER」でお客様が多いのは、「月姫」の二巻が出たからですか? 佐々木少年先生の過去をほじくろうという魂胆ですね(笑)?

佐々木君のアンソロジーの仕事は単行本になってるはずだから、手に入らないのあれだけですよね。「SKY GUNNER」。幻の作品。

マガジンZで佐々木君と組んで仕事をしました。ほんとは原作なんだけど、ゲーム原作とごっちゃになるから作画協力になってる。2コマぐらいしか描いてませんが(笑)。

世界観は好きだったんだけど、それが逆にまずかったのか、ネームが揉めに揉めて結局上手くいかなかった。結果が出ればそのまま連載も、という話だったんだけど、それもお流れ。

でもその方がよかったのかも。二人とも今の仕事の方が向いてると思うし。特に佐々木君は結果出てるし。凄いよ、この人。Amazonの漫画のランキングでてっぺんにいるよ。

こうなると、オイラもずっこける訳には行かないですね。だって、これでこけたら、あの時オイラが足引っ張ったみたいじゃん? そんなの御免こうむるでござる(笑)。

児童誌はなかなか日の目見ないから、向こうはヒマワリこっちは野に咲く月見草、という感じですが。月見草でも何でもいいから、とにかく花咲かせたいですね。別に巷で話題にならなくてもいいんですよ。ちっちゃい可愛い花でもいいの。ちゃんと誰かが待っててくれれば。

という訳で、また原稿描きに戻らなくては。子供達が待っててくれるといいな。

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2005/02/13

行方不明

見つからないよー、「戦う都市」の下巻!

「復讐の船」を読む前に、こいつと繋がってる「戦う都市」上下巻をおさらいしようと思ったら! 下巻見つからない! すごくいいとこで終わってるのに、上巻!

いや、前に読んだんですけど。この家のどこか、あの辺の本の山の中にあるはずなんですが。見つからない。ちくしょー、大掃除しろってことかー!

アン・マキャフリーの「歌う船」のシリーズが大好きなのです。僕のマイベストSF小説。自分のSFに対するスタンスに、知ってるうちではこれが一番近い。漫画だと竹宮恵子「エデン2185」、文庫本の「告白」に収録。ドラマだと「スタートレック・ヴォイジャー」。

このシリーズは、難病にかかり、生命維持装置なしでは生きられない子供たちの神経シナプスを、コンピューターに接続、宇宙船やステーションの頭脳として生かしていくという話。サイボーグ宇宙船の話です。SF的にはその辺がポイントなんですが、僕が好きなのは。

そんなサイボーグ頭脳体たちが、非常に人間味あふれていて、素敵なドラマを演じるところ。

SFってどうしてもネタに引っ張られて、人間ドラマが希薄になりがちで。それがSFネタの刺激がピンと来ない、SFファンじゃない人にとっては、難しくてとっつきにくいと思われちゃう原因だと思うのですが。

このシリーズはそんなことはない、しっかりとキャラクターが主人公の物語です。そんな「歌う船」のシリーズの中でも特にお気に入り、ベスト・オブ・ベストは「旅立つ船」。例えばこのお話は。

子供のころに謎の病気で手足が麻痺してしまった女の子が主人公。その子が特例で、頭脳体のプログラムに加入するくだりが特に秀逸です。

考古学者の両親と辺境の惑星で暮らしていた女の子。歳に似合わずしっかりしていて、今日も一人でお留守番。ちょうど両親は世紀の大発見をしたところ、娘が起きる前から仕事に飛び出し、寝静まった頃帰って来る。そんな時、だんだん体調がおかしくなっていく少女。でも両親の手を煩わしちゃいけないと健気に頑張る。

そして気付いたときには手遅れに。すっかり体が不自由になり、入院することになったのですが、そこでも取り乱すことなく、聞き分けよく。でも、みんなが帰ったそのあとに。車椅子に付いた腕で、お気に入りのテディベアを掴んで顔をうずめて、一人ぽろぽろと泣く。「どうして、私だけ……」

僕もぼろぼろ泣いてます、そのくだり。何度読んでも。そしてその子は頭脳船となって、いろいろな冒険をして、そして最後に……。

……秘密。読んでくれる人がいるかもしれないから。でも、断言します。素晴らしいです。最高です、ラストシーン。勝手に漫画にして同人誌作ろうかと思ったもん。感動のあまり。小説を漫画にすると、倍ぐらいページかかるかもしれないので断念しましたが。

そんな惚れ込んでるシリーズなのですが……。どこ行ったんだろう、下巻。もう、新しく買っちゃおうかなあ。(掃除しろ) 

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2005/02/12

ダイヤモンドプリンセス

ダイヤモンドの分厚い層で覆われた惑星が銀河系に存在する可能性が高いと、米プリンストン大などのチームが、米コロラド州で開かれた太陽系外惑星の専門学会で7日に発表した。(中略)その場合、地表付近では炭素は黒鉛のような状態で存在しているが、隕石よりはるかに規模が大きい惑星の内部では、超高圧の環境となるため、まるでダイヤモンドが地中のマントルに取って代わったように厚い層になっているかもしれないと推定している。

すでに、赤外線観測による元素の分析などから、乙女座の方角にある惑星が「ダイヤモンド惑星」の有力候補になっており、さらに詳しい観測を進める。
読売新聞2/8

凄い! そんな星に住んでたら、大金持ち!

いや、たくさん掘れるって事は値崩れ起こして、ダイヤモンド自体が石ころに……?

希少価値というものの本質を突いたこういうネタは、SFではよく見られます。藤子・F・不二夫先生の「21エモン」でもそんな話が。

ミリオネヤ星からやって来たお客さん。お金がないのに金持ちの振りして無銭飲食。バッグに詰めてあるのもお金じゃなくて石ころだ、と言ってたんだけど、実は。ミリオネヤ星ではダイヤがごろごろしているので、値打ちが無くて、石ころはダイヤだったという話。

ほんとにあるかもしれないんだ。でも、実際その星に行けても、地球に運ぶ運賃がかかりそうだから、やっぱり高いままかな。

「乙女」座にありそうだというのも、何か意味深な(笑)。「女の子はそーゆー光りモンに弱いのですわよ!」(チョコ・パ姫談。ラッキーナイトカスタードくんより)

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2005/02/11

ハーメルンのバイオリン弾き 劇場版

ハーメル回顧録番外編の2。劇場版アニメについて。1996年春公開。

エニックスのアニメ祭り、みたいな感じで作られたんですよね。3本立てで、他はロトとグルグル。長さも50分ほど。TVアニメなら2話分。前後編だと思えばちょうどよい。

だからそんなに張り切った作りじゃなくて、漫画どおりの雰囲気で、ちょっとしたオリジナルの話。仕事場の評判としては非常によかったです。

特に僕が好きだったのは、フルートロボ。あのポンコツ振りが(笑)。形は丸く、色も赤くて、ちょっとロボコンを思い起こさせる所もいいですね。

仕事場に何度か、監督さんがナベ先生と打ち合わせするためにいらしてたのですが。隣の和室で打ち合わせしてたんだけど、仕事場広く使うために、ふすまが取っ払ってあったのです。だからオイラの後ろで打ち合わせいていて、その様子が丸分かり。

すげえ、ほんとにアニメになるんだ、とドキドキしました。

確か仕事場みんなで見に行って、平日昼間で他にあまりお客さんもいなかった。まさか後ろのほうでガヤガヤやってたのが、原作者とその御一行様とは思うまい。

エニックスのアニメ祭りは確かあれっきりだったと思うのですが。まあ、無理に劇場版を作らなくても、TVアニメに出来れば、雑誌としては十分だしね。

というわけで、ハーメルもTVアニメになるわけですが、それにはいろいろ問題が……。それはまた今度。

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2005/02/10

vs北朝鮮 ドラマティックは止まらない

…騒ぎすぎて、声かれた。日本代表vs北朝鮮、2-1。

別にね、こんなにドラマティックに演出してくれなくてもいいんですよ? 代表の皆さん。もっと楽チンに3-0ぐらいで勝たないかなー、と思って見てたのに。

このチームはほんとに粘り強いっていうか、劇的な試合が多いっていうか。最終予選は苦しい戦いになるとジーコ監督は予言していたけど、まさにその通り。予選突破が先か、興奮しすぎてオイラがばったり倒れるのが先か、という状態です。

大黒選手は、最高の舞台で最高の結果を出しましたね。Jリーグでの活躍で、速く呼べという声が高まる中、流行り物には目もくれないジーコ監督は、頑なに召集しなかったわけですが。

ただインタビューでも何度も言っているように、控えの選手にはじっくり我慢して力を蓄え、チャンスをもらったときに結果を出してくれというのが監督の要求。大黒選手、見事に応えました。これでますますFW争いがヒートアップ。凄いなあ。

そしてこの試合で一番印象に残ったのは、中村選手を投入してから。こんなに見事に4-4-2が機能したのは初めてでは?

直前ちょっと前掛りになってうまくボールが回らず、カットされて危険なカウンターを食うというパターンが見られていましたが、見事に修正。完全に中盤を支配して、主導権を取り戻しました。

今は調子悪いけど、中田英選手だってそのうち帰ってくるだろうし、そうなると選手層を考えても4-4-2の方がいい。そうずっと思っていましたが、今までなかなか機能しなかった。それがとうとう。

最終予選の初戦を取ったということは大きい。そしてその中で新しい武器を手に入れたことは、後々きっと重要になってくる。そんな気がします。

いやもうとにかく、勝ってよかったー!!

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2005/02/09

新人賞

やっぱり、速すぎですよ! ブンブンの新人賞! 3ヶ月にいっぺんって、こないだ載ってたのに、もう次が!

いや、ほんとはいいことなんですけど。雑誌的には。長い下積み生活の中感じていたのは、やっぱり人はチャンスを求めて動くのだよな、ということで。

最初は自分の理想や憧れに沿って、持ってく雑誌を決めるんだけど、そのうちに情報収集するようになる。あそこの雑誌は今戦力入れ替えようとしている、あそこの編集部は派閥争いがあって外れ編集に当たるとチャンスない。先生からとか、アシスタント同士のネットワークから。

だからチャンスがありそうな雑誌には、自然と人が集まっていく訳で。ガンガンなんか、かなり集まってましたから。若い子どんどん使うので。実際ナベ先生の仕事場に来たアシの子に、何でガンガン? と聞いたら、「載りそうな気がして」(複数名)という答えだったし。

連載どんどん入れ替わるのは、戦力安定してないということでもあるので、雑誌にプラスかどうかは微妙だけれども。でも、読み切りがどんどん載るのはいいことだ。持ってく方も道がはっきりしているから、夢が見られるしね。

よく新人のチャンスを確保するために、増刊号を出しているケースが多いですが、あれの実効性にはちょいと疑問が。ゲストに呼ぶ先生によって読者層が変わっちゃう。その雑誌での反応を見たいのだったら、やっぱり本誌にスペース作ったほうが絶対にいい。

という訳で、ブンブンの新人賞年4回、受賞作はどんどん載せる、という方針は正解だと思うのですが……。速いって!

今までは下から見上げてる立場だったから、とにかく追っかけて噛み付いてりゃよかったわけですよ。でも連載取ったら。やばいよ、こいつら俺がこけて穴が開くの狙ってるよ。「代わりはいるもの」って感じじゃよ!

大作家でもないのに追われる立場だなんてイヤダ! いや、大作家だったらこんな心配、要らないのか。ひー!!

ウェブ上にもたくさん見かけますからねー、漫画家志望の若い人。 助けてー!みんなが俺を狙ってるよー!(←妄想)

また、若いんだよな、受賞した人が。若いと編集さんに重宝されるからなー。(ひがみ) ちょっと連載取ったからって、浮かれて隙を見せたらやられる。ぶるぶる。

いや、落ち着け、浩。とにかく面白い漫画を描くよう努力すること以外に、やることないじゃんか。靴に画鋲を入れられるわけでもなし。

……画鋲か……。(フェードアウト)

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2005/02/08

運転中の携帯電話は…

米ユタ大学の研究者らが2日までに発表した調査結果によると、運転中の携帯電話利用により、20歳の若者でも判断力が70歳の高齢者並みに低下することが確認された。(中略)18~25歳でも携帯電話で話しながら運転した場合、赤信号に対する反応速度が18%程度遅れ、先行車に追突する危険性も倍増した。研究者は「走行中の携帯電話利用は、軽い飲酒運転より危険」と警告している。時事通信2/3

日本でも法律施行されましたけど、そのときニュースを見ながら思ったことがあるのです。

じゃあ人が乗ってても駄目なんじゃないの?

携帯電話から毒電波が出ていて集中力を低下させる、という問題じゃないじゃないですか、これ。ニュースでは専門家の人が「自動車を運転するときは運転に集中して…」と言ってたけれども。

例えば彼女と初デートだったりして、しかもちょっとあったかい時期で彼女のスカート丈が短かったりして、それでもって彼女が隣でもぞもぞと、スカートの裾を直してたりするのが視野の端にちらりと映ったりしたした日にゃ、うわお! てな感じで集中力の低下は18%じゃきかないと思うのですが、どうでしょう?

いやそんなシチュエーションじゃなくても(笑)、単純に友達としゃべりながら運転の時点で、集中力は下がってるって事ですよね。脇目も振らず運転に集中って、レーサーじゃないんだから。

という訳で、これを解決するのは携帯の規制では足りなくて、ロボカーの登場が待たれてると思うのです。車が勝手に運転しててくれれば、しゃべり放題。そういう研究も進んでいるので、結構登場間近だと思うのですが。

でも彼女とドライブという場合、かっこよく運転している俺を見てくれ! という欲求があるわけだから、やっぱり、駄目か……?

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2005/02/07

熱いのはお好き?

足をくじけば、膝で這い~、指をくじけば、肘で這い~♪。byあしたのジョー主題歌、「美しき狼たち」より。

何でいきなりとお思いでしょうが、見てるんですよCATVで。めっちゃ、おもしれー。上記の歌詞は劇場版ですが、こういう歌が似合う熱い作品が見たいですね。アニメでも漫画でも。

密かに待望論があると思うんですよね、「熱血漫画」。よくナベ先生が言われてるんですよ、編集さんに。「熱いやつ描きましょうよ!」みたいに。

ナベ先生の漫画がどシリアス熱血漫画かというと、ちょっと違うジャンルだと思うのですが。まあ、あれだけギャグが入ってるんだからねえ。ただ、確かにテンション上がったときは、ほんとに熱血漫画だから。

ナベ先生の描き方特殊だから、一度はまると替えがきかなそうだしな。ハーメルみたいなやつを誰かが描いてくれるかというと、ムリっぽいし。弟子でさえ、一人として受け継いでないし(笑)。

特に最近は、愚直に泥臭く、という作品が敬遠されがちだから、ますます。おしゃれでかっこいいものならありますが。「熱血!!」という感じの漫画となると、あんまり思いつかない。

そういう漫画が流行っていたときのほうが業界好調だった、という記憶も、待望論を呼び起こす原因になってるかも。昔のガンガンで言うと、ナベ先生がそうだし、西川先生がいたり。そう言えば西川先生もそういうの、今描いてないな。

みっともなかろうがどうだろうが、生のむき出しの感情を叩きつけるような漫画。対して今多いのは、戦っていてピンチになっても、気の利いたセリフを言う余裕がキャラクターにあって。そこがCOOLだ、という感じ。

書いてて気付いた。英語で言ったほうが分かりやすいですね。HOTに対して、COOL。アメリカの映画かドラマで、そんなシーン見た記憶があるぞ。過去に戻った人が、「COOL!」と言って「何が?」と突っ込まれる…。なんだっけ?

まあ、時代の流れですね。世界的にもそうなら仕方ない(笑)。でも本心は今の状態が正しい、と肯定しているわけではないんですよ。

かっこいいのが悪いと言うわけではなく、むしろ泥臭く熱い感じの絵柄が苦手だったりするのですが。言いたいのは、多様性を維持しないと駄目なんじゃないかという事。いろんなお客さんがいるのだから、極端に偏るのはよくないと思うのです。

逆にこれだけ長く空き家になっていると、そこで当てた人は一人勝ちなんでしょうけど。バンチが立ち上がった頃、編集長がインタビューで、「昔のジャンプみたいな熱いやつを載せる」と言ってたから期待したんですが。

こないだ見たら OUCH!! という感じだったしなー。(うわー、ダジャレ。がっかり) 昔のジャンプ、が拘りで、熱い=古いになってる。そうじゃないのにー。

確かに血が騒いで煮えたぎるような漫画を見たいのですが。血まみれの漫画ならたくさんあるんですけどねえ。当分その流れには、ならないかな。

こういう問題提起をした記事を書くと、最後に、自分で描けというオチに持ってくのが定番なんですが、今回は……。僕の漫画は、熱血…なのか…? ふつーにジャガーがしゃべってるしなー(笑)。

すいません、やっぱり誰か、描いて下さい。

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2005/02/06

関節技

「ヘッドロック やり方」でお客様。え? 何事?

面白いから解説しましょう。当然僕はプロレスラーではなく、一介の漫画家ですが、合気道歴が十年ほどあり、関節技はお手の物。

合気道にもヘッドロックなんてありませんが、関節技は原理が分かってくると、他の技も大体分かってくる。プロレス技も遊びで研究。

ヘッドロックはプロレスで、相手の頭を脇に抱えて締める技。力持ちがかけたほうが当然効きますが、場所と絞め方にもコツがある。こめかみの急所を締めるのが一般的ですが、見ているとグラウンドに引っ張り込んだ時なんかに、もっと下を締めてる場合もありますね。

自分で押してみるとすぐ分かるのですが、顔にはいくつか痛点があります。頬骨の下とか、目尻の下、鼻の上目と目の間とか。ここを極められると非常に痛いです。三沢選手のよく使う、フェイスロックがそういう技ですね。

締め方にもコツが。二の腕の内側を使うんじゃなくて、親指側の側面を当てる。要するに自分の骨で相手の骨を締める感じ。さっきの痛点探すときも、指先じゃなくて、指を曲げて第一関節で押すと痛いですよ。

さらに痛いだけではなく。関節技は上手く力を加えると、掴んでる場所じゃない所も極められる。こないだの小橋vs鈴木戦、序盤小橋選手のヘッドロック。体重が鈴木選手の首にかかっていて極まりそうな瞬間があって、どっきどき。

昔アメリカのプロレス興行では、第一試合の前座の前に、腕自慢の素人さんをリングに上げてケチョンパにやっつけ、レスラーの強さをアピールするというアトラクションがあったらしいですが、そのときは必ずヘッドロックで極めたそうです。つなぎ技があんなに凄いとは、とびっくりさせるため。

ちょっと前に、秋山選手が志賀選手をヘッドロックで極めて勝った事がありましたね。……志賀選手帰ってこないな。

と、ヘッドロックはこんな感じで。プロレスラーの人ならもっと細かいコツを知ってるんでしょうが、これだけでもかなり痛くなりますよ。しかし……。

何でこんなこと調べてたんでしょう。お子さんだったら忠告しときますが、面白がって友達にかけてると、嫌われますよ? (←実体験)

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竹宮惠子のマンガ教室

サイドバーに「お薦め」コーナー新設しました。

本を直接広告するアフィリエイトってあるんですよね。せっかくだからやってみるかと思って、何にしようかなと考えていたところ。こいつがまだ手に入ることを発見。

オイラのバイブル。「竹宮惠子のマンガ教室」竹宮惠子著、筑摩書房。竹宮惠子先生は「風と木の詩」「地球へ…」で有名な先生です。「風と木の詩」はJUNE、今で言うところのBOYS LOVEの代表作。「地球へ…」は超能力を扱ったSF。当然後者が好きなんですが(笑)。

この間、いい本だよねと仲間内で話題になったのでご紹介。もしかしたらここを覗いて下さってる方の中にも、漫画家志望の人がいるかもしれない。そんな人にぜひお薦め。

漫画がこれだけ盛んだと、漫画を描くためのノウハウ本というのも結構あります。買ってみたりするのですが、ちょっと気になることが。

ノウハウは大切なんだけど、それで安心しちゃう人というのがいて。例えば画面構成のセオリーみたいなものはあるんだけど、そのミスを鬼の首取ったように指摘してご満悦、という人がいたりする。

でも漫画なんて面白いかどうかだけが問題で、他の事はそれを達成するための手段に過ぎない。今のセオリーがずっと正解というわけでもない。手塚先生が初めてストーリー漫画という形式を作ったときには、先輩漫画家から「こんなのは漫画じゃないよ」と釘刺されたらしいし。

だけど。現代日本の教育は、望まれる答えを出す子供が優等生というシステムなので、みんなその考え方が染み付いている。どこかに書かれた答えを欲しがる。でも漫画にとってはその考え方はマイナスだ。普遍的な答えなんかない。その人独自の解決方法が必要なんだから。

で、この本です。他の本だとそのものずばりの「正解」が解説されている事が多いですが、この本はむしろ、それにいたる考え方、注意点、心構えなどにページが割かれています。これの方が有意義です。それを踏まえて、じゃあ自分はどうする? と考えられる。

例えば。

絵を描くということはただ単に手先を操ることではないんです。やっぱりそこに思いの丈を塗り込めるというようなものなんですよ。それが入っているか入っていないかで絵は変わる。(中略)まったく同じ線でも、そこにエネルギーを込めてあるか込めてないかで差が出る。それを知ってなきゃいけないんです、描く人は。『才能とは何でしょう』といったら、そういうことだと思うんです。

…燃えてきませんか?

こんな言葉があるそうですが。

並の教師はただ喋る。
良い教師は説明する。
優れた教師はやってみせる。
偉大な教師は心に火をつける。

ウィリアム・アーサー・ウォード

この本はまさに「偉大な教師」です。

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2005/02/05

来月から新連載

本日発売のブンブンに予告が載っていますが、とうとう来月から新連載です。

それにしても長いですね、待ち時間。普通の漫画雑誌だと締め切りから二週間ぐらいで本が出るんですが、ブンブンは一ヵ月半かかるんですよね。ポプラ社が漫画出版社じゃないので、普通の本と同じスケジュールで作っているようです。

実際にはこれの方が正常で、漫画のほうが異常な状態らしいんですけど。雑誌を作るときにゲラ刷りという、製本する前の状態の試し刷りがあって、それが作家の手元にも送られてくるのですが。

ゲラ刷りの方が、本誌より後に送られてくることありますからね。誤植見つけても止められない。試し刷りの意味なし(笑)。

連載始まっちゃえば、どっちにしろ毎月仕事するわけだから、何週後に発売でも関係ないんですが。現在もすでに二話目の原稿が進行中。でも読み切りの時は困ったなあ。

アンケート見て連載にするかどうか検討する、と言われてたのです。普通だったら二週間後に本が出て、さらに二週間もすれば結果が見えてくる。

でも本が出るのが一ヶ月以上先だったから、結果出るまでは二ヶ月待ち。長かったこと。大体このブログを始めたのも、その待ち時間に暇を持て余したからだし。そのまま進めるのか別の企画を考えるのかも分からないから、何にもできなくて。

そんな読み切りから半年、とうとう載る日が近づいてきました。よい子のみんなは覚えててくれてるかな?(実は心配。子供の半年は長い)

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2005/02/04

ハーメルンのバイオリン弾き 14

ハーメル回顧録の14。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

この巻では、フルートに焦点を。

オルゴールの登場により、ハーメルの過去が暴きだされ、みんな精神的にいっぱいいっぱい。厳しいエピソードが続きます。そんな中ハーメルに、スフォルツェンドに帰れと言われたフルート。大ショック。みんなと別れてとぼとぼと。とうとう行き倒れ寸前に。

そしてトロンに拾われて、ハーメルのことが好きなんだろー? と問い詰められて、はっと気付いて。前を向いて立ち上がる。ヒロインとして大車輪の活躍。

いえむしろ、ヒロインとしてはちょっと異色。読み返してて感じたんですが、少年漫画のヒロインじゃない。これは少女漫画の主人公のようだ。

ハーメルは女性読者にも人気がありました。まあ、キャラクターを並べてみれば、かっこいいにーちゃんがたくさんいるから、別に不思議じゃないのです。そういう少年漫画は他にもたくさんあるし。ただ、まだサイザーは分かるとして、フルートも女の子たちに評判が良かったのは、珍しいケースじゃないかなあ。

同性に好かれるキャラと、異性に好かれるキャラは若干違います。同性は親近感で見るし、異性は憧れの目で見るから。そして作家にとって描き易いキャラもそうなります。身近な同性と憧れの異性。

憧れの同性は、自分の憧れを反映させれば描けるから、異性の読者にとって身近な異性を描くのが、作家にとっては一番難しいことになる。女性作家が男受けのする男性キャラを描くのと、男性作家が、女受けのする女性キャラを描くこと。

ただ最近ではデータも貯まっているので、いくつかパターンが開発されてて、そのテンプレートに沿ったキャラなら何とかなる。サイザーなんかはそれに近い形だから、まだ分かる。でもフルートは異色。

女の子の内面も掘り下げて描こうとしてるのが良かったのかな、と。この巻ではそれがよく出ていて、フルートの心の揺れ動きが描かれてる。

当然女性ほどには女心に通じているわけじゃないんでしょうけど、それでもその部分が描かれていることが女性読者にとって入りやすかったんじゃないかな、という推測。実は僕はわりと少女漫画を読む口なんですが、読める漫画がそのパターン。男の子の気持ちがちゃんと描いてあるやつなら読める。

ナベ先生は別に少女漫画を読んで育ったわけじゃないし、どうしてそういう感覚なのかは不思議なんですが。

でも、そう言えば。溝渕さんと仕事中、おかしな遊びをしていたな。顔から火が出るような恥ずかしいラブコメを考えようという遊び(笑)。ペンネームもこっぱずかしいの考えてたけど、なんだっけ……?

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2005/02/03

vsシリア 熾烈を極める

ほんとに熾烈でしたね。日本代表vsシリア、3-0。試合がではなくて。

試合も親善試合としては締まった内容でよかったと思うのですが、なんと言ってもポジション争いが、凄いヒートアップ。どうなってしまうんでしょう。無風区なの、両アウトサイドだけ。

まず肝心のFW。何しろわが玉ちゃんがどうなるか。この間の試合でアピールして、僕も鈴木選手より働いてますよ、と書いたら、鈴木選手の意地が爆発。先制点。簡単には引かないな、この男。そこで、じゃあ玉ちゃん駄目だったかと言えばそんなことは無くて、解説の金田さんが思わず唸るプレーの数々。絶好調。

ここは海外組、高原選手を外すかと思えば、なんか向こうで調子いいらしいですね。八百長試合が話題になってますが。今回は呼ばないみたいだけど、大久保選手も頑張っている。凄い熾烈な争い。

DFではこの間、松田選手にエールを送りましたが、そしたら宮本選手が追加点。試合も無失点に抑えて、十分な働き。ううむ。

攻撃的MFでは小笠原選手。去年は代表になるとどうもいまいち働かない印象でしたが、この二連戦で猛烈アピール。最後も難しいシュートを決め。このポジション、3-5-2なら当然一人しか出られないわけですが、中田英、中村選手の争いに割って入る勢い。

中田英選手は怪我明けで、コンディション上がってないし、ここは中村選手で決まりだね、と思ってたんですが、分からなくなってきた。解説陣も、ムリに使わなくてもいいんじゃないかと、小笠原選手をプッシュ。どうするんでしょう、最終予選第1戦。

さらに、こっそりボランチの争いも。新海外組、中田浩選手。この間阿部選手を押しましたが、考えたら同じ理由で中田浩選手でもいいんだ、と気付く。CBをこなせるぐらい守れて、カバーリングに長けている。しかもこちらはジーコ監督の評価を考えても可能性大。

でも、小野選手はリハビリ上手くいって戻ってこれそうで、稲本選手も調子よい。遠藤、福西選手がきっちり働くのも実証済み。

ワールドカップ予選が始まった頃、ジーコ監督は海外組えこひいきで新戦力発掘を怠っている、と叩かれていたのが嘘のよう。凄い競争になってきました。

後は4バックの時の左SBだけは、なんとか……。

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2005/02/02

白熊くん大ピンチ

ニュース3段オチ。

分散コンピューティングを使った史上最大規模の気候シミュレーションで、温室効果ガスの影響による地球温暖化を予測したところ、世界の平均気温が最大で約11度上昇する可能性があるという結果が出た。従来考えられていた上昇温度の約2倍にあたる。 WIRED NEWS 1/27
地球温暖化による社会経済への深刻な影響を防ぐには、日本は2050年までに、温室効果ガス排出量を1990年レベルから最低でも70%は削減することが必要になるとの研究結果を、東京工業大の蟹江憲史・助教授と国立環境研究所の共同研究チームが31日までにまとめた。 共同通信1/31
世界自然保護基金(WWF)は29日、地球温暖化が急速に進んだ場合、20年以内にホッキョクグマ(シロクマ)やアザラシの仲間など北極の多くの生物が絶滅する危険性があるとの研究結果を発表。十分な対策が取られなければ2026年には地球上の気温が1750年当時と比べ、平均2.0度上昇すると予測。 共同通信1/31

やばい、しろくまくんが! こないだのNHK人間ドキュメントで、可愛い白熊くん見て癒されてたばっかりなのに。

温暖化が予想より深刻で、その対策が予想より大変で、そうなると極地域の生態系が大ピンチ、というニュース。なんとなくそうなんじゃないかという予感はあったのですが。

人類の英知が今後、試されていくわけですね。どうやって社会全般を対応させていくか。

とりあえず、寒いけど暖房を控えるかなー。キュートなしろくまくん達のために。

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2005/02/01

Myエヴァンゲリオン

こないだの仕事中のこと。音ないと寂しいなと思って、CATVをつけてチャンネル回していると、エヴァがやっていて。なんだ、このシーン、見たことないぞ、と。

番組表を確認して分かりました。確かに見てません、第22話。

実は漫画やアニメに対して、かなりの癇癪持ちなのです。ひろし火山といった感じ。今でこそ大人になってあまり噴火しなくなりましたが、あの当時は活火山。当然付き合わされる周りの人は迷惑なので、止められたんですよ、エヴァ見るの。

本放送のときはちゃんと見てなかったのです。話題になってるなーと見てみたら、男の子がひたすら電車に乗っていた(笑)。何だこれ、面白いんか? とそれっきり。

その後大ブームになり、どうも面白いらしい、と。でも頭全然見てないから、終盤だけ見るのもなー、と思っていたら最終回。なんかみんながおかんむり。

で、映画の時に再放送されたのを録って見ていたのですが。確かに面白い。でもどうも最後はアリャリャになるらしい。「どこまで見ましたか」と聞かれたので、「トウジの足が潰れた」と言ったら、「そろそろその辺で止めといた方が」というアドバイス。こうしてひろし火山大噴火、大災害は未然に防がれたのですが。

でもせっかく面白かったのに、オチ見れないなんて。仕方ないので脳内補完計画、別名勝手な妄想を。一応漫画家ですから、あれだけ材料揃えてくれれば、いくらでも続きは妄想できる訳で。以下、そのMyエヴァンゲリオン。

もう嫌になって逃げ出したシンジ君ですが、みんなのピンチに帰ってくるわけですよ。んで、とーちゃんが、「ここはもうお前の来るところじゃない」とか何とか、例の威圧的な態度で言い放つわけですが、そんなの無視。そろそろ成長して、自分の道は自分で決めないと。

「初号機、出ます!」とシンジ。みんなは司令を無視していいのかな、と思案顔。そこに加持さんやって来て「行かせてやりなよ。もうそれしかないだろう?」と後押しするセリフ。その言葉にみんな我に返って、初号機発進準備。例の調子で盛り上げて、初号機発進。

さて、最後の使徒がやって来て、これがまためっちゃくちゃ強いわけですよ。で、みんなやられて、このままでは全滅だと。しかし、シンジ君はもう覚悟を決めているので、ここで引くわけにはいかない訳で。その思いが初号機に乗り移り、謎のフルパワーが炸裂。最後の使徒を道連れに!

最後の使徒を道連れにした現場は、核爆弾でも落ちたかというクレーターになって。その中心にすっかり溶けて原形を留めていない初号機の残骸。みんながシンジの死を悲しんでいると、微かな生命反応が。

それを知ったレイが、壊れかけの零号機で残骸をひん剥いていくと。中には無傷で残っているエントリー・プラグ。お母さんの愛が守ってくれた訳ですね。ここに使える伏線、実はたくさんあるですよ。碇司令が火傷も省みずエントリー・プラグを開けたとことか、「笑えばいいと思うよ」とか。

レイが火傷も省みず、プラグを開けると、そこに無傷のシンジが。そこでここまで溜めに溜めてた最高の笑顔を描いて、シンジに飛びついて大団円。

そこまでやるには、二人の関係がちょっと薄いような気がするけど、それは遡って補強するとして。とーちゃんも眼鏡を抑える例の仕草をしながら、空を見上げて「お前が守ってくれたのか……」と天国のかーちゃんに呟いてみたり。

というような、ベタベタの展開で補完してあるわけですが、妄想エヴァンゲリオン。好きなんですよねー、こういう力尽くの展開。

……でも、違うんですよね?(漫画版、怖くて読んでない)

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