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2005/01/21

昔見たあの…

悲しい話なので匿名です。皆さんもこんな漫画の一つや二つ、思い当たると思うので、それの事だと思ってお読み下さい。

仕事の最中、昔見た漫画をふと思い出したのです。妹が借りてきた少女漫画雑誌に載ってた短編。何かすごく感じるものがあって、印象に残っていて。

あれって今手に入るだろうかと、試しに検索。便利な世の中になったものです。古本屋で一冊発見。即購入。

ただ、そうやって探している過程で、既刊リストを発見、その作家さんがどうなったのかを知ったのですが。単行本一冊でその雑誌を離れて、転々として。で、最近はもう描いてないらしい。うーむ。身につまされる話だ。人事じゃないからな。

漫画はどうしても数を売らなきゃ成り立たないので、ちょっといいなと思ってても、それが生き残るとは限らない。俺は必ず買うのに、と思ってても同好の人が大勢いないと。

そうなると作るほうも数売れそうなものを考えないと駄目なので、一風変わったものとか、ちょっといい話とかは、なかなか世に出なくなっていく。「あれ、この先生なんで同じ雑誌に二本描いて……。え? 別の人!?」というような事態も発生。

届いたものを見たら、確かにその人にも問題があるのです。あの時は素人だから分からなかったけど、今だとよく分かる。人称がコロコロ変わってて読みづらいのと、演出として隠さなきゃいけないものがネタばれになってるのと。ただ、心惹かれた理由も分かって、惜しいなあと。

ネタは普通の少女漫画なんですが、この人女の子だけじゃなくて、相手の男の子の気持ちも克明に追っている。しかもその気持ちの描き方が上手い。それに惹かれたんだけど、ただ、作者本人もそこを考えるのが好きなんでしょう、全部見せちゃってる。

二人の気持ちがすれ違ってる様が詳細に描かれているので、ハラハラ感が全然ない。雰囲気はいいのになー。くっつくのが見え見えになっちゃってるんだよな。

ネームの失敗としてはよくあることなんですよ。考えてるほうは楽しくなっちゃってるから、思いついた事全部見せなきゃいけないような気になってしまう。自分だけが判ってればいい事は、隠してしまった方が面白いということに気付くと、直る。

もう少しこの人の漫画見てたかったな。いや、リアルタイムじゃ見てないですけどね、その一本しか。でも、もう少し描き続けてれば、それに気付く瞬間があったかもしれないのに。そしたら、登場人物の気持ちを細部にわたって想像出来るという事は、すごい武器になったのに。

漫画界にもう少しゆとりがあればそういうことも起きるのにな。

つーかね!? ついてた担当編集、ヘボすぎじゃよ。こんな初歩的ミス、指摘できないなんて。それで今頃重役椅子でふんぞり返っていたりするんじゃあるまいな。むかつく。新人の読みきりネームなんて、時間あるんだからいくらでも叩いて直せるじゃん。砥石がきめ荒くちゃ刀は研げねーっつんだよ。それでもプロか。くっそー。

口惜しさのあまり、八つ当たり。あーあ。

皆さんにもいませんか? ちょっと好きだったのに、という作家さん。

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